2020年のXリーグ

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Xリーグ 2020
リーグXリーグ
スポーツアメリカンフットボール
期間レギュラーシーズン: 2020年10月24日 - 2020年11月23日(期間短縮)
X1 Super
シーズン優勝オービックシーガルズ
準優勝富士通フロンティアーズ
X1 Area
シーズン優勝順位なし
X2・X3リーグ
第34回ジャパンエックスボウル
優勝オービックシーガルズ
  準優勝富士通フロンティアーズ
シーズン

2020年のXリーグは24回目のXリーグで、2020年12月15日に開催された第34回ジャパンエックスボウルでオービックシーガルズが社会人チャンピオンに決定したシーズン。

新型コロナウイルス感染症の流行により、春季交流戦は中止、秋季公式戦は開幕延期・期間を短縮して、無観客試合あるいは観客制限で開催するなど、2020年シーズンは様々な形で重大な影響を受けた。

概要[編集]

10月24日に期間短縮という形でレギュラーシーズンが開幕したが、新型コロナウイルスの流行によって以下の影響があった。

  • 春季交流戦の中止
  • 対面イベントの中止
  • 秋季公式戦の開幕延期・期間短縮
  • 昇降格はなし

X1・X2・X3それぞれの試合形式も以下の変更があった。

  • X1 Superは2ブロックに分かれて総当たり、各ブロック1位のチームがジャパンエックスボウルに進出する
  • X1 Areaは東日本(イースト地区・セントラル地区)と西日本(ウエスト地区)に分かれてそれぞれ交流戦として開催
  • X2・X3は秋季交流戦として開催

このほか、複数のチームが出場辞退した。

リーグ編成[編集]

2020年シーズンは、X1はSuper8チーム・Area12チーム、X2はイースト・セントラル・ウェスト、X3は東日本・西日本A・西日本Bというリーグ編成で行われた。

2021年7月30日に秋季シーズンの予定日程が発表され、秋季公式戦の開幕延期が公表された[1]

X1[編集]

ディビジョン 地区 チーム名 運営形態 ホームタウン 創設年 加盟年 備考
X1 SUPER パナソニック インパルス 実業団 大阪府門真市 1974年 1976年
富士通フロンティアーズ 実業団 神奈川県川崎市 1985年 1986年
オービックシーガルズ クラブ 千葉県習志野市 1983年 1988年
IBM BIG BLUE クラブ 千葉県千葉市 1976年 1977年
ノジマ相模原ライズ クラブ 神奈川県相模原市 2009年 2009年
東京ガスクリエイターズ クラブ 東京都江東区 1985年 1990年
エレコム神戸ファイニーズ クラブ 兵庫県神戸市 1975年 1977年
オール三菱ライオンズ クラブ 東京都八王子市 2001年 2001年
X1 AREA EAST アサヒビールシルバースター クラブ 神奈川県横浜市 1970年 1970年
PentaOceanパイレーツ クラブ 東京都八王子市 2005年 2005年
富士ゼロックスミネルヴァAFC クラブ 神奈川県海老名市 1989年 1989年
警視庁イーグルス 実業団 東京都 1971年 1972年
CENTRAL LIXIL DEERS クラブ 東京都調布市 1989年 1990年
電通キャタピラーズ クラブ 東京都港区 1977年 1989年
ブルザイズ東京 クラブ 東京都港区 1993年 1995年
BULLSフットボールクラブ クラブ 埼玉県朝霞市 1981年
WEST アサヒ飲料クラブチャレンジャーズ クラブ 兵庫県尼崎市 1978年 1979年
みらいふ福岡SUNS クラブ 福岡県福岡市 2017年 2017年
名古屋サイクロンズ クラブ 愛知県名古屋市 1980年 1986年
アズワンブラックイーグルス クラブ 大阪府 1970年 1971年

X2[編集]

ディビジョン 地区 チーム名 運営形態 ホームタウン 創設年 備考
X2 イースト ブルーサンダース クラブ 千葉県市川市 1986年
Sony Solidstate クラブ 東京都八王子市 -
横浜ハーバース クラブ - -
セイバーズ クラブ - -
ハリケーンズ クラブ 千葉県 1978年
下町ゴリラズ クラブ - -
ラングラーズ クラブ - 1983年
セントラル AFCクレーンズ クラブ 東京都八王子市 1983年
バーバリアン クラブ - -
ZERO FIGHTERS クラブ 千葉県 1983年
三菱商事 CLUB TRIAX クラブ 東京都調布市 2000年
ウォリアーズ クラブ - -
クラブオックス川崎AFC クラブ - 2009年
ウェスト 大阪ガススカンクス クラブ - -
ゴールデンファイターズ クラブ - 1992年
西宮ブルーインズ クラブ 兵庫県西宮市 1988年
ホークアイ クラブ 大阪府箕面市 1989年
サイドワインダーズ クラブ 兵庫県西宮市 1970年
トライアクシスJ-STARS クラブ 大阪府泉南郡 1985年

X3[編集]

ディビジョン 地区 チーム名 運営形態 ホームタウン 創設年 備考
X3 東日本 三井物産シーガルズ クラブ - -
KYOEIガーディアンズ クラブ - -
伊藤忠クラブWINGS クラブ - -
CLUB STEELERS クラブ - -
西日本Aブロック いそのスーパースターズ クラブ - -
リードエフォートエールズ クラブ - -
佐藤建設スタンディングベアーズ クラブ 岡山県岡山市 1980年
クラブベアーズ クラブ - -
クラブアイランズ クラブ - -
三重ファイアーバード クラブ - -
西日本Bブロック 愛知ゴールデンウイングス クラブ 愛知県名古屋市 1989年
キリックス豊田ブルファイターズ クラブ 愛知県豊田市 1974年
広島ホークス クラブ - -
トライスターズ クラブ - -
正英ブレイザーズ クラブ - -
大阪府警シールズ クラブ - -


X1 Super[編集]

X1 SuperはAブロック・Bブロックの2つのブロックに分かれて総当たり戦を行った。各ブロック1位のチームがジャパンエックスボウルへ進出した。

レギュラーシーズン[編集]

Aブロック[編集]

順位 チーム 試合数 備考
1 富士通 3 3 0 0 ジャパンエックスボウルへ
2 ノジマ相模原 3 2 1 0
3 エレコム神戸 3 1 2 0
4 IBM 3 0 3 0

Bブロック[編集]

順位 チーム 試合数 備考
1 オービック 2 2 0 0 ジャパンエックスボウルへ
2 パナソニック 2 1 1 0
3 東京ガス 2 0 2 0
4 オール三菱 0 0 0 0 出場辞退[2]

第34回ジャパンエックスボウル[編集]

オービックシーガルズ13-7富士通フロンティアーズ

オービックシーガルズが第73回ライスボウルに進出、学生王者と対決。

X1 Area[編集]

X1 Areaは、東日本(イースト地区・セントラル地区)と西日本(ウエスト地区)に分かれて交流戦を行った。感染拡大等により対戦がなかったチームもあり、順位は決定されなかった。

東日本(イースト・セントラル)[編集]

順位 チーム 試合数 備考
1 ディアーズ 3 3 0 0
2 アサヒビール 3 2 1 0
2 電通 3 2 1 0
4 富士フィルム 3 1 2 0
4 ブルサイズ 3 1 2 0
6 BULLS 3 0 3 0
7 パイレーツ 0 0 0 0 出場辞退[3]
7 警視庁 0 0 0 0 出場辞退[4]

西日本(ウエスト)[編集]

順位 チーム 試合数 備考
1 アサヒ飲料 3 3 0 0
2 みらいふ福岡 2 1 1 0
3 アズワン 3 1 2 0
4 名古屋 2 0 2 0

X2・X3リーグ[編集]

X2・X3どちらも、全試合無観客での開催となった。[5]

表彰[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2020年秋季公式戦の開催について”. Xリーグ (2020年7月30日). 2022年8月7日閲覧。
  2. ^ オール三菱が2020年秋季公式戦出場辞退、東京ガスは遠征見合わせ【プレスリリース】”. Xリーグ (2020年9月18日). 2022年8月7日閲覧。
  3. ^ PentaOceanパイレーツが2020年秋季公式戦出場を辞退【プレスリリース】”. Xリーグ (2020年9月1日). 2022年8月7日閲覧。
  4. ^ 警視庁イーグルスが2020年秋季公式戦出場を辞退【プレスリリース】”. Xリーグ (2020年9月23日). 2022年8月7日閲覧。
  5. ^ X2、X3開幕に関して、リモートマッチ(無観客試合)開催及び配信のご連絡”. 一般社団法人日本社会人アメリカンフットボール協会 (2020年10月8日). 2022年8月7日閲覧。