平朔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2013年4月17日 (水) 00:46; KLBot2 (会話 | 投稿記録) による版 (ボット: 言語間リンク 1 件をウィキデータ上の d:Q10281443 に転記)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

平朔(へいさく)とは、古代中国の太陰太陽暦におけるの始めの日(1日・朔日・ついたち)を決めるための計算方法の一つ。恒朔ともいう。の満ち欠けの周期の長さ(朔望月)の計算をもとに、できるだけを含む日を1日となるように大の月(30日)・小の月(29日)を配当していった。

平朔では、日月の運行の遅速は考慮に入れられていない。このため、真のを含む日が晦日(月の最後の日、29日か30日)や2日になることもある。この場合、日食が晦日や2日に起こることになるため、後の暦には定朔が導入された。