マッコーリー島
座標: 南緯54度35分41秒 東経158度53分44秒 / 南緯54.59472度 東経158.89556度
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マッコーリー島 | |||
英名 | Macquarie Island | ||
仏名 | Ile Macquarie | ||
面積 | 12,785ha | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
IUCN分類 | Ia(厳正保護地域) | ||
登録基準 | (7),(8) | ||
登録年 | 1997年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
マッコーリー島、マッコリー島(マッコーリーとう、Macquarie island)はオーストラリア領の無人島で、タスマニア州に属する。1997年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された[1]。
概要
マッコーリー島はタスマニア島の南東約1400km、オークランド諸島の南西約630kmに位置し、本土のオーストラリア大陸及びタスマニア島よりも、ニュージーランドに近く位置する。全長約34km、幅は最大5kmという細長い島である。狂う50度の暴風にさらされているため木が生えず、島には草原が広がっている。
一方でペンギンの大規模繁殖地であり、島内では数種類のペンギンを抱える。またアザラシも数種抱える。これらのペンギンやアザラシは20世紀初頭までに乱獲が行われ、その数が激減したが近年の保護活動によりある程度回復した。
現在では一般人の観光目的での立ち入りは固く禁じられている。
非常に雨が多く、世界の気象台統計データによると年間の降雨日が約307日と世界で最も多かった。※0.1mm~1.0mm以上の降雨があった日を1日として集計したもの(調査年:1961年~1990年)
インド・オーストラリアプレートと太平洋プレートの境界に当たり、島の東側は水深約5,000mの深海まで急激に落ち込んでいる。地震も多く、2004年にはM8.1の地震が発生した。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
- (7) ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
- (8) 地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
ギャラリー
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マッコーリー島の位置
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マッコーリー島の海岸
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ロイヤルペンギンの繁殖地
脚注
- ^ “デジタル大辞泉の解説”. コトバンク. 2018年3月31日閲覧。