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1988年の中日ドラゴンズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1988年の中日ドラゴンズ
成績
日本シリーズ敗退
日本S 1勝4敗(対西武
セントラル・リーグ優勝
79勝46敗5分 勝率.632
本拠地
都市 愛知県名古屋市
ナゴヤ球場
球団組織
オーナー 加藤巳一郎
経営母体 中日新聞社
監督 星野仙一
選手会長 宇野勝
« 1987
1989 »

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1988年の中日ドラゴンズ(1988ねんのちゅうにちドラゴンズ)では、1988年の中日ドラゴンズにおける動向をまとめる。

この年の中日ドラゴンズは、星野仙一監督の2年目のシーズンであり、1982年以来6年ぶり4回目のリーグ優勝を果たしたシーズンである。

概要

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中日ドラゴンズの当年及び近年のシーズン成績
最終成績














O
P
S





1988 日本シリーズ敗退優勝13079465.632549483.25813184147509.7483.201885星野仙一
1987 リーグ2位2位130685111.571571492.26516865102402.7663.642476星野仙一
1986 リーグ5位5位13054679.446432519.24213190117343.6733.703186山内一弘
1985 リーグ5位5位130566113.479537596.26513680102486.7474.0845112山内一弘
1984 リーグ2位2位13073498.598641551.28219191108485.8133.8236107山内一弘
1983 リーグ5位5位13054697.439563603.2631606390499.7584.1126121近藤貞雄
1982 日本シリーズ敗退優勝130644719.577529478.26614363119384.7323.2720110近藤貞雄
1981 リーグ5位5位13058657.472545537.26815162106410.7533.7119106近藤貞雄
1980 リーグ6位6位13045769.372495639.2611345088373.7164.4215126中利夫
1979 リーグ3位3位130595714.509..中利夫
1978 リーグ5位5位13053716.427635..4.451599中利夫

星野監督1年目を2位とまずまずのスタートを切ったチームは若返りのため、平野謙西武へ放出して小野和幸を獲得し、また4番の大島康徳日本ハムへ放出して大宮龍男を獲得。さらにドラフトで立浪和義をドラフト1位で指名。立浪の入団により、遊撃手だった宇野勝は二塁へコンバートされた。また故障がちの中尾孝義を外野手へコンバートして中村武志を正捕手に抜擢。こうして開幕を迎えたが開幕戦でエースの小松辰雄が太腿を痛めるアクシデントで、4月は首位の広島と8ゲーム離される最悪のスタート。5月に入るとサヨナラ勝ちなどが多くなり、3位に浮上も7月はじめに巨人との北海道3連戦を全敗。しかし、地元のナゴヤ球場に戻るとチームの快進撃が始まり、8月にはついに巨人に代わって首位を奪取。4番の落合博満が3本のサヨナラ打を放つなど強竜打線は健在で、チームは4月を負け越した以外はすべての月で貯金を稼ぎ、10月7日の対ヤクルト戦(ナゴヤ)で大勝して1982年以来の優勝を決めた。昭和天皇入院中であったため、祝勝会ではビールかけが自粛された[1]。西武との日本シリーズでは第1戦で最多勝の小野が西武の4番清原和博に場外アーチを浴びて出鼻をくじかれ、一方で落合は本塁打・打点とも0に封じられ「4番の差」と敗因を語るなど、西武には歯が立たず1勝4敗で敗戦した。投手陣は移籍の小野が18勝で最多勝、小松が12勝をあげるなど先発陣がチーム勝ち星の大半を稼ぎ、抑えの郭源治はリーグ最多の37セーブで最優秀救援投手となり、MVPも獲得した。打撃陣は落合が打率3割を切ったものの32本塁打で4番の役目を果たし、チーム本塁打131本でリーグ2位を記録した。

チーム成績

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レギュラーシーズン

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オーダー変遷
開幕:4/85/16/17/18/29/3優勝:10/7
1 彦野利勝 豊田成佑音重鎮彦野利勝彦野利勝彦野利勝彦野利勝
2 立浪和義 山田和利立浪和義立浪和義立浪和義立浪和義山田和利
3 ゲーリー ゲーリー落合博満落合博満落合博満ゲーリー中尾孝義
4 落合博満 落合博満ゲーリーゲーリーゲーリー落合博満落合博満
5 宇野勝 宇野勝宇野勝宇野勝宇野勝宇野勝宇野勝
6 中尾孝義 小松崎善久川又米利川又米利仁村徹仁村徹仁村徹
7 川又米利 中尾孝義豊田成佑仁村徹川又米利川又米利川又米利
8 大石友好 大石友好中村武志中村武志中村武志中村武志中村武志
9 小松辰雄 川畑泰博小松辰雄近藤真一近藤真一鈴木孝政杉本正

[2]

1988年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 9月終了時 最終成績
1位 広島-- 広島-- 巨人-- 中日-- 中日-- 中日-- 中日--
2位 巨人4.5 巨人1.5 広島0.5 巨人1.0 広島6.5 広島7.0 巨人12.0
3位 阪神5.0 阪神2.5 中日1.0 広島1.5 巨人7.5 巨人8.0 広島15.0
4位 ヤクルト5.5 大洋4.0 ヤクルト3.0 大洋5.0 大洋12.0 大洋17.0 大洋20.5
5位 大洋7.0 中日4.5 阪神6.5 ヤクルト9.5 ヤクルト12.0 ヤクルト17.0 ヤクルト22.0
6位 中日8.0 ヤクルト5.5 大洋7.0 阪神10.0 阪神19.0 阪神23.0 阪神29.5
期間
成績
5勝11敗
勝率.313
11勝8敗2分
勝率.579
13勝6敗
勝率.684
12勝7敗
勝率.632
15勝5敗3分
勝率.750
11勝6敗
勝率.647
12勝3敗
勝率.800
1988年セントラル・リーグ成績
順位球団勝率
優勝中日ドラゴンズ79465.632---
2位読売ジャイアンツ68593.53512.0
3位広島東洋カープ65623.51215.0
4位横浜大洋ホエールズ59674.46820.5
5位ヤクルトスワローズ58693.45722.0
6位阪神タイガース51772.39829.5

日本シリーズ

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1988年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月22日(土)第1戦西武ライオンズ5 - 1中日ドラゴンズナゴヤ球場
10月23日(日)第2戦西武ライオンズ3 - 7中日ドラゴンズ
10月24日(月)移動日
10月25日(火)第3戦中日ドラゴンズ3 - 4西武ライオンズ西武ライオンズ球場
10月26日(水)第4戦中日ドラゴンズ0 - 4西武ライオンズ
10月27日(木)第5戦中日ドラゴンズ6 - 7西武ライオンズ
優勝:西武ライオンズ(3年連続8回目)

オールスターゲーム1988

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  • 選出選手及びスタッフ
ポジション名前選出回数
コーチ星野仙一
投手小野和幸2
郭源治3
捕手中村武志
遊撃手立浪和義
内野手落合博満8
  • 太字はファン投票による選出。

個人成績

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投手成績

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  • 色付き規定投球回(130イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手








































W
H
I
P
 
小野和幸29294111840757187.0173214411060156542.601.16
小松辰雄24235201270652157.1137204951141071573.261.18
杉本正2321111660501118.211913361920056523.941.31
郭源治6100007637428111.0739313945027241.950.94
近藤真一2417410870468110.0909467774153423.441.24
川畑泰博251611044041792.11089444571049424.091.65
米村明301211074033977.1959184382031293.381.46
鹿島忠44000032032173.2726351554032303.671.45
鈴木孝政27300043023154.2595132341025193.131.32
山本昌広8622050018448.22811313500430.550.84
上原晃24100032117746.0384121310013122.351.09
宮下昌己20000010115535.041692164019164.111.43
田中富生18200011012530.231461141018164.701.21
都裕次郎1200000004911.110041800743.181.24
江本晃一1200000005210.11457150010108.712.03
高島覚40000000194.15020200112.081.62
斉藤学30000000224.08101400636.752.00
三浦将明10000000132.041112005522.502.50

打撃成績

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  • 色付き規定打席(403打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
選手











































O
P
S
 
落合博満1305574508213231132261953406981337011.293.418.580.998
宇野勝1305284656812928018211768123654107815.277.349.454.802
彦野利勝113432374531022521517647991613328671.273.344.471.814
ゲーリー10140435856105253161845322063486517.293.359.514.873
立浪和義11040333661751514104182272104204533.223.317.310.626
川又米利1223813183089182612935321264550365.280.363.406.769
仁村徹9236131434961717136524412527136510.306.361.433.794
中村武志9830626730631805962120812971632.236.312.360.672
中尾孝義952852562967153710935521031401453.262.299.426.725
山田和利821771532841542607108140901330.268.313.392.705
音重鎮66171151173373355180173802272.219.262.364.626
仁村薫76115108133111755242131201172.287.304.509.813
大石友好741151033193002260060501211.184.229.214.443
豊田成佑88102844164102273271911230.190.274.262.536
大宮龍男5791817141022152011830192.173.244.259.504
小松崎善久5487839243043962110300323.289.314.470.784
小野和幸297259082001090091300311.136.175.169.344
小松辰雄2461594141011840020000150.237.237.305.542
杉本正23403928100900110000100.205.205.231.436
近藤真一24393337200930040200100.212.257.273.530
鈴木康友15312646301122111040030.231.333.462.795
川畑泰博2527240200021000120071.083.148.083.231
米村明3025210610070014000051.286.286.333.619
仲根政裕1919150000002000120141.000.158.000.158
郭源治6117151300162002000020.200.200.400.600
山本昌広816150200020001000070.133.133.133.267
岩本好広3213108110024610120030.100.231.200.431
鈴木孝政271090000000001000040.000.000.000.000
上原晃24660000000000000040.000.000.000.000
鹿島忠44440000000000000030.000.000.000.000
小森哲也1440100010000000010.250.250.250.500
田中富生18330000000000000030.000.000.000.000
片平哲也5330100010000000000.333.333.333.667
宮下昌己20221100010000000000.500.500.5001.000
遠田誠治8212000000011000010.000.000.000.000
江本晃一12110000000000000010.000.000.000.000

できごと

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  • 10月7日にナゴヤ球場でリーグ優勝したが、中日は本拠地を1997年からナゴヤドーム(現・バンテリンドーム ナゴヤ)に移転するため、ナゴヤ球場でのリーグ優勝はこの年が最後となった。
  • 11月15日〜11月17日 - 台湾に遠征し台湾代表と2試合を行った。(中日の1勝1敗)

選手・スタッフ

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表彰選手

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リーグ・リーダー
選手名タイトル成績回数
郭源治 最優秀選手初受賞
最優秀救援投手44SP2年連続2度目
立浪和義 新人王
落合博満 最高出塁率.4184年連続5度目
小野和幸 最多勝利18勝初受賞
ベストナイン
選手名ポジション回数
小野和幸投手初受賞
落合博満一塁手5年ぶり2度目[注 1]
ゴールデングラブ賞
選手名ポジション回数
立浪和義遊撃手初受賞
彦野利勝外野手初受賞

ドラフト

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順位選手名ポジション所属結果
1位 今中慎二投手大阪桐蔭高入団
2位 大豊泰昭内野手中日球団職員入団
3位 山口幸司外野手大宮東高入団
4位 中嶋治彦投手王子製紙苫小牧入団
5位 酒井忠晴投手修徳高入団
6位 清水雅治内野手三菱自動車川崎入団

脚注

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注釈

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  1. 二塁手部門で2度、三塁手部門で3度受賞しており、通算7度目。

出典

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  1. “【伊藤鉦三連載コラム】日本一取れず…星野監督のバスの中での絶叫にみんな顔面蒼白”. 東スポWEB. 東京スポーツ新聞社. 2021年3月26日. 2024年4月17日閲覧.
  2. 『日本プロ野球記録年鑑 ベースボール・レコード・ブック1989』ベースボール・マガジン社、1988年。ISBN 4-583-02720-6