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1997年の映画(1997ねんのえいが)では、1997年(平成9年)の映画分野の動向についてまとめる。
出来事[編集]
- 1月
- 1996年度全国映画館数1828館(前年比52館増)、入場人員は映連統計開始以来最低の1億1957万人(前年比94.1%)、興行収入1488億7000万円(前年比94.3%)。
- 1月16日 - 美術監督・村木忍死去。
- 2月
- 3月
- 4月
- 5月
- 6月
- 6月1日 - 徳間書店が、スタジオジブリ、徳間書店インターナショナル、徳間インターナショナルの3社を合併。
- 6月6日 - 東京都池袋の文芸坐が閉館[要出典]。
- 6月21日 - 俳優・勝新太郎死去。
- 7月
- 7月2日 - 東京都興行生活衛生同業組合(都興組)が第1水曜日の「映画サービスデー」を初実施。観客動員増に貢献する。
- 7月12日 - 『もののけ姫』(宮崎駿監督)公開、初回上映前に有楽町マリオンの劇場開場以来最高の2300人が列を作るなど、全国で記録続出の大ヒット。
- 8月
- 8月14日 - 文化庁、インターネット、BS・CSなど多チャンネル化対応のため、1998年度に著作権課を著作権部に格上げの方針を決定。
- 8月23日
- 9月
- 10月
- 10月7日 - ぴあ、ホームページ開設。インターネットによるチケット販売開始。
- 10月13日 - 映倫によりR指定を受け、制作側から再審査請求の出ていた『バウンス ko GALS』が一般映画として公開されることが決まる[要出典]。
- 10月30日 - 『もののけ姫』が『E.T.』(1982年公開)の持つ国内配収記録96億2000万円の記録を更新。11月、日本映画史上初の配収100億円突破。
- 10月31日 - ブエナビスタインターナショナルジャパン、日本国内の配給をこれまでの東宝東和および松竹富士への委託配給から全作品の全国自主配給に変更。
- 11月
- 11月14日 - 東映、国際放映、三船プロダクションなどが、時代劇コンテンツ推進協議会設立。
- 11月21日 - 文化庁「映像分野の著作権等に係る諸問題に関する懇談会」、第1回の会合開催。
- 12月
- 12月1日 - CSデジタル放送・ディレクTV放送開始。
- 12月10日 - 東京国立近代美術館フィルムセンターが、新規事業「映画製作専門家養成講座」開講。
- 12月12日 - 東宝創立65周年記念パーティー、新高輪プリンスホテルで挙行。
- 12月13日
- 12月20日
- 12月24日 - 俳優・三船敏郎(77歳)死去。1998年1月24日、青山葬儀場にて、三船プロダクション、東宝、黒澤プロダクション合同葬。
日本の映画興行[編集]
- 入場料金(大人)
- 1,800円
- 1,806円(統計局『小売物価統計調査(動向編) 調査結果』[4] 銘柄符号 9341「映画観覧料」)[5]
- 入場者数 1億4072万人[6]
- 興行収入 1771億9700万円[6]
- 出典: 「1997年日本映画・外国映画業界総決算 日本映画」『キネマ旬報』1998年(平成10年)2月下旬号、キネマ旬報社、1998年、168 - 169頁。
各国ランキング[編集]
日本配給収入ランキング[編集]
- 出典:1997年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
全世界興行収入ランキング[編集]
1997年全世界興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
1
|
タイタニック
|
20世紀フォックス、パラマウント映画
|
$2,186,772,302
|
2
|
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
|
ユニバーサル・スタジオ
|
$618,638,999
|
3
|
メン・イン・ブラック
|
コロンビア ピクチャーズ
|
$589,390,539
|
4
|
007 トゥモロー・ネバー・ダイ
|
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
|
$333,011,068
|
5
|
エアフォース・ワン
|
コロンビア映画
|
$315,156,409
|
6
|
恋愛小説家
|
コロンビア映画
|
$314,178,011
|
7
|
ライアー ライアー
|
ユニバーサル・スタジオ
|
$302,710,615
|
8
|
ベスト・フレンズ・ウェディング
|
コロンビア映画
|
$299,288,605
|
9
|
フィフス・エレメント
|
コロンビア映画
|
$263,920,180
|
10
|
フル・モンティ
|
フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
|
$257,938,649
|
- 出典:“1997 Worldwide Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月19日閲覧。
北米興行収入ランキング[編集]
1997年北米興行収入トップ10
順位 |
題名 |
スタジオ |
興行収入
|
1.
|
タイタニック
|
20世紀FOX/パラマウント
|
$600,788,188
|
2.
|
メン・イン・ブラック
|
コロムビア
|
$250,690,539
|
3.
|
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
|
ユニバーサル
|
$229,086,679
|
4.
|
ライアー ライアー
|
ユニバーサル
|
$181,410,615
|
5.
|
エアフォース・ワン
|
コロムビア
|
$172,956,409
|
6.
|
恋愛小説家
|
コロムビア
|
$148,478,011
|
7.
|
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
|
ミラマックス
|
$138,433,435
|
8.
|
スター・ウォーズ 特別篇
|
20世紀FOX
|
$138,257,865
|
9.
|
ベスト・フレンズ・ウェディング
|
コロムビア
|
$127,120,029
|
10.
|
007 トゥモロー・ネバー・ダイ
|
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
|
$125,304,276
|
- 出典:“1997 Domestic Yearly Box Office Results”. Box Office Mojo. 2015年12月25日閲覧。
イギリス興行収入ランキング[編集]
 | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "1997年の映画" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2016年1月) |
- タイタニック
- フル・モンティ
- メン・イン・ブラック
フランス観客動員数ランキング[編集]
- フィフス・エレメント


- メン・イン・ブラック

- La Vérité si je mens !(フランス語版)

- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク

- ヘラクレス

- 101

- Le Pari(フランス語版)

- 007 トゥモロー・ネバー・ダイ


- フル・モンティ

- ビーン (映画)


- 出典:“FRANCE 1997 - BOX OFFICE STORY”. boxofficestory. 2016年1月18日閲覧。
ドイツ観客動員数ランキング[編集]
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- メン・イン・ブラック
- Mr.ビーン
- ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
- 007/トゥモロー・ネバー・ダイ
- ベストフレンズ・ウェディング
- 天国にドアをノックする
- イングリッシュ・ペイシェント
- フェイス・エレメント
- ROSSINN
- ヘラクレス
日本公開映画[編集]
1997年の日本公開映画を参照。
10月[編集]
11月[編集]
- ^ 〔引用者註〕東宝の資料では5月19日となっている。
参考文献[編集]
- 斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009年11月27日。ISBN 978-4-478-01134-8。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 1932 - 2007』東宝、2010年4月。
- 東宝 編『東宝75年のあゆみ 1932 - 2007 資料編』(PDF)東宝、2010年4月。
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1880年代 | |
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1890年代 | |
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1900年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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30年代 | |
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40年代 | |
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50年代 | |
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60年代 | |
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70年代 | |
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80年代 | |
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90年代 | |
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2000年代 | |
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10年代 | |
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20年代 | |
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