生員

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生員(せいいん、満州語ᡧᡠᠰᠠᡳ, šusai)とは、中国明朝及び清朝において国子監の入試(院試)に合格し、科挙制度郷試の受験資格を得たもののことをいう。生員となったものは、府学・県学などに配属される。また、秀才と美称され、実質的に士大夫の仲間入りをしたことになり、徭役免除などの特権を得た。なお、諸生(しょせい)とは童試の中の最初の二つの試験である県試府試に合格したもののことを差すが、院試には合格していないので科挙の受験資格は得られていない。

郷試に合格するのは毎回400人程度であるのに対して、諸生は50万人もいたとされている。

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