2024年夏季オリンピック

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2024年夏季オリンピック(2024ねんかきオリンピック、Games of the XXXIII Olympiad)は、2024年に開かれる予定の第33回夏季オリンピック。開催都市は2017年ペルーリマで開催予定の第130次IOC総会で決定する。

開催地決定までの過程[編集]

2022年冬季五輪招致での財政不安などで候補の撤退が相次いだ反省を踏まえ、多くの都市の立候補を促すため「募集」「申請」「立候補」の3段階に分けた手順を定めた。開催に関心のある都市は申請前に、IOCと運営上の課題や計画を意見交換できる。開催都市には約15億ドルの支援金も準備する。既存施設の活用や分散開催などを認めた「五輪アジェンダ2020」が初めて本格的に適用される招致となる。

  • 2015年
  • 2017年
    • 1月 - 立候補都市による立候補ファイルの提出期限。立候補ファイルは、詳細な開催計画書を記す書類である。
    • 2月3月 - IOCの評価委員会が各立候補都市を視察する。
    • 6月 - 評価委員会が各立候補都市の評価報告書を公開する。
    • 9月13日 - ペルーリマで開かれる第130次IOC総会で開催地が決定する。まず各立候補都市によるプレゼンテーションが行われ、その後IOC委員の投票で過半数の票を得た都市が開催地に決まる。立候補都市を抱える国の委員とIOC会長は投票に参加できない。

立候補した都市[編集]

ヨーロッパ[編集]

  • フランスの旗 フランス - パリ市が 1992年大会2008年大会2012年大会に立候補したが失敗している。2024年大会は前回1924年のパリオリンピックからちょうど100年目となるため、フランスの元スポーツ大臣が立候補を見据えて競技施設の建設などに充てる準備金の積み立て計画を表明した。しかし夏季五輪招致をめぐり、オランド大統領は2014年11月6日に出演したテレビ番組で立候補するなら支持すると発言していたがイダルゴ市長は翌7日、立候補に消極的な姿勢を示した。同市長は反対の理由に経済的な負担などを挙げていた。

北アメリカ[編集]

立候補を検討していた都市[編集]

以下、人物の肩書きはいずれもその当時のもの。

アフリカ[編集]

アジア[編集]

ヨーロッパ[編集]

  • アゼルバイジャンの旗 アゼルバイジャン
  • ウクライナの旗 ウクライナ
    • キエフ - コレスニコフ副首相が、ポーランドと共催したUEFA EURO 2012の成功は2024年五輪開催地への立候補に大きく弾みがつくと声明。キエフはEURO 2012の決勝戦を開催した。またウクライナはウクライナ西部の都市リヴィウ州庁所在地であるリヴィウ2022年冬季オリンピックへの立候補も検討していたが[6]、2014年6月30日に緊迫化する国内情勢を原因に、立候補を取りやめると発表した。
  • トルコの旗 トルコ
    • イスタンブール - 2020年大会に立候補し、一時は最有力とされながらも最終投票で東京に敗れる。引き続き2024年大会にもイスラム圏初のオリンピックを目指す方針であったが、トルコオリンピック委員会のエルデネル会長は2015年2月25日、イスタンブールの2024年夏季五輪招致について「非常に難しい状況だ。おそらく立候補できないだろう」と述べ、断念する可能性を示した。最終的には政府の判断に委ねる。IOC理事でもある同会長は、現状は停滞していると説明した。

北アメリカ[編集]

立候補を取り消した都市[編集]

  • アラブ首長国連邦の旗 アラブ首長国連邦 ドバイ 
  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 サンフランシスコ
  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ワシントンD.C.
  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 サンディエゴ/メキシコの旗 メキシコ ティファナ
  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 タルサ/ ニューヨーク/ ダラス/ フィラデルフィア[8]
  • アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ボストン - 2015年1月8日、米国オリンピック委員会(USOC)はコロラド州デンバーで開かれた理事会で、15人の役員による投票の末、夏季五輪の候補都市をロサンゼルスサンフランシスコワシントンD.C.とともに候補となっていたマサチューセッツ州ボストンに決定したと発表。2015年3月24日、ボストン五輪招致委員会のフィッシュ会長は招致の是非を問う住民投票を2016年11月に実施する意向を明らかにした。反対多数の場合は招致を取りやめる考えだった。投票の対象はボストン市と同市があるマサチューセッツ州で、既に市長、州知事からの賛同を得ていたが、一方で経費面などで反対意見があり、地元ラジオ局による世論調査で支持率は36%にとどまっていた。2015年7月27日、ボストンのウォルシュ市長が記者会見で大会運営で赤字が生じた場合、市が全額を補償することに難色を示したため、立候補を取りやめた[9]
  • メキシコの旗 メキシコ グアダラハラ[10]
  • 韓国の旗 韓国 釜山
  • 台湾の旗 台湾 台北
  • ロシアの旗 ロシア サンクトペテルブルク[11]/カザン
  • イタリアの旗 イタリア - 2020年夏季オリンピック開催地が東京に決定したことを受け、レッタ首相が2024年大会を同国の都市に招致する意向を示した。
    • ローマ - 2020年大会にも立候補したが、緊縮財政により財政赤字からの脱却を進めるモンティ政権からの支持を得られず断念。しかし2013年8月にイタリアオリンピック委員会(CONI)会長が2024年大会にローマが立候補する可能性があることに言及し、さらにマリーノ市長が招致の準備ができていることを表明した[12]。2014年12月15日、首都のローマが夏季五輪の開催都市として立候補することを発表。また、CONIは2015年2月10日、ローマの夏季五輪誘致は元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロが指揮を執ると発表していたが、2016年9月21日、ビルジニア・ラッジ市長が1960年五輪で発生した借金が完済していない事、国民・市民の税負担、ローマ市の財政難を理由に開催招致撤退を発表。
  • ドイツの旗 ドイツ ベルリン [13]
  • ドイツの旗 ドイツ ハンブルク - DOSBは2015年3月16日、立候補都市にハンブルクを推薦すると発表。1936年に夏季五輪を開催した首都ベルリンとの2都市から国内候補都市を絞り込んだ。DOSBによると、ハンブルクは住民支持率が64%でベルリンの55%を上回り、国内競技団体の投票でも過半数の支持を得ていたが、ハンブルクの夏期五輪招致委員会は2015年11月29日、招致の是非を問う住民投票の結果、巨額の開催費への懸念から反対51.6%、賛成48.4%となり、過半数を得られず招致を断念すると発表した。ドイツは2022年冬季五輪招致を検討したミュンヘンが、巨額の開催費などの懸念から住民投票で賛同を得られず、立候補を断念した経緯がある。
  • 南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 ダーバン[14]/ヨハネスブルク[15]
  • ハンガリーの旗 ハンガリー ブダペスト - ハンガリーオリンピック委員会(MOB)は2015年2月6日の総会で、2024年夏季五輪招致でブダペストを候補都市として実現可能性の調査に乗り出す方針を決めた。その後2015年7月8日にMOBは開催都市に首都ブダペストが立候補したと発表。カヌー・スラロームなどの複数種目で他都市か国外での実施も検討していた。世論調査会社Ipsosの調べでは、ハンガリー国民の60%は、2024年の夏季五輪の開催地としてブダペスト市が立候補することを支持。開催の障害としては、73%がハンガリーの経済状況を挙げていたが、大会の計画書類提出後の2017年2月22日、開催費が巨額になったことを受けて国民の間で反対の声が広がり「五輪招致反対派の動きが加速し、ブダペストは必要な結束が崩れ大会の成功は望めない」事を理由に、ハンガリー政府やブダペスト市長が招致を断念することを発表。[16]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

立候補ファイル[編集]

ロサンゼルス[編集]

パリ[編集]