1983年の日本競馬

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1983年の日本競馬(1983ねんのにほんけいば)では、1983年昭和58年)の日本競馬界についてまとめる。馬齢は旧表記で統一する。

1982年の日本競馬 - 1983年の日本競馬 - 1984年の日本競馬

概要[編集]

ミスターシービーが牡馬クラシック三冠馬に[編集]

中央競馬ではミスターシービーが、史上3頭目、戦後2頭目の牡馬クラシック三冠馬となった。

サンオーイが南関東三冠を達成[編集]

地方競馬ではサンオーイ南関東三冠を達成した。

できごと[編集]

1月 - 3月[編集]

4月 - 6月[編集]

  • 4月29日 - 第50回東京優駿を記念して、東京競馬場エプソム競馬場が姉妹提携を行う。また、郵政省がダービー記念切手を発行した[1]
  • 5月27日 - 中央競馬におけるクラシック5競走の予備登録は従来4回が義務付けられていたが、このうち1歳時に行う第1回登録を廃止、計3回行うことにした[1]
  • 6月14日 - 中京競馬場で開設30周年記念式典が行われる[2]

7月 - 9月[編集]

  • 7月10日 - 第2回中京競馬において、田原成貴が1開催20勝の新記録を達成[2]
  • 7月23日 - 集中豪雨の影響により、益田競馬場が8月・9月の開催を取りやめる。また、復興のために地方競馬全国協会から緊急助成が行われた[2]
  • 8月1日 - 地方競馬全国協会の会長に大山一生が就任する[2]
  • 9月10日 - 芝電話投票所が開設され、運用開始される[2]
  • 9月22日 - 日本中央競馬会の厩舎関係者10名と監督の職員1名が欧米研修に出発する[2]

10月 - 12月[編集]

その他[編集]

競走成績[編集]

中央競馬主要競走[編集]

中央競馬・障害[編集]

中央競馬・アングロアラブ[編集]

地方競馬主要競走[編集]

騎手招待競走[編集]

表彰[編集]

優駿賞[編集]

  • 年度代表馬・最優秀4歳牡馬・最優秀父内国産馬 ミスターシービー(美浦
  • 最優秀3歳牡馬 ロングハヤブサ栗東
  • 最優秀3歳牝馬 マーサレッド(栗東)
  • 最優秀4歳牝馬 ダイナカール(美浦)
  • 最優秀5歳以上牡馬 キョウエイプロミス(美浦)
  • 最優秀5歳以上牝馬 ミスラディカル(栗東)
  • 最優秀スプリンター ニホンピロウイナー(栗東)
  • 最優秀障害馬 オキノサキガケ(美浦)
  • 最優秀アラブ ウルフケイアイ(美浦)
  • 特別賞 アンバーシャダイ(美浦)

リーディング[編集]

リーディングジョッキー[編集]

分類 騎手の氏名 勝利数
中央競馬 田原成貴 104
地方競馬 坂本敏美[3] 225
ばんえい競走

リーディングトレーナー[編集]

分類 騎手の氏名 勝利数
中央競馬 伊藤雄二 38
地方競馬 田原義友[3] 121
ばんえい競走

リーディングサイアー[編集]

順位 中央競馬 地方競馬(サラ系)
1 ノーザンテースト ボールドコンバタント

リーディングブルードメアサイアー[編集]

順位 中央競馬・地方競馬総合
1

フリーハンデ(優駿)[編集]


誕生[編集]

この年に生まれた競走馬は1986年のクラシック世代となる。

競走馬[編集]

人物[編集]

死去[編集]

競走馬[編集]

人物[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c 『総合年表』p.210
  2. ^ a b c d e f g h i j k 『総合年表』p.211
  3. ^ a b 『優駿』1984年3月号、日本中央競馬会、158頁