3-メチル-2-ブテン-1-チオール
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| 物質名 | |
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別名 3MBT | |
| 識別情報 | |
| ECHA InfoCard | 100.118.632 |
CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |
| C5H10S | |
| モル質量 | 102.20 g·mol−1 |
| 外観 | 無色透明の液体 |
| 匂い | ニラ臭[1] ビールの日光臭[2] |
| 嗅覚閾値 | 0.0002ppb(水中)[3] 4-35ppt[2] |
| 沸点 | 127 °C (261 °F; 400 K) |
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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3-メチル-2-ブテン-1-チオール(英: 3-Methyl-2-butene-1-thiol)は、有機硫黄化合物の一種。ビールが太陽光や蛍光灯の光に曝されることにより生じる、いわゆる日光臭の原因物質である。
生成
[編集]ホップの苦味成分であるイソα酸の側鎖が520nm以下の波長の紫外線を受け開裂し、アミノ酸から発生したSHラジカルと結合することにより生成する[2]。淹れたてのコーヒーからも生じるが、短時間で消失するため、コーヒーの淹れたて感賦与剤としては2-フルフリルメチルスルフィドなどの代替品が使用される[4]。日本酒にも含まれると考えられている[5]。嗅覚閾値は0.0002ppb(1ppbは十億分の一)と強い臭気を持つ[3]。日本の消防法では危険物第4類第2石油類に区分される[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 井上重治『微生物と香り ミクロの世界のアロマの力』フレグランスジャーナル社、2002年8月1日。ISBN 4-89479-057-2。
- 磯谷敦子「清酒の熟成に関与する香気成分およびその生成機構について(1) -清酒の古酒の香りと老香」『日本醸造協会誌』第104巻第11号、日本醸造協会、2009年、2020年5月12日閲覧。
