2011 PDC CHALLENGE TOURNAMENT

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2011 PDC CHALLENGE TOURNAMENT
2010年よりThe Finalの会場となっている横浜ランドマークタワー一帯
概要
開催日 5月22日 (西日本予選)
7月18日 (東日本予選)
10月1日 (The Final)
開催国 日本の旗 日本
開催地 神戸 (西日本予選)
横浜 (東日本予選、The Final)
会場 神戸ポートターミナル (西日本予選)
横浜産貿ホール (東日本予選)
ランドマークホール (The Final)
主催団体 PDJ (PDC)
形式 legs
放送
インターネット 世界の旗 YouTube
チャンピオン
日本の旗 村松治樹

2011 PDC CHALLENGE TOURNAMENTは、2011年に開催された3度目のPDC CHALLENGE TOURNAMENTである。 スポンサーシップの関係上、DARTSLIVE presents PDC CHALLENGE TOURNAMENT 2011となることもある。

この年より、Open TournamentとLadies Tournamentの2つが開催されるようになった。 Open Tournamentの優勝者には、例年通り2012 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権が与えられる。 そして、Ladies Tournamentの優勝者には、PDC ウィメンズ・ワールド・チャンピオンシップの出場権が与えられる予定になっているが、変更になる可能性もあるとしていた。

Open Tournamentのチャンピオン及び2012 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップ出場者は、村松治樹となった。 村松は、初開催の2009 PDC CHALLENGE TOURNAMENTも優勝しているため、PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップ出場も、この時が2度目である。

この年におけるThe Finalも、来日したラス・ブレイがレフリーを務めた。

本戦の日程・会場・放送など[編集]

本戦の日程、会場、タイトル・スポンサー、放送などの情報は、以下の通りである[1]。 前年までもスポンサーシップはあったが、この年からタイトル・スポンサーを付けた。

西日本予選 東日本予選 The Final
開催日 5月22日 (日) 7月18日 (月) 10月1日 (土)
開催国 日本の旗 日本
開催地 神戸 横浜 横浜
会場 神戸ポートターミナル 横浜産貿ホール ランドマークホール
スポンサー ダーツライブ
使用ボード 不明 不明 不明
インターネット放送 - - 世界の旗 YouTube
(DARTSLIVE.TV)

形式[編集]

概ねOpen TournamentとLadies Tournamentの形式は同じである。

まず、西日本予選と東日本予選があり、これらの予選を通過するとThe Finalに出場できる。 なお、各予選とThe Finalの3つのイヴェントは、それぞれ1日のうちにOpenとLadiesの過程がまとめて行われる。

全試合、

  • スロウ・フォー・ブルで最初のレッグにおける先攻を決定し、レッグごとに先攻後攻を交代
  • レッグ形式
  • タイブレイク無し

で行われる。

西日本予選・東日本予選[編集]

西日本予選と東日本予選の形式は、参加人数が異なることにより試合数が異なることを除けば、形式は基本的に同じである。 また、2011年は2009年と同じく、西日本予選が行われた後に東日本予選が行われたが、前者において上位4名に残れなかったプレイヤーは、後者に参戦することも可能であるため、日本のトップ層を中心に両予選に名前が見られるプレイヤーが多い。

両予選は、ラウンドロビンと本戦の2段階になっている。

ラウンドロビン[編集]

まず、5名(または、4名)に別れてラウンドロビン形式のグループ戦を行う[2][3]。 各グループの上位2名が各予選の本戦に出場できる。

本戦[編集]

本戦は、シングル・エリミネイション形式で行われる[4][5]

Open Tournament[編集]

第1ラウンドは、人数調整のために使われ、第2ラウンドから本戦が始まるプレイヤーもいる。 両予選では前年と同様に、The Final出場者が決定する準々決勝で終了し、準決勝や決勝は行われない。

Ladies Tournament[編集]

全ラウンドロビン通過プレイヤーは、準々決勝から本戦開始となる。 決勝まで行われ、優勝者はThe Final出場権を得る。

The Final[編集]

Open Tournament[編集]

ラスト8からのシングル・エリミネイション形式である。

Ladies Tournament[編集]

西日本予選と東日本予選におけるそれぞれの優勝者による直接対決である。

レッグ数[編集]

レッグ数は、以下の通りとなっている[2][3][4][5]

結果 (Open Tournament)[編集]

西日本予選[編集]

ラウンドロビン[編集]

ラウンドロビン通過プレイヤーは、以下の38名である[2]。 本戦において第1ラウンドから開始するプレイヤーは12名、第2ラウンドから開始するプレイヤーは26名であった。

P = 試合数; W = 勝数; L = 敗数; LF = 取得レッグ数; LA = 損失レッグ数; +/- = 得失レッグ差; R = 本戦の配置ラウンド

Group 19[編集]
プレイヤー P W L LF LA +/- R
1 日本の旗 水口敦貴 3 3 0 9 4 +5 R2
2 日本の旗 東田臣 3 2 1 7 4 +3 R2
3 日本の旗 品川昌司 3 1 2 5 7 -2
4 日本の旗 香川和之 3 0 3 3 9 -6
香川和之 日本の旗 1 - 3 日本の旗 東田臣
香川和之 日本の旗 1 - 3 日本の旗 水口敦貴
香川和之 日本の旗 1 - 3 日本の旗 品川昌司
東田臣 日本の旗 1 - 3 日本の旗 水口敦貴
水口敦貴 日本の旗 3 - 2 日本の旗 品川昌司
崎川能孝 日本の旗 1 - 3 日本の旗 品川昌司

本戦[編集]

本戦における結果は、以下の通りである[4]。 西日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、佐川研生榎股慎吾清水浩明、そして橋本守容であった。

第1ラウンド[編集]
第2ラウンド[編集]
第3ラウンド[編集]
準々決勝[編集]

東日本予選[編集]

ラウンドロビン[編集]

ラウンドロビン通過プレイヤーは、以下の50名である[3]。 本戦において第1ラウンドから開始するプレイヤーは36名、第2ラウンドから開始するプレイヤーは14名であった。


W = 勝数; L = 敗数; LF = 取得レッグ数; LA = 損失レッグ数; +/- = 得失レッグ差; R = 本戦の配置ラウンド

Group プレイヤー W L LF LA +/- R
1 日本の旗 佃賢吾 4 0 12 3 +9 R2
日本の旗 江口祐司 3 1 10 5 +5 R1
2 日本の旗 竹内淳 4 0 12 1 +11 R2
日本の旗 鈴木智文 3 1 9 5 +4 R1
3 日本の旗 今野威 4 0 12 5 +7 R2
日本の旗 星野光正 3 1 11 5 +6 R1
4 日本の旗 村松治樹 4 0 12 0 +12 R2
日本の旗 高野努 3 1 9 6 +3 R1
5 日本の旗 鈴木健太郎 3 1 10 4 +6 R2
日本の旗 勝見翔 3 1 10 5 +5 R1
6 日本の旗 松本嵐 3 0 9 3 +6 R2
日本の旗 鈴木聡 2 1 7 5 +2 R1
7 日本の旗 谷内太郎 4 0 12 0 +12 R2
日本の旗 樋口雄也 3 1 9 5 +4 R1
8 日本の旗 西野裕則 3 1 11 4 +7 R2
日本の旗 東田臣 3 1 10 5 +5 R1
9 日本の旗 仲俣洋一 3 0 9 2 +7 R2
日本の旗 岩沢辰弥 2 1 6 5 +1 R1
10 日本の旗 中島智秋 3 1 10 5 +5 R2
日本の旗 平賀正弘 3 1 11 7 +4 R1
11 日本の旗 座波常輝 4 0 12 3 +9 R2
日本の旗 木山幸彦 3 1 9 5 +4 R1
12 日本の旗 小野恵太 3 0 9 3 +9 R2
日本の旗 浅田剛司 2 1 8 5 +3 R1
13 日本の旗 新垣繁彦 4 0 12 5 +7 R2
日本の旗 町田純平 3 1 10 7 3 R1
14 日本の旗 三瀬大樹 4 0 12 7 +5 R2
日本の旗 門川 豪志 2 2 9 7 +2 R1
15 日本の旗 根路銘安博 3 0 9 1 +8 R1
日本の旗 遠田勉 2 1 7 5 +2 R1
16 日本の旗 田辺荘一 4 0 12 0 +2 R1
日本の旗 北宮大樹 2 2 8 7 +1 R1
17 日本の旗 畠中宏 3 1 10 4 +6 R1
日本の旗 仁木治 3 1 9 6 +3 R1
18 日本の旗 舛岡尚 4 0 12 2 +10 R1
日本の旗 武田知徳 3 1 11 6 +5 R1
19 日本の旗 高山得溶 3 1 10 5 +5 R1
日本の旗 中須謙太郎 3 1 10 6 +4 R1
20 日本の旗 森勇樹 3 1 11 3 +8 R1
日本の旗 饗場克也 3 1 11 5 +6 R1
21 日本の旗 浅野眞弥 3 1 11 4 +7 R1
日本の旗 広田俊英 3 1 10 6 +4 R1
22 日本の旗 渋井孝之 4 0 12 3 +9 R1
日本の旗 落合庄吾 2 2 10 6 +4 R1
23 日本の旗 宮城洋平 4 0 12 3 +9 R1
日本の旗 石田佳史 2 2 9 6 +3 R1
24 日本の旗 遠藤聡 3 0 9 4 +5 R1
日本の旗 馬淵智隆 2 1 8 5 +3 R1
25 日本の旗 豊嶋雄太 3 1 11 5 +6 R1
日本の旗 佐藤敬治 3 1 10 7 +3 R1

本戦[編集]

本戦における結果は、以下の通りである[5]。 東日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、田辺荘一村松治樹勝見翔、そして今野威であった。

第1ラウンド[編集]
第2ラウンド[編集]
第3ラウンド[編集]
準々決勝[編集]

The Final[編集]

The Finalの結果は以下の通りである[6]。 チャンピオン及び2012 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権を得たのは、村松治樹であった。

なお、準決勝及び決勝は、こちらより視聴できる。

準々決勝 準決勝 決勝
         
西 日本の旗 清水浩明 (24.03 x 3) 4
日本の旗 田辺荘一 (23.67 x 3) 5
日本の旗 田辺荘一 (22.74 x 3) 1
日本の旗 勝見翔 (38.46 x 3) 5
日本の旗 今野威 (25.43 x 3) 2
日本の旗 勝見翔 (27.20 x 3) 5
日本の旗 勝見翔 (25.43 x 3) 5
日本の旗 村松治樹 (25.43 x 3) 6
日本の旗 村松治樹 (24.82 x 3) 5
西 日本の旗 佐川研生 (22.80 x 3) 2
日本の旗 村松治樹 (29.20 x 3) 5
西 日本の旗 橋本守容 (29.20 x 3) 4
西 日本の旗 榎股慎吾 (28.65 x 3) 2
西 日本の旗 橋本守容 (29.64 x 3) 5

結果 (Ladies Tournament)[編集]

西日本予選[編集]

ラウンドロビン[編集]

ラウンドロビン通過プレイヤーは、各グループ上位2名、計8名であり、本戦は全員準々決勝からの開始となった[2]

P = 試合数; W = 勝数; L = 敗数; LF = 取得レッグ数; LA = 損失レッグ数; +/- = 得失レッグ差

本戦[編集]

本戦の結果は、以下の通りである[4]。 西日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、小峯尚子であった。

準々決勝[編集]
準々決勝と決勝[編集]
準決勝 決勝
           
   
  日本の旗 小峯尚子 3
  日本の旗 浅野ゆかり 0  
 
  日本の旗 小峯尚子 4
    日本の旗 大内麻由美 0
 
  日本の旗 郡司玉緒 1
  日本の旗 大内麻由美 3  

東日本予選[編集]

ラウンドロビン[編集]

ラウンドロビン通過プレイヤーは、各グループ上位2名、計8名であり、本戦は全員準々決勝からの開始となった[3]

P = 試合数; W = 勝数; L = 敗数; LF = 取得レッグ数; LA = 損失レッグ数; +/- = 得失レッグ差

本戦[編集]

本戦の結果は、以下の通りである[5]。 東日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、大内麻由美であった。

準々決勝[編集]
準々決勝と決勝[編集]
準決勝 決勝
           
   
  日本の旗 浅野ゆかり 0
  日本の旗 大内麻由美 3  
 
  日本の旗 大内麻由美 4
    日本の旗 郡司玉緒 3
 
  日本の旗 大久保亜由美 1
  日本の旗 郡司玉緒 3  

The Final[編集]

西日本予選のチャンピオンである小峯尚子が諸事情により欠場となったため、Ladies TournamentのThe Finalは、中止となった[1]

記録[編集]

ハイ・フィニッシュ[編集]

達成されたハイ・フィニッシュは、以下の通りである[1][6]

Checkout 大会 プレイヤー
170 西日本予選 日本の旗 竹内淳
164 西日本予選 日本の旗 合田有弘
161 西日本予選 日本の旗 村松治樹
164 東日本予選 日本の旗 津村友弥
129 The Final 日本の旗 清水浩明

参照・脚注[編集]

外部リンク[編集]

試合動画[編集]

準決勝[編集]