6号機 (パチスロ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
パチスロ > パチスロ機種 > 6号機 (パチスロ)

パチスロにおける6号機(ろくごうき)とは、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律第20条に定めのあるところにより、国家公安委員会が定めた遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の2018年2月1日付改正以後に、保安通信協会(保通協)等の指定試験機関によって行われる型式試験に申し込みを行い合格したパチスロ機を指す言葉である。

最初にホールデビューした機種は2018年10月1日より導入が開始された『HEY!鏡』(大都技研)である。

概要[編集]

5号機より検定基準が厳しくなり、短期〜長期出玉率各項目の上限が抑えられたほか、新たに1600Gの短中期出玉率が加えられて出玉性能が更に制限された。 一方で、5号機末期の5.9号機時代に有利区間の概念を導入した際に、「出玉制限はするのに吸い込み制限はしないのか」という批判が相次いだことから、6号機では短期〜長期出玉率の各項目に下限が定められている。

また、ノーマル機におけるボーナスゲームの最高払い出し枚数も5号機の最大480枚から最大300枚に規制強化されており、獲得枚数は1枚掛けの場合、280枚が最高となる。

5.9号機時代の内規として採用された有利区間の概念も引き継がれ、一回あたりの有利区間の長さは最長で1500G、出玉は最高で2400枚の制限が新たに追加されている。

一方で、5号機時代の自主規制が一部撤回され、AT機の開発が可能になり、1G当たりの純増枚数制限が2.0枚から無制限となったほか、通常区間と有利区間の滞在区間比率が撤廃されたため、遊技の大半を有利区間とすることにより天井機能が復活した。 これにより、一撃の出玉には制限はあるものの、5号機時代より短時間でまとまった出玉を獲得することが出来るメリットもある。さらに、有利区間終了後の通常区間から有利区間へ移行した後の滞在区間を引き戻しゾーンに利用することで、理論上は一撃2400枚以上の出玉を獲得することが可能である。

6号機は業界内外からの期待を持って登場したが、初当たりが重いために初当たりまでの初期投資が多い割には出玉性能が低下したので、低設定だと5号機以上のハマりは日常茶飯事で、5.5号機時代からの悪い流れを解消出来なかったため、一部の機種を除いてユーザーからの支持は得られていない。

6号機からは、型式名の先頭にSを付けるようになった。
例「SアイムジャグラーEX-TP」「S/CCエンジェル/CA」「S ANEMONE FF」

歴史[編集]

6号機初期[編集]

初めての6号機として登場した「HEY!鏡」は、1Gあたりの純増枚数が最高でも3枚であった5号機のATと比較し、1Gあたり5枚と発表され注目を集めた。しかし、後述の短期出玉率上限に抵触しないよう、AT引き戻しゾーンでは出玉が減少し、トータルで判断すると1Gあたり2枚程度に落ち着いている。6号機初期には、このような瞬発力のあるATゾーンと出玉が減少する出玉減少区間を繰り返す台が見られた。

その後、2019年3月に大都技研より登場した「Re:ゼロから始める異世界生活」では、1Gの純増枚数が8枚と、4号機時代に匹敵するような超高純増機が登場。この機種ではAT中の出玉減少区間はなく、一度大きく上乗せをすれば300Gあまりで有利区間を完走できる(2400枚を獲得出来る)機種として人気となった。しかし、メインAT突入を掛けたCZがほぼ規定ゲーム数の消化からしか発動せず、加えて有利区間開始ゲームからの200ゲーム間前後はCZ当選規定ゲーム数の振り分けが存在せず、確定役やフリーズ等を除いて当選すら不可能な無抽選区間を設置しており、これを出玉減少区間と兼ねるかたちで設置して克服している。

しかしながら、6号機の高純増AT機は後述の短期出玉率上限に抵触しないように作る必要があることから、ATの種類に応じて押し順ナビ発生率を変えて純増枚数のスピードを変える「純増変動型AT機」が登場。このタイプでは、出玉減少区間や無抽選区間なしで、高純増ATを実現しているが、1600G出玉率上限に抵触しないように作る必要があることから、AT後に直ぐに当たる機種を作ることは非常に困難であった。

2019年後半になると、短期出玉率上限をほぼ無視出来る純増3枚前後の低純増AT機の機種が登場し、以降は低純増AT機が6号機の主流となる。

低ベースAT機の登場[編集]

6号機のAT機は、長期出玉率の下限規制をクリアするためにコイン持ちが千円ベースで50回転前後の高ベース機が多いが、一部では5号機時代のゼロボーナスとアクセルATを応用し、千円ベースで35〜40回転前後の低ベースAT機も登場している。これらの台は、「ペナルティボーナス」を搭載することで、長期出玉率17500G下限60%をクリアしている。

ペナルティボーナスは、一部のリールフラグで当選しやすく、ペナルティボーナス中はコイン獲得と減少区間を繰り返し、規定枚数獲得で終了する。また、ペナルティボーナスはコインが減少するだけでなく、天井ゲーム数が延長されたり、最悪天井ゲーム数がリセットされるなどの影響がある。メーカー側の説明不足も相まって、5号機に慣れ親しんだユーザーや初心者には不評で、ホールでは混乱を来たす原因となった。

一方で、ペナルティボーナスにはメリットもあり、低ベースAT機本来の吸い込みを抑制する役割も持っているので、ペナルティボーナスを複数回当選することで機械本来の機械割低下を抑える効果があるため、低設定の下振れ回収台かどうかを判断するには非常に有効な方法でもある。

しかし、初期に登場した「チェインクロニクル」(サミー)は版権物で、AT中の楽曲が著作権に引っかかるためプレイ動画をYouTubeなどの動画サイトでは投稿しにくく、以降に登場した機種でも同様のトラブルが頻発に起きたことから、ペナルティボーナスの有用性が一般的には普及しなかった。

その後、「天晴!モグモグ風林火山 全国制覇版」(NET)では、押し順ナビ1枚役でペナルティボーナスを回避する方法が確立し、以降の機種でこの方法が採用された。

6.1号機の登場[編集]

高ベースAT機が軒並み不評だったこと、ペナルティボーナス搭載ベースカットAT機のトラブルが頻発したことから、6号機の問題の是正を目的に、6号機の仕様から一部改訂された6.1号機が制定された[1]

主な改訂内容はペナルティ規制の緩和、リール・ボタンの演出の緩和、擬似遊技の復活等である。ベースカット対応ナビを搭載することにより、前述のペナルティボーナスを搭載する必要がなくなり、低ベースAT機の開発も可能となった。6.1号機の最初の機種は、2020年8月にホール導入される『戦国コレクション4』(コナミアミューズメント)である。

また、6.1号機ではベースカット対応ナビを搭載せずに、いわゆるリアルボーナスを搭載したA+AT機が登場した。このタイプでは、リアルボーナスの出玉分を通常時にベースカットすることで初当たり確率を改善しており、従来のA+ART機に近い打感を実現している。

ノーマル機の登場[編集]

AT機以外のノーマル機、ART機については、前述の通り、5号機時代よりボーナスゲームの払い出し枚数が減少しているため、6号機の登場当初から2020年まではごく僅かにとどまっていた。

5号機の完全撤去が2021年11月(後に2022年1月に変更)に決まったことにより、5号機ノーマル機との入れ替えが迫った2021年より各社から登場するようになる。

規制緩和へ[編集]

6号機は登場当初から5.5号機時代の保通協の実射下限試験をそのまま採用したため、高ベースで初当たりが重い機種が非常に多く、AT機は当選率を軽くするために突破型ATの機種を作る以外に方法が無かった。また、低ベース機を作るにしてもペナルティボーナスを搭載する以外に抜け道が無かった。

6.1号機のAT機に至っては、ペナルティ規制緩和によって通常時のナビ役でのベースカットが可能になったものの、出玉性能は6号機初期の機種から改善したとは言い難く、吸い込みと出玉のバランスがかえって悪化した。6.1号機のペナルティ規制緩和が現行の試験方式では無意味となっていたからである。

更に、6号機特有の突破型ATのハードルの高さ、1600G出玉率上限の厳しさによるユーザーの不満が非常に多く、高純増機はAT終了後の無抽選区間の存在によって即ヤメ放置が常識となり、ホールの低設定稼働も相まって稼働の低下が日常茶飯事となり、ハイエナ行為がホールでは深刻な問題となっていた。

5号機の高射幸性機種の撤去が順次開始された2020年の段階で、6号機は完全に行き詰まっていたのである。

そのための打開策として規制緩和を打ち出すことになる。2020年10月15日より保通協の実射下限試験が従来のフリー打ちから旧5号機AT機以前の押し順ナビに従う形へ戻ることになった。

2014年9月16日の変更時は、高射幸性化が進んだ旧5号機AT機を規制するために行われたが、抜け道として高ベースAT機の開発を許すこととなり、5.5号機では「通常遊技中の最低シミュレーション出玉率が1未満」というルールを制定してまでAT機を完全消滅。結果的に、5.5号機以降は初当たりが重くなり、ART機では2.0枚以下に抑えられた純増枚数に加えてARTの準備期間に伴う出玉減少の存在が、6号機のAT機に至っては突破型ATの存在と高純増機特有の無抽選区間の存在が多くのユーザーには受け入れられなかったのである。

型式試験の変更により、以降通過した機種では1枚役等でのベースカットが可能になったことによってベースカットナビ役が不要となり、初当たり確率の改善、吸い込みと出玉のバランスが従来機種と比べてある程度は改善された。それでも6.1号機初期の機種と比べてベースカットに限界があるため、さらなるベースカットの実現には旧5号機では主流の左打ち固定方式にする必要があった。これによって、5号機並みの低ベースを可能とした機種が登場するようになるが、それと引き換えに、従来の変則打ちではペナルティ扱いとなるため、ペナルティ回避方法を開示する必要がある。

有利区間ゲーム数延長へ[編集]

型式試験改正により改善された6.1号機ではあるが、それでも規制緩和が不十分であることから、2021年4月に内規変更が発表され、有利区間が最大1500Gから最大3000Gまで拡張された。有利区間内での最大獲得2400枚は据え置きとなる。

最大3000Gまで拡張されたことにより、純増2枚前後の超低純増機種やART準備期間が必要なART機でも、有利区間が強制終了されずに有利区間内でメダルを取り切れることが可能になった。また、有利区間ゲーム数の延長により、ハマりと吐き出しのバランスが改善され、6号機のゲームシステム破綻の元凶となっていた突破型ATを作る必要が無くなった。

有利区間最大ゲーム数の変更に伴い、6.1号機とのスペックの違いから、有利区間最大3000G採用の機種は便宜上6.2号機という名称が与えられることとなった。

5+1段階設定の登場[編集]

6号機は短期~長期出玉率各項目の上限だけでなく下限も厳しく規定されたことにより、5号機時代よりも検定基準がさらに厳しくなっている。

さらに、型式試験を受けるための必要な経費が非常に高く、再試験になるとさらにコストがかかるため、特に中小メーカーにとって型式試験を少ない回数で合格するか否かは経営問題にも直面する。

その対策として考えられたのが、6段階設定のうち1つの設定を犠牲にして意図的な出玉設計をすることによって型式試験対策をするという方法を模索し始めたのである。この犠牲にした設定は、開発者側が意図的に出玉が出ないように機械割を抑えており、6号機で規定されている下限域を越えないような出玉設計になっている。当然ながら、フリーズによる当選や確定役での当選は無く有利区間完走もしないので、6号機で規定されている出玉率上限にも引っ掛からない。これにより、他の設定に高い機械割を割り当てることが可能となり、初当たり確率や出玉バランスが従来の6号機と比べて改善されている。

この方法では400G出玉率上限を超えないようにするために純増枚数を抑える必要があるが、「S新世紀エヴァンゲリオン 魂の共鳴」(ビスティ)や「Sマクロスフロンティア4」(三共)のように、純増枚数の増加に伴って設置されている減算区間において、毎ゲーム抽選というパチスロ業界の不文律を無視して、確定役やフリーズでさえ一切抽選しない完全無抽選区間を設定Lに搭載することで克服している。

この設定はホールでの運用を想定していないイレギュラーの設定であることから、5+1段階設定として通常の6段階設定とは区別されている。

試験対策用設定自体は5号機時代から採用されてはいたが、6号機時代に入って初めて採用されたのが「パチスロ アイドルマスター ミリオンライブ!」(ビスティ)である。この機種は急遽6.1号機仕様かつ設定2を試験対策用として作り直したために、設定2確定演出を用意出来なかったことなど作り込みの甘さが目立ち(但し、スイカ当選率やバレンタインデー画面示唆等で設定2の判別は一応可能)、ホール側が回収台として設定1ではなく設定2を使用したことも相まってユーザーからの反発を招いたのである。

その後、「S鬼浜爆走紅蓮隊 狂闘旅情編」(ベルコ)ではさらに機械割を下げた設定Lを用意して5+1段階設定とした。設定Lの機械割が4号機時代の設定1よりもさらに低く、パチスロユーザーを殺す鬼畜仕様であることから、設定L使用時は下パネル消灯等で分かりやすい対策をしており、ユーザーが触らないように配慮をしている。

有利区間ゲーム数の3000G延長に伴い、以降は設定Lを搭載した5+1段階設定の機種が登場するようになる。しかしながら、設定Lのようなイレギュラーの設定はユーザー、ホール双方にとってデメリットでしかなく、運用するにしてもホール側のモラルが問われることになる。イレギュラーな設定の運用によりSNS上で拡散されて、店のイメージダウンに繋がるリスクを伴うからである。

本来、パチスロはギャンブルではなく遊戯であり、ホールは6段階ある設定を上手く配分して、ユーザーが遊戯して出玉を出しながら、同時に機械代等を回収してホールを運営するというパチスロ業界の不文律がある。その不文律を無視してまで、回収目的で設定Lを使用するホールも実際に見られており、結果的にホール側のモラルを疑う事態が発生することとなった。

多くの5+1段階設定機種は、下パネル消灯等でユーザーが触らないように配慮をしているが、今後登場予定の「Sマクロスフロンティア4」のように設定Lに完全無抽選区間を搭載し、対策も施さない危険な台もあるため打つ場合は注意が必要。尚、設定Lについて、三洋物産の場合は「設定-」という名称を使用している。

メダルレス機の登場へ[編集]

2021年10月1日に内規変更が発表され、同日より保通協試験へのメダルレス機の持ち込み申請予約が開始された。

メダルレス機は、メダル枚数やクレジットをカードリーダーとパチスロ機で管理することにより、メダルが不要であるのが特徴である。メダルを入れる作業が無くなり、その分の時間をプレイに回せること、メダル詰まりやホッパーエラー等の機械トラブルが起きにくく、保守管理が従来機と比べて簡易化されるというメリットがある。

また、今回の内規変更では、メダルレス機のみ有利区間のゲーム数上限が撤廃される。但し、従来通り有利区間から通常区間への転落の概念は残り、最大獲得2400枚は据え置きとなっている。

有利区間が終了する条件は不明だが、AT終了後も有利区間が継続した場合はモード状態の引き継ぎが可能となるので、従来機のようなAT終了後の有利区間再突入時の完全デキレが若干緩和される可能性はある。

5.9号機時代に導入された有利区間の概念は、有利区間と通常区間とを行き来するシステムで、このシステムは難解かつARTないしATの性能や当選云々が有利区間突入時に全て決まるため、あまりにもデキレが強すぎることからパチスロユーザーからは不評である。特に「Sモンスターハンターワールド」(エンターライズ)に至っては、有利区間内でMB役ないしベルナビ発生で通常区間へ転落することが可能かつ有利区間突入時のランプ点灯をAT以外では点灯させなくてもよいという6号機のシステムを利用して、有利区間突入後の最初のクエスト失敗時の約50%で強制的に通常区間へ転落させるという「スロッター殺し」の悪意あるシステムを搭載したために、ユーザーからの猛烈な批判を受けることとなった。このように、有利区間の概念は出玉上限以上にパチスロのゲームシステムを大きく損なうことから、撤廃を訴えているユーザーは非常に多い。

ところが、政府が2024年度の上半期をめどに、千円札、5千円札、1万円札の新札(新紙幣)を発行することを発表したことにより、ホールは両替機やカードリーダーの切り替えを余儀なくされることから、2024年の新紙幣の導入タイミングでメダルレス機への切り替えを計画しており、メダルレス機の導入を条件に有利区間ゲーム数撤廃を認可する方針が打ち出されたためである。

尚、メダルレス機は便宜上の6.2号機とのスペックの違いから、便宜上6.3号機という名称が与えられることとなった。

主な仕様上の特徴[編集]

風営法による出玉率規制による影響[編集]

  • 短期出玉率400G上限220%による影響(5号機は300%)

ノーマル機の払い出し枚数の大幅低下。AT機の純増枚数に影響し、高純増AT機ほど影響を受ける。低純増AT機には影響が少ない。

  • 短期出玉率400G下限33%による影響(5号機は設定なし)

33%という数値は毎ゲーム3枚インに対して1枚払い出しした場合の数値を基にしている。5号機時代は吸い込みスピードの速いアクセルAT機が登場しており、アクセルATを封じるために設定されたと言っても差し支えはない。これにより、6号機ではアクセルAT機の開発が不可能となっている。高ベース機が多い6号機初期の機種では影響は少ない。

  • 短中期出玉率1600G上限150%による影響(5号機は設定なし)

AT機の一撃獲得枚数に大きく影響。有利区間の数値はこれに基づいた仕様となっており、有利区間内での最大獲得枚数が2400枚に設定されているのはこのためである。一撃2400枚の出玉 獲得では1600G上限150%をオーバーしてしまうが、有利区間完走後に減少区間を挟むことにより上限内に収まる。ただし、1回の有利区間内で2400枚を確実に取り切れる(=完走できる)機種ばかりとは限らず、よほどの引きがない限りその枚数に到達するまでに有利区間が終了してしまう機種も多い。

  • 短中期出玉率1600G下限40%、中期出玉率6000G下限50%による影響(いずれも5号機は設定なし)

5.5号機時代に登場した『BLOOD+』と『ラストエグザイル 銀翼のファム』は天井無しとハマりゲーム数は実質青天井で、5.9号機に至っては有利区間の概念により完全にハマりゲーム数が青天井だった反省から新たに設定された項目である。後述の長期出玉率17500G下限60%により、高ベースの6号機初期の機種では影響は少ないが、天井付近の当選履歴でハマり過ぎている回収台の場合はボーナスやATでメダルを出さないと下限に引っかかりやすい数値となっている。天井無しのノーマル機では下限が設定されたことにより、1600Gが実質的な天井と解釈することもできる。

  • 長期出玉率17500G下限60%による影響(5号機は55%)

6号機のAT機はペナルティボーナス搭載機種を除き、千円ベースで約50G回転前後と5.9号機と比べてコイン持ちが良い高ベースAT機となっている。ベースが高いために初当たりが重く、当選率を下げるために獲得枚数が少ない突破型ATの機種を多く登場させて、6号機をダメにしてしまった元凶と言われているが、これについては5.5号機時代の実射下限試験方式を6号機においてもそのまま採用したためである。

内規による影響[編集]

  • 有利区間の概念による影響

5.9号機時代に採用された有利区間の概念は当初から大不評で、出玉制限と当選ゲーム数青天井の元凶となっていた。6号機では短中期出玉率1600G上限150%によって一撃2400枚獲得は不可能なので、制限という名の救済措置という意味合いが強い。機能は5.9号機時代のものを一部改訂した上で踏襲している。機種によってはボーナス当選後も有利区間を引き継ぐものもある。これにより、『パチスロ魔法少女まどか☆マギカ』(メーシー)の「穢れシステム」に近似したシステムのメリットが無くなる。当初からこのシステムを潰すことが導入目的とされている。

  • 天井機能復活による影響

天井による恩恵は機種にもよるが、純増枚数と残り有利区間ゲーム数と出玉制限も考慮する必要がある。大抵の機種は有利区間移行後700G〜800G前後に設定されている。また、有利区間引き継ぎに対応した機種の場合は1000G付近で天井ボーナスないし天井CZが当選するものが多い。有利区間の残りゲーム数が限られることもあり、全体的に5号機時代と比べてメリットは少ない。

初当たり確率が設定差によって大きなバラツキがあり、高設定では早いゲーム数で当選しやすく6号機特有の安定した出玉性能となっているが、低設定では5号機以上に重い初当たり確率に加えて天井ゲーム数まで行きやすく、なおかつATに突入しなければ僅かなコインしか得られない台が多く、終日を通しては極めて勝ちづらい仕様となっている。

脚注[編集]

  1. ^ 日電協がパチスロ6.1号機を解説、ベース5~10Gほど下げることも可能に”. WEB GREENBELT (2020年2月6日). 2020年8月5日閲覧。