1997年の映画
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1997年の映画(1997ねんのえいが)では、1997年(平成9年)の映画分野の動向についてまとめる。
出来事[編集]
- 『スター・ウォーズ』3部作の20周年記念版が発売された。
- 『タイタニック』が $1,000,000,000 を突破する興行収入をあげた初めての作品となった。
世界[編集]
- 3月24日 - 第69回アカデミー賞授賞式が行われ、『イングリッシュ・ペイシェント』が作品賞をはじめとする6部門を受賞。
- 5月7日~5月18日 - 第50回カンヌ国際映画祭が開催され、パルム・ドールに日本映画『うなぎ』が選ばれた。
- 7月2日 - ジェームズ・ステュアート死去。
- 7月11日 - アメリカで日本映画『Shall we ダンス?』が公開され、ヒットとなる。
- 8月27日~9月6日 - ヴェネツィア国際映画祭が開催され、金熊賞に日本映画『HANA-BI』が選ばれた。
日本[編集]
- 3月10日 - 赤坂プリンスホテルにてスタジオジブリ製作のアニメーション映画・『もののけ姫』の製作発表が行われ、宮崎駿監督、作曲家の久石譲、主題歌担当の米良美一、徳間書店の徳間康快社長、日本テレビの氏家齊一郎社長、電通の成田豊社長、東宝の石田敏彦社長らが出席。
- 6月6日 - 東京都池袋の文芸坐が閉館。
- 6月24日 - 6月21日に下咽頭癌で亡くなった俳優の勝新太郎の葬儀・告別式が築地本願寺で行われ、約11000人が参列した。
- 3月20日 - 兵庫県神戸市にMOVIX第一号のMOVIX六甲がオープン。
- 7月12日 - 『もののけ姫』が公開初日を迎え日劇プラザにおいて宮崎駿監督、松田洋治、石田ゆり子が初日舞台挨拶を行う。この作品は興行収入193億円、観客動員数1420万人を記録し、日本映画の歴代興行収入第1位となる。
- 8月23日 - 神戸連続児童殺傷事件を受けて公開延期になっていたアメリカのホラー映画『スクリーム』が公開となる。
- 10月13日 - 映倫によりR指定を受け、制作側から再審査請求の出ていた『バウンス ko GALS』が一般映画として公開されることが決まる。
- 12月20日 - 伊丹十三死去。
- 12月24日 - 三船敏郎死去。
周年[編集]
- 創立65周年
日本の映画興行[編集]
配給会社 | 本数 | 年間配給収入 | 前年対比 | 概要 |
---|---|---|---|---|
松竹 | 28 | 34億0579万円 | 70.6% | 『男はつらいよ』シリーズに代わる『虹をつかむ男』(5.8億円)や『釣りバカ日誌9』(4.5億円)もヒットには至らなかった。配給収入10億円を突破した番組は無かった。 |
東宝 | 19 | 193億7016万円 | 181.5% | 13年連続の年間配給収入100億円突破。UIPの持つ年間配収192億円を更新した。日本配収新記録を達成した『もののけ姫』、『ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記』(20億円)、『モスラ』(11.5億円)、『学校の怪談3』(11.5億円)の4番組が配給収入10億円の大台を突破した。 |
東映 | 31 | 80億1184万円 | 168.9% | 『失楽園』(23億円)、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』(11億円)、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』(14.5億円)の3番組が大台を突破した。 |
各国ランキング[編集]
日本配給収入ランキング[編集]
順位 | 題名 | 製作国 | 配給 | 配給収入 |
---|---|---|---|---|
1 | もののけ姫 | ![]() |
東宝 | 113.0億円 |
2 | インデペンデンス・デイ | ![]() |
20世紀FOX | 66.5億円 |
3 | ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク | ![]() |
UIP | 58.0億円 |
4 | 失楽園 | ![]() |
東映 | 23.0億円 |
5 | ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記 | ![]() |
東宝 | 20.0億円 |
5 | スピード2 | ![]() |
20世紀FOX | 20.0億円 |
7 | スター・ウォーズ 特別篇[5] | ![]() |
20世紀FOX | 19.0億円 |
8 | フィフス・エレメント | ![]() ![]() |
日本ヘラルド | 17.0億円 |
9 | スリーパーズ | ![]() |
日本ヘラルド | 15.0億円 |
10 | 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に | ![]() |
東映 | 14.5億円 |
全世界興行収入ランキング[編集]
順位 | 題名 | スタジオ | 興行収入 |
---|---|---|---|
1 | タイタニック | 20世紀フォックス、パラマウント映画 | $2,186,772,302 |
2 | ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク | ユニバーサル・スタジオ | $618,638,999 |
3 | メン・イン・ブラック | コロンビア ピクチャーズ | $589,390,539 |
4 | 007 トゥモロー・ネバー・ダイ | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー | $333,011,068 |
5 | エアフォース・ワン | コロンビア映画 | $315,156,409 |
6 | 恋愛小説家 | コロンビア映画 | $314,178,011 |
7 | ライアー ライアー | ユニバーサル・スタジオ | $302,710,615 |
8 | ベスト・フレンズ・ウェディング | コロンビア映画 | $299,288,605 |
9 | フィフス・エレメント | コロンビア映画 | $263,920,180 |
10 | フル・モンティ | フォックス・サーチライト・ピクチャーズ | $257,938,649 |
- 出典:“1997 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月19日閲覧。
北米興行収入ランキング[編集]
順位 | 題名 | スタジオ | 興行収入 |
---|---|---|---|
1. | タイタニック | 20世紀FOX/パラマウント | $600,788,188 |
2. | メン・イン・ブラック | コロムビア | $250,690,539 |
3. | ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク | ユニバーサル | $229,086,679 |
4. | ライアー ライアー | ユニバーサル | $181,410,615 |
5. | エアフォース・ワン | コロムビア | $172,956,409 |
6. | 恋愛小説家 | コロムビア | $148,478,011 |
7. | グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち | ミラマックス | $138,433,435 |
8. | スター・ウォーズ 特別篇 | 20世紀FOX | $138,257,865 |
9. | ベスト・フレンズ・ウェディング | コロムビア | $127,120,029 |
10. | 007 トゥモロー・ネバー・ダイ | メトロ・ゴールドウィン・メイヤー | $125,304,276 |
- 出典:“1997 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月25日閲覧。
イギリス興行収入ランキング[編集]
![]() |
- タイタニック
- フル・モンティ
- メン・イン・ブラック
フランス観客動員数ランキング[編集]
- フィフス・エレメント
- メン・イン・ブラック
- La Vérité si je mens !
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- ヘラクレス
- 101
- Le Pari
- 007 トゥモロー・ネバー・ダイ
- フル・モンティ
- ビーン (映画)
- 出典:“FRANCE 1997 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月18日閲覧。
ドイツ観客動員数ランキング[編集]
![]() |
- メン・イン・ブラック
- Mr.ビーン
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
- ベストフレンズ・ウェディング
- 天国にドアをノックする
- イングリッシュ・ペイシェント
- フェイス・エレメント
- ROSSINN
- ヘラクレス
日本公開映画[編集]
1997年の日本公開映画を参照。
受賞[編集]
- 第55回ゴールデングローブ賞
- 作品賞 (ドラマ部門) -『タイタニック』
- 主演女優賞 (ドラマ部門) - ジュディ・デンチ(『Queen Victria 至上の恋』)
- 主演男優賞 (ドラマ部門) - ピーター・フォンダ(『ユリーズ・ゴールド』)
- 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) - 『恋愛小説家』
- 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ヘレン・ハント(『恋愛小説家』)
- 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) - ジャック・ニコルソン(『恋愛小説家』)
- 監督賞 - ジェームズ・キャメロン(『タイタニック』)
- 第54回ヴェネツィア国際映画祭
- 第71回キネマ旬報ベスト・テン
- 外国映画第1位 - 『秘密と嘘』
- 日本映画第1位 - 『うなぎ』
- 外国映画第1位 - 『秘密と嘘』
- 第52回毎日映画コンクール
- 日本映画大賞 - 『もののけ姫』
誕生[編集]
1月[編集]
2月[編集]
3月[編集]
4月[編集]
7月[編集]
8月[編集]
9月[編集]
10月[編集]
11月[編集]
死去[編集]
日付 | 名前 | 国籍 | 年齢 | 職業 | |
1月 | 16日 | 村木忍 | ![]() |
73 | 美術監督 |
19日 | アドリアナ・カセロッティ | ![]() |
80 | 女優・歌手 | |
26日 | 藤沢周平 | ![]() |
69 | 小説家 | |
2月 | 4日 | ロバート・クローズ | ![]() |
68 | 映画監督 |
3月 | 7日 | 北村英三 | ![]() |
74 | 俳優 |
8日 | 鈴木誠一 | ![]() |
50 | 声優 | |
10日 | 萬屋錦之介 | ![]() |
64 | 俳優 | |
13日 | 葦原邦子 | ![]() |
84 | 女優 | |
14日 | フレッド・ジンネマン | ![]() |
89 | 映画監督 | |
21日 | ウィルバート・オードリー | ![]() |
85 | キリスト教聖職者、 | |
27日 | 椎谷建治 | ![]() |
50 | 俳優 | |
4月 | 2日 | 田中友幸 | ![]() |
86 | プロデューサー・東宝映画代表取締役相談役 |
4日 | 杉村春子 | ![]() |
91 | 女優 | |
10日 | 黛敏郎 | ![]() |
68 | 作曲家 | |
15日 | 西村晃 | ![]() |
74 | 俳優 | |
5月 | 1日 | ボー・ヴィーデルベリ | ![]() |
66 | 映画監督 |
9日 | 可愛かずみ | ![]() |
32 | 女優 | |
ウォルター・ゴテル | ![]() |
73 | 俳優 | ||
マルコ・フェレーリ | ![]() |
68 | 映画監督 | ||
24日 | あずさ欣平 | ![]() |
66 | 声優 | |
26日 | 玉井正夫 | ![]() |
88 | 撮影監督 | |
水城蘭子 | ![]() |
68 | 女優・声優 | ||
6月 | 11日 | 金子光伸 | ![]() |
39 | 俳優 |
21日 | 勝新太郎 | ![]() |
65 | 俳優 | |
7月 | 1日 | ロバート・ミッチャム | ![]() |
79 | 俳優 |
2日 | ジェームズ・ステュアート | ![]() |
89 | 俳優 | |
31日 | 浅野賢澄 | ![]() |
81 | フジテレビ代表取締役相談役 | |
9月 | 9日 | バージェス・メレディス | ![]() |
88 | 俳優 |
17日 | レッド・スケルトン | ![]() |
84 | コメディアン | |
10月 | 12日 | ジョン・デンバー | ![]() |
54 | ミュージシャン |
30日 | サミュエル・フラー | ![]() |
86 | 映画監督 | |
11月 | 1日 | 小坂一也 | ![]() |
62 | 俳優・歌手 |
8日 | ラム・チェンイン | ![]() |
44 | 俳優 | |
12月 | 18日 | クリス・ファーレイ | ![]() |
33 | コメディアン・俳優 |
20日 | 伊丹十三 | ![]() |
64 | 俳優・映画監督 | |
24日 | 三船敏郎 | ![]() |
77 | 俳優 | |
25日 | 中村真一郎 | ![]() |
79 | 小説家・詩人 | |
30日 | 星新一 | ![]() |
71 | 小説家 |
脚注[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
- 斉藤守彦 『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。