2019年のグランドチャンピオンシップ (独立リーグ)

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2019年のグランドチャンピオンシップ(2019ねんのグランドチャンピオンシップ)は、2019年10月5日から10月15日まで、四国アイランドリーグplus優勝チームの徳島インディゴソックスと、ベースボール・チャレンジ・リーグ(ルートインBCリーグ)優勝チームの栃木ゴールデンブレーブスによる、野球独立リーグ日本一の座をかけて行われたグランドチャンピオンシップである。2年ぶり5回目出場の徳島と初出場の栃木が対戦する「初顔合わせ」だった。

延長戦2試合(同一シリーズでは、2010年以来2度目)を含む5試合中4試合が1点差という僅差の戦いとなり、徳島が3勝2敗で2年ぶり3度目の優勝を達成した。両チームが勝敗を交互に分け合う展開は、シリーズ史上今回が初となる。

2020年2021年のグランドチャンピオンシップがいずれも新型コロナウイルス感染症の影響により中止となり、2022年からは参加リーグと開催形式が変更されたため、アイランドリーグとBCリーグの優勝チームのみによるシリーズはこれが最後となっている。

日程[編集]

当初は以下の予定であった[1]

  • BCLラウンド
10月5日 - 10月6日 小山運動公園野球場
  • ILラウンド
10月12日 徳島県営蔵本球場(JAバンク徳島スタジアム)
10月13日 - 10月14日 徳島県鳴門総合運動公園野球場(オロナミンC球場)[2]
  • 予備日はBCLラウンドが10月7日 - 9日(小山)、ILラウンドが10月15日・16日(蔵本)・10月17日(未定)

第2戦までを予定通り開催したのち、令和元年東日本台風(台風19号)の接近により、第3戦以降は以下に変更となった[3]

  • ILラウンド
10月13日 - 10月14日 徳島県鳴門総合運動公園野球場(オロナミンC球場)
10月15日 - 徳島県営蔵本球場(JAバンク徳島スタジアム)
  • 予備日は10月16日・10月17日(蔵本)

試合結果[編集]

第1戦[編集]

10月5日 小山運動公園野球場 開始13:00 入場者数1866人[4]

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E
徳島インディゴソックス 0 0 1 0 5 0 0 0 0 1 7 11 2
栃木ゴールデンブレーブス 1 2 1 0 0 0 0 2 0 0 6 12 2
  1. (徳島1勝)
  2. 徳:竹内、森、戸田 - 横溝
  3. 栃:齋藤、比嘉、前田、橋詰、金本 - 秋庭、橋本
  4. :森(1勝)  :金本(1敗)  S:戸田  
  5. 本塁打
    栃:谷津1号、ルーカス1号
  6. 試合時間:4時間11分

第2戦[編集]

10月6日 小山運動公園野球場 開始13:00 入場者数1831人[5]

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 R H E
徳島インディゴソックス 0 0 0 1 0 0 1 1 0 0 0 3 4 1
栃木ゴールデンブレーブス 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 1x 4 14 0
  1. (栃木1勝1敗)
  2. 徳:安丸、石本、伊藤上間、森、戸田 - 横溝
  3. 栃:若松、橋詰、金本、前田、比嘉 - 橋本、秋庭
  4. :比嘉(1勝)  :戸田(1敗1S)  
  5. 試合時間:4時間57分[6]

第3戦[編集]

10月13日 オロナミンC球場 開始18:00 入場者数1012人[7]

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
栃木ゴールデンブレーブス 0 0 2 0 0 1 0 0 0 3 5 2
徳島インディゴソックス 2 1 0 0 0 0 2 0 x 5 16 0
  1. (徳島2勝1敗)
  2. 栃:比嘉、秋山、前田、橋詰、手塚、久原 - 橋本、秋庭
  3. 徳:竹内、森、戸田 - 横溝、川端
  4. :竹内(1勝)  :橋詰(1敗)  S:戸田(1敗2S)  
  5. 試合時間:3時間52分

第4戦[編集]

10月14日 オロナミンC球場 開始18:00 入場者数712人[8]

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
栃木ゴールデンブレーブス 1 2 0 0 1 0 0 0 0 5 7 0
徳島インディゴソックス 0 0 0 0 4 0 0 0 0 4 7 0
  1. (栃木2勝2敗)
  2. 栃:若松、前田、橋詰、金本 - 橋本
  3. 徳:石本、伊藤、上間、森 - 横溝、川端
  4. :若松(1勝)  :石本(1敗)  S:金本(1敗1S)  
  5. 試合時間:3時間23分

第5戦[編集]

10月15日 JAバンク徳島スタジアム 開始18:00 入場者数734人[9]

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
栃木ゴールデンブレーブス 3 0 0 0 0 0 0 0 0 3 5 2
徳島インディゴソックス 1 1 0 0 2 0 0 0 0 4 10 1
  1. (徳島3勝2敗)
  2. 栃:前田、秋山、比嘉、若松、橋詰、金本 - 秋庭、橋本
  3. 徳:安藝、竹内 - 横溝
  4. :竹内(2勝)  :秋山(1敗)  
  5. 試合時間:3時間37分

表彰選手[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2019 日程及び概要について - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2019年10月1日)
  2. ^ 徳島がグランドチャンピオンシップでオロナミンC球場を使用するのは初となる。
  3. ^ 日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ 第3戦試合中止のお知らせ - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2019年10月9日)
  4. ^ 10月5日 栃木GB vs 徳島IS - 四国アイランドリーグplus
  5. ^ 10月6日 栃木GB vs 徳島IS - 四国アイランドリーグplus
  6. ^ 2013年第4戦(徳島対石川)で記録された4時間27分(延長13回)を更新する、シリーズ最長試合時間記録となる。
  7. ^ 10月13日 徳島IS vs 栃木GB 四国アイランドリーグplus
  8. ^ 10月14日 徳島IS vs 栃木GB 四国アイランドリーグplus
  9. ^ 10月15日 徳島IS vs 栃木GB 四国アイランドリーグplus
  10. ^ a b 日本独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2019 徳島が独立リーグ日本一! - 四国アイランドリーグplusニュースリリース(2019年10月15日)

関連項目[編集]