ジピベフリン

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ジピベフリン
Dipivefrine.svg
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
販売名 Propine
Drugs.com 国別販売名(英語)
International Drug Names
MedlinePlus a686005
胎児危険度分類
  • US: B
識別
CAS番号
52365-63-6 チェック
ATCコード S01EA02 (WHO)
PubChem CID: 3105
DrugBank DB00449 チェック
ChemSpider 2994 チェック
UNII 8Q1PVL543G チェック
KEGG D02349  チェック
ChEBI CHEBI:4646 チェック
ChEMBL CHEMBL1201262 ×
化学的データ
化学式C19H29NO5
分子量351.437 g/mol
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ジピベフリン: Dipivefrine)はアドレナリンプロドラッグであり、開放隅角緑内障の治療に用いられる[1][2]。0.1%点眼剤として使用することが出来る。

作用機序[編集]

角膜に点眼した場合、浸透して、エステラーゼによりアドレナリンに加水分解される。アドレナリンになると、α1受容体刺激により毛様体血管が収縮するため、眼房水産生が抑制される[3]。また、毛様体上皮細胞へのα2受容体刺激によっても眼房水の産生を抑制する[3]。さらには、β2受容体を刺激して、ブドウ膜の血管を拡張したりプロスタグランジンの産生を増加させることにより、ブドウ膜強膜流出路からの眼房水の流出を促進する[3]。このため、眼圧が低下する。

なお、隅角や前眼房が浅いなど眼圧上昇の素因を持つ患者に用いると、副作用として急性閉塞隅角緑内障を発症する恐れがある[3]

出典[編集]

  1. ^ KD Tripari MD. Essentials of Medical Pharmacology (5 ed.). Jaypee Brothers Medical Publishers(P) Ltd.. p. 88. ISBN 81-8061-187-6 
  2. ^ 竹内孝治、岡淳一郎『最新基礎薬理学』廣川書店、2011年、51頁。ISBN 978-4-567-49452-6
  3. ^ a b c d 竹内孝治、岡淳一郎『最新基礎薬理学』廣川書店、2011年、82頁。ISBN 978-4-567-49452-6