1962年のワールドシリーズ

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1962年のワールドシリーズ
チーム 勝数
ニューヨーク・ヤンキースAL 4
サンフランシスコ・ジャイアンツNL 3
シリーズ情報
試合日程 10月4日–16日
観客動員 7試合合計:37万6864人
1試合平均:05万3838人
MVP ラルフ・テリー(NYY)
のちの殿堂表彰者 ヨギ・ベラ(NYY捕手)
ホワイティー・フォード(NYY投手)
ミッキー・マントル(NYY外野手)
オーランド・セペダ(SF内野手)
フアン・マリシャル(SF投手)
ウィリー・メイズ(SF外野手)
ウィリー・マッコビー(SF外野手)
アル・バーリック(審判員)
チーム情報
ニューヨーク・ヤンキース(NYY)
シリーズ出場 3年連続27回目
GM ロイ・ヘイミー
監督 ラルフ・ハウク
シーズン成績 096勝66敗・勝率.593
分配金 選手1人あたり9882.74ドル[1]
サンフランシスコ・ジャイアンツ(SF)
シリーズ出場 8年ぶり15回目
GM チャブ・フィーニー
監督 アルヴィン・ダーク
シーズン成績 103勝62敗・勝率.624
分配金 選手1人あたり7291.49ドル[1]
全米テレビ中継
放送局 NBC
ワールドシリーズ
 < 1961 1963 > 

1962年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)優勝決定戦の第59回ワールドシリーズ(59th World Series)は、10月4日から16日にかけて計7試合が開催された。その結果、ニューヨーク・ヤンキースアメリカンリーグ)がサンフランシスコ・ジャイアンツナショナルリーグ)を4勝3敗で下し、2年連続20回目の優勝を果たした。

両球団の対戦は1951年以来11年ぶり7度目で、ヤンキース対ロサンゼルス・ドジャースと並ぶ歴代最多タイ。ただ、ジャイアンツが本拠地都市をニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区からカリフォルニア州サンフランシスコに移してからは、今回が初めての対戦である。その結果、両球団本拠地間の距離は2,568マイル(約4,132.7km)で、当時のワールドシリーズ史上最長記録となった[注 1][2]シリーズMVPには、最終第7戦に先発登板して完封勝利を挙げるなど、3試合25.0イニングで2勝1敗・防御率1.80という成績を残したヤンキースのラルフ・テリーが選出された。

試合結果[編集]

1962年のワールドシリーズは10月4日に開幕し、途中に移動日と雨天順延を挟んで13日間で7試合が行われた。日程・結果は以下の通り。

日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月04日(木) 第1戦 ニューヨーク・ヤンキース 6-2 サンフランシスコ・ジャイアンツ キャンドルスティック・
パーク
10月05日(金) 第2戦 ニューヨーク・ヤンキース 0-2 サンフランシスコ・ジャイアンツ
10月06日(土) 移動日
10月07日(日) 第3戦 サンフランシスコ・ジャイアンツ 2-3 ニューヨーク・ヤンキース ヤンキー・スタジアム
10月08日(月) 第4戦 サンフランシスコ・ジャイアンツ 7-3 ニューヨーク・ヤンキース
10月09日(火) 第5戦 雨天順延
10月10日(水) 第5戦 サンフランシスコ・ジャイアンツ 3-5 ニューヨーク・ヤンキース
10月11日(木) 移動日
10月12日(金) 第6戦 雨天順延 キャンドルスティック・
パーク
10月13日(土) 第6戦 雨天順延
10月14日(日) 第6戦 雨天順延
10月15日(月) 第6戦 ニューヨーク・ヤンキース 2-5 サンフランシスコ・ジャイアンツ
10月16日(火) 第7戦 ニューヨーク・ヤンキース 1-0 サンフランシスコ・ジャイアンツ
優勝:ニューヨーク・ヤンキース(4勝3敗 / 2年連続20度目)

第1戦 10月4日[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ニューヨーク・ヤンキース 2 0 0 0 0 0 1 2 1 6 11 0
サンフランシスコ・ジャイアンツ 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2 10 0
  1. : ホワイティー・フォード(1勝)  : ビリー・オデル(1敗)  
  2. :  NYY – クリート・ボイヤー1号ソロ
  3. 審判:球審…アル・バーリック(NL)、塁審…一塁: チャーリー・ベリー(AL)、二塁: スタン・ランズ(NL)、三塁: ジム・ホノチック(AL)、外審…左翼: ケン・バークハート(NL)、右翼: ハンク・ソアー(AL)
  4. 試合時間: 2時間43分 観客: 4万3852人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
ニューヨーク・ヤンキース サンフランシスコ・ジャイアンツ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 T・クーベック 1 H・キーン
2 B・リチャードソン 2 C・ヒラー
3 T・トレッシュ 3 F・アルー
4 M・マントル 4 W・メイズ
5 R・マリス 5 O・セペダ
6 E・ハワード 6 J・ダベンポート
7 B・スコウロン 7 E・ベイリー
8 C・ボイヤー 8 J・パガン
9 W・フォード 9 B・オデル
先発投手 投球 先発投手 投球
W・フォード B・オデル

第2戦 10月5日[編集]

映像外部リンク
7回裏、ウィリー・マッコビーがラルフ・テリーからソロ本塁打を放つ。MLB.comによる映像(英語、23秒)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ニューヨーク・ヤンキース 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 1
サンフランシスコ・ジャイアンツ 1 0 0 0 0 0 1 0 X 2 6 0
  1. : ジャック・サンフォード(1勝)  : ラルフ・テリー(1敗)  
  2. :  SF – ウィリー・マッコビー1号ソロ
  3. 審判:球審…チャーリー・ベリー(AL)、塁審…一塁: スタン・ランズ(NL)、二塁: ジム・ホノチック(AL)、三塁: アル・バーリック(NL)、外審…左翼: ケン・バークハート(NL)、右翼: ハンク・ソアー(AL)
  4. 試合時間: 2時間11分 観客: 4万3910人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
ニューヨーク・ヤンキース サンフランシスコ・ジャイアンツ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 T・クーベック 1 C・ヒラー
2 B・リチャードソン 2 F・アルー
3 T・トレッシュ 3 M・アルー
4 M・マントル 4 W・メイズ
5 R・マリス 5 W・マッコビー
6 Y・ベラ 6 T・ハラー
7 D・ロング 7 J・ダベンポート
8 C・ボイヤー 8 J・パガン
9 R・テリー 9 J・サンフォード
先発投手 投球 先発投手 投球
R・テリー J・サンフォード

第3戦 10月7日[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
サンフランシスコ・ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 4 3
ニューヨーク・ヤンキース 0 0 0 0 0 0 3 0 X 3 5 1
  1. : ビル・スタッフォード(1勝)  : ビリー・ピアース(1敗)  
  2. :  SF – エド・ベイリー1号2ラン
  3. 審判:球審…スタン・ランズ(NL)、塁審…一塁: ジム・ホノチック(AL)、二塁: アル・バーリック(NL)、三塁: チャーリー・ベリー(AL)、外審…左翼: ハンク・ソアー(AL)、右翼: ケン・バークハート(NL)
  4. 試合時間: 2時間6分 観客: 7万1434人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
サンフランシスコ・ジャイアンツ ニューヨーク・ヤンキース
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 F・アルー 1 T・クーベック
2 C・ヒラー 2 B・リチャードソン
3 W・メイズ 3 T・トレッシュ
4 W・マッコビー 4 M・マントル
5 O・セペダ 5 R・マリス
6 E・ベイリー 6 E・ハワード
7 J・ダベンポート 7 B・スコウロン
8 J・パガン 8 C・ボイヤー
9 B・ピアース 9 B・スタッフォード
先発投手 投球 先発投手 投球
B・ピアース B・スタッフォード

第4戦 10月8日[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
サンフランシスコ・ジャイアンツ 0 2 0 0 0 0 4 0 1 7 9 1
ニューヨーク・ヤンキース 0 0 0 0 0 2 0 0 1 3 9 1
  1. : ドン・ラーセン(1勝)  : ジム・コーツ(1敗)  S: ジミー・オデル(1敗1S)[注 2]  
  2. :  SF – トム・ハラー1号2ラン、チャック・ヒラー1号満塁
  3. 審判:球審…ジム・ホノチック(AL)、塁審…一塁: アル・バーリック(NL)、二塁: チャーリー・ベリー(AL)、三塁: スタン・ランズ(NL)、外審…左翼: ハンク・ソアー(AL)、右翼: ケン・バークハート(NL)
  4. 試合時間: 2時間55分 観客: 6万6607人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
サンフランシスコ・ジャイアンツ ニューヨーク・ヤンキース
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 H・キーン 1 T・クーベック
2 C・ヒラー 2 B・リチャードソン
3 W・メイズ 3 T・トレッシュ
4 F・アルー 4 M・マントル
5 O・セペダ 5 R・マリス
6 J・ダベンポート 6 E・ハワード
7 T・ハラー 7 B・スコウロン
8 J・パガン 8 C・ボイヤー
9 J・マリシャル 9 W・フォード
先発投手 投球 先発投手 投球
J・マリシャル W・フォード

第5戦 10月10日[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
サンフランシスコ・ジャイアンツ 0 0 1 0 1 0 0 0 1 3 8 2
ニューヨーク・ヤンキース 0 0 0 1 0 1 0 3 X 5 6 0
  1. : ラルフ・テリー(1勝1敗)  : ジャック・サンフォード(1勝1敗)  
  2. :  SF – ホセ・パガン1号ソロ  NYY – トム・トレッシュ1号3ラン
  3. 審判:球審…アル・バーリック(NL)、塁審…一塁: チャーリー・ベリー(AL)、二塁: スタン・ランズ(NL)、三塁: ジム・ホノチック(AL)、外審…左翼: ハンク・ソアー(AL)、右翼: ケン・バークハート(NL)
  4. 試合時間: 2時間42分 観客: 6万3165人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
サンフランシスコ・ジャイアンツ ニューヨーク・ヤンキース
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 C・ヒラー 1 T・クーベック
2 J・ダベンポート 2 B・リチャードソン
3 M・アルー 3 T・トレッシュ
4 W・メイズ 4 M・マントル
5 W・マッコビー 5 R・マリス
6 F・アルー 6 E・ハワード
7 T・ハラー 7 B・スコウロン
8 J・パガン 8 C・ボイヤー
9 J・サンフォード 9 R・テリー
先発投手 投球 先発投手 投球
J・サンフォード R・テリー

第6戦 10月15日[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ニューヨーク・ヤンキース 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2 3 2
サンフランシスコ・ジャイアンツ 0 0 0 3 2 0 0 0 X 5 10 1
  1. : ビリー・ピアース(1勝1敗)  : ホワイティー・フォード(1勝1敗)  
  2. :  NYY – ロジャー・マリス1号ソロ
  3. 審判:球審…チャーリー・ベリー(AL)、塁審…一塁: スタン・ランズ(NL)、二塁: ジム・ホノチック(AL)、三塁: アル・バーリック(NL)、外審…左翼: ケン・バークハート(NL)、右翼: ハンク・ソアー(AL)
  4. 試合時間: 2時間 観客: 4万3948人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
ニューヨーク・ヤンキース サンフランシスコ・ジャイアンツ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 T・クーベック 1 H・キーン
2 B・リチャードソン 2 C・ヒラー
3 T・トレッシュ 3 F・アルー
4 M・マントル 4 W・メイズ
5 R・マリス 5 O・セペダ
6 E・ハワード 6 J・ダベンポート
7 B・スコウロン 7 E・ベイリー
8 C・ボイヤー 8 J・パガン
9 W・フォード 9 B・ピアース
先発投手 投球 先発投手 投球
W・フォード B・ピアース

第7戦 10月16日[編集]

映像外部リンク
9回裏二死二・三塁、ウィリー・マッコビーの打球を二塁手ボビー・リチャードソンがライナーで捕球し、ヤンキースの優勝が決定。MLB.comによる映像(英語、33秒)
チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ニューヨーク・ヤンキース 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 7 0
サンフランシスコ・ジャイアンツ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 1
  1. : ラルフ・テリー(2勝1敗)  : ジャック・サンフォード(1勝2敗)  
  2. 審判:球審…スタン・ランズ(NL)、塁審…一塁: ジム・ホノチック(AL)、二塁: アル・バーリック(NL)、三塁: チャーリー・ベリー(AL)、外審…左翼: ケン・バークハート(NL)、右翼: ハンク・ソアー(AL)
  3. 試合時間: 2時間29分 観客: 4万3948人
    詳細: Baseball-Reference.com
両チームの先発ラインナップ
ニューヨーク・ヤンキース サンフランシスコ・ジャイアンツ
打順 守備 選手 打席 打順 守備 選手 打席
1 T・クーベック 1 F・アルー
2 B・リチャードソン 2 C・ヒラー
3 T・トレッシュ 3 W・メイズ
4 M・マントル 4 W・マッコビー
5 R・マリス 5 O・セペダ
6 E・ハワード 6 T・ハラー
7 B・スコウロン 7 J・ダベンポート
8 C・ボイヤー 8 J・パガン
9 R・テリー 9 J・サンフォード
先発投手 投球 先発投手 投球
R・テリー J・サンフォード

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ のちの2018年シリーズで、ボストン・レッドソックスロサンゼルス・ドジャースが対戦した。両球団本拠地間の距離は2,588マイル(約4,164.9km)に達し、56年ぶりに記録が更新された。
  2. ^ MLBにおいてセーブが公式記録となったのは1969年のことである。そのため、今シリーズでのセーブは参考記録である。

出典[編集]

  1. ^ a b "World Series Gate Receipts," Baseball Almanac. 2018年12月16日閲覧。
  2. ^ Kyle Glaser, "Red Sox Laid Championship Groundwork With 2011 Draft," Baseball America, October 23, 2018. 2018年12月16日閲覧。

外部リンク[編集]