2000年のJリーグカップ

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2000 Jリーグカップ
Jリーグヤマザキナビスコカップ
開催国 日本の旗 日本
開催期間 2000年4月12日-11月4日
参加チーム数 27
優勝 鹿島アントラーズ
準優勝 川崎フロンターレ
試合総数 51
ゴール数 136 (1試合平均 2.67点)
観客動員数 275,848 (1試合平均 5,409人)
得点王 平瀬智行(鹿島)
柳想鐵(横浜FM)
サントス(清水)
(4得点)
最優秀選手 中田浩二(鹿島)
1999
2001
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2000年Jリーグカップ4月12日に開幕し、11月4日迄の日程で行われた大会である。

優勝は鹿島アントラーズ(3年ぶり2度目)。

大会名称[編集]

ヤマザキナビスコを冠スポンサーとしてJリーグヤマザキナビスコカップの名称で開催された。

レギュレーション[編集]

2000年のJリーグカップのレギュレーションは以下の通りである。

  • 参加クラブはJリーグJ1・J2の全27クラブ。
  • 全ての試合がノックアウトトーナメントで行われた。
  • 1回戦から準決勝まではホーム&アウェーで試合を行い、2試合の合計点数で勝敗を決める。
    • 第1戦は90分で終了。第2戦の90分終了時に勝敗が決まらない場合、Vゴール方式の延長戦→PK方式で勝者を決める。
  • 決勝戦は90分の1試合を行う。90分で勝敗が決まらない場合、Vゴール方式の延長戦→PK方式で勝者を決める。

試合結果[編集]

下表の「チーム #1」が第1戦のホームチーム。

トーナメント表[編集]

1回戦 2回戦 準々決勝 準決勝 決勝
                       
柏レイソル 0 1 1
川崎フロンターレ 1 1 2
浦和レッズ 0 2 2
川崎フロンターレ 3 1 4
川崎フロンターレ 0 2 2
ヴェルディ川崎 0 0 0
ヴェルディ川崎 1 2 3
サガン鳥栖 0 1 1
ヴェルディ川崎 1 1 2
セレッソ大阪 0 0 0
ベガルタ仙台 0 0 0
セレッソ大阪 2 1 3
川崎フロンターレ 2 1 3
京都パープルサンガ 0 2 2
FC東京 1 0 1
京都パープルサンガ 1 1 2
京都パープルサンガ 1 3 4
アルビレックス新潟 0 1 1
京都パープルサンガ 1 2 3
ジュビロ磐田 1 1 2
ジュビロ磐田 2 1 3(PK3)
ガンバ大阪 1 2 3(PK2)
コンサドーレ札幌 1 0 1
ガンバ大阪 2 1 3
川崎フロンターレ 0
鹿島アントラーズ 2
鹿島アントラーズ 1 3 4
アビスパ福岡 1 2 3
アビスパ福岡 3 0 3
湘南ベルマーレ 2 0 2
鹿島アントラーズ 2 1 3
横浜F・マリノス 1 1 2
サンフレッチェ広島 3 0 3
モンテディオ山形 0 1 1
サンフレッチェ広島 1 1 2
横浜F・マリノス 4 0 4
横浜F・マリノス 2 5 7
ヴァンフォーレ甲府 0 1 1
鹿島アントラーズ 3 3 6
名古屋グランパスエイト 1 2 3
名古屋グランパスエイト 1 2 3
ジェフユナイテッド市原 1 1 2
ジェフユナイテッド市原 2 3 5
大分トリニータ 2 1 3
名古屋グランパスエイト 6 0 6
清水エスパルス 4 0 4
水戸ホーリーホック 1 1 2
清水エスパルス 4 3 7
清水エスパルス 0 4 4
ヴィッセル神戸 2 0 2
ヴィッセル神戸 4 2 6
大宮アルディージャ 0 0 0

1回戦[編集]

一部の試合を除き、第1戦が4月12日に、第2戦が4月19日に行われた。詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
川崎フロンターレ 4 - 2 浦和レッズ 3 - 0 1 - 2
セレッソ大阪 3 - 0 ベガルタ仙台 2 - 0 1 - 0
サガン鳥栖 1 - 3 ヴェルディ川崎 0 - 1 1 - 2
アルビレックス新潟 1 - 4 京都パープルサンガ 0 - 1 1 - 3
大宮アルディージャ 0 - 6 ヴィッセル神戸 0 - 4 0 - 2
ヴァンフォーレ甲府 1 - 7 横浜F・マリノス 0 - 2 1 - 5
モンテディオ山形 1 - 3 サンフレッチェ広島 0 - 3 1 - 0
大分トリニータ 3 - 5 ジェフユナイテッド市原 2 - 2 1 - 3
湘南ベルマーレ 2 - 3 アビスパ福岡 2 - 3 0 - 0
ガンバ大阪 3 - 1 コンサドーレ札幌 2 - 1 1 - 0[* 1]
清水エスパルス 7 - 2 水戸ホーリーホック 4 - 1[* 2] 3 - 1[* 2]
  1. ^ 有珠山の噴火に伴い、室蘭市入江運動公園陸上競技場で開催予定だった札幌のホームゲームを4月12日から5月24日に延期、会場も札幌厚別公園競技場に変更した。
  2. ^ a b 清水がアジアカップウィナーズカップに出場のため、第1戦が6月7日に、第2戦が6月14日に変更された。

2回戦[編集]

横浜 - 広島戦を除き、第1戦が7月5日に、第2戦が7月12日に行われた(横浜 - 広島は6月28日・7月5日に開催)。詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
横浜F・マリノス 4 - 2 サンフレッチェ広島 4 - 1 0 - 1
川崎フロンターレ 2 - 1 柏レイソル 1 - 0 1 - 1
ジェフユナイテッド市原 2 - 3 名古屋グランパスエイト 1 - 1 1 - 2
京都パープルサンガ 2 - 1 FC東京 1 - 1 1 - 0
ガンバ大阪 2-2 (PK2-3) ジュビロ磐田 0 - 2 2 - 1
アビスパ福岡 3 - 4 鹿島アントラーズ 1 - 1 2 - 3
ヴィッセル神戸 2 - 4 清水エスパルス 2 - 0 0 - 4
セレッソ大阪 0 - 2 ヴェルディ川崎 0 - 1 0 - 1

準々決勝[編集]

第1戦が8月30日に、第2戦が9月6日に行われた。詳細は、公式記録 を参照。

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
ヴェルディ川崎 0 - 2 川崎フロンターレ 0 - 0 0 - 2
横浜F・マリノス 2 - 3 鹿島アントラーズ 0 - 0 0 - 2
清水エスパルス 4 - 6 名古屋グランパスエイト 4 - 6 0 - 0
ジュビロ磐田 2 - 3 京都パープルサンガ 1 - 1 1 - 2

準決勝[編集]

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
京都パープルサンガ 2 - 3 川崎フロンターレ 0 - 2 2 - 1
名古屋グランパスエイト 3 - 6 鹿島アントラーズ 1 - 3 2 - 3

準決勝第1戦[編集]



準決勝第2戦[編集]

2試合合計3-3の為延長戦を実施、延長Vゴールで川崎Fが決勝進出。


2試合合計6-3で鹿島が決勝進出。


決勝[編集]

決勝は、初のタイトルを狙う川崎フロンターレと、3度目の決勝進出となった鹿島の対戦となった。この年のニューヒーロー賞を獲得した鹿島の| FW鈴木隆行は、ナビスコカップ開始当初はレンタル移籍で川崎に所属しており(川崎の選手としては同大会2試合出場無得点)シーズン途中で鹿島に復帰。決勝では古巣との対戦となった。

試合では攻守にわたって鹿島が圧倒、2-0で鹿島が4年振り2度目の優勝を果たした。

川崎フロンターレ
GK 01 日本 浦上壮史
DF 04 日本 奥野僚右
DF 36 ブラジル ダニエル 24分に警告 24分
DF 31 日本 西澤淳二
MF 34 日本 原田武男
MF 07 日本 鬼木達
MF 23 日本 久野智昭 77分に交代退場 77分
MF 24 日本 塩川岳人
MF 37 ブラジル リカルジーニョ 37分に警告 37分
FW 38 ブラジル ルイス 66分に交代退場 66分
FW 27 日本 我那覇和樹 65分に交代退場 65分
控えメンバー:
GK 21 日本 菊池新吉
DF 29 日本 森川拓巳 77分に交代出場 77分
MF 20 日本 長橋康弘
MF 19 日本 伊藤彰 65分に交代出場 65分
FW 09 日本 森山泰行 66分に交代出場 66分
監督:
日本 小林寛
鹿島アントラーズ
GK 28 日本 曽ヶ端準
DF 02 日本 名良橋晃 19分に警告 19分
DF 03 日本 秋田豊
DF 04 ブラジル ファビアーノ
DF 07 日本 相馬直樹
MF 06 日本 本田泰人
MF 05 日本 中田浩二
MF 18 日本 熊谷浩二 26分に警告 26分 89分に交代退場 89分
MF 10 ブラジル ビスマルク 4分に警告 4分
FW 09 日本 平瀬智行 71分に交代退場 71分
FW 30 日本 鈴木隆行 84分に交代退場 84分
控えメンバー:
GK 21 日本 高桑大二朗
DF 23 日本 内田潤
DF 24 日本 羽田憲司 84分に交代出場 84分
FW 11 日本 長谷川祥之 89分に交代出場 89分
FW 13 日本 柳沢敦 71分に交代出場 71分
監督:
ブラジル トニーニョ・セレーゾ
テレビ中継

表彰[編集]

  • 大会MVP 中田浩二(鹿島アントラーズ)
  • ニューヒーロー賞 鈴木隆行(鹿島アントラーズ)

関連項目[編集]