1960年代のラグビー

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< 1960年代

できごと[編集]

1960年[編集]

  • (ルール改正) - スクラム内の定義に関する変更[1]
  • 1月8日 - 第12回全国社会人大会は八幡製鉄が連覇(13‐3近鉄)
  • 1月9日 - 第39回全国高校大会は保善が優勝(9-0北見北斗)
  • 4月 - 関東社会人ラグビー連盟が34チームで結成
  • 9月18日 - 八幡製鉄がカナダ遠征へ(4勝2敗)
  • 12月 - 関東大学Aグループで日大が5年ぶり2回目の優勝。慶大がBグループに転落する

1961年[編集]

  • (ルール改正) - ペナルティキックの定義に関する変更[1]
  • 1月6日 - 第11回全国地区対抗大学大会で近大が初優勝(8-3愛知学芸大)
  • 1月8日 - 第13回全国社会人大会は八幡製鉄が3連覇(3-0近鉄)
  • 1月9日 - 第40回全国高校大会は秋田工が優勝(13-6保善)
  • 1月29日 - 第1回NHK杯は八幡製鉄が圧勝(50-13日大)
  • 3月17日 - カナダ・キャッツクラブ来日(2勝3敗)
  • 12月 - 早大が関東大学Bグループに転落、慶大はAグループ復帰。Aグループの優勝は明大

1962年[編集]

  • 1月8日 - 第14回全国社会人大会は近鉄が優勝(6-5八幡製鉄)
  • 1月9日 - 第41回全国高校大会は保善が連覇(9‐5京王)
  • 2月24日 - エリスクラブ台湾遠征(4勝)
  • 3月4日 - 第2回NHK杯は同大が近鉄を17-6と破り、初の全国制覇
  • 3月25日 - 第15回三地域対抗は関東が5年連続7回目の優勝
  • 5月9日 - 八幡製鉄が豪州、NZ遠征(6勝4敗)
  • 6月23日 - 九州総合体育大会が全九州高校ラグビー大会として独立
  • 8月27日 - 秩父宮ラグビー場ナイター照明点灯式
  • 8月29日 - フランス学生選抜ピュック来日(7勝1敗1分)
  • 11月16日 - 秩父宮ラグビー場、国立競技場に移譲する
  • 12月 - 早大が関東大学Aブロックに復帰

1963年[編集]

  • (ルール改正) - スクラムから出るボール、ボールの内圧に関する規定[1]
  • 1月1日 - 全国高校大会が花園ラグビー場で始まる
  • 1月8日 - 第15回全国社会人大会は八幡製鉄が優勝(19-3谷藤機械)
  • 1月9日 - 第42回全国高校大会は天理が27年ぶりV(8-3北見北斗)
  • 3月3日 - 第3回NHK杯は八幡製鉄が明大を25-6で下す
  • 3月24日 - 第16回三地域対抗で関東が6連勝
  • 3月 - 日本代表、33年ぶりのカナダ遠征メンバー発表
  • 4月13日 - 日本代表はカナダでBC州代表に勝利(33-6)
  • 9月24日 - 日本ラグビー協会創立35周年記念式典(秩父宮)
  • 9月 - 関東大学はブロック制を廃止、対抗戦方式に戻る
  • 9月 - 関西大学対抗戦をリーグ形式に変更。A・B・C3部制に

1964年[編集]

  • (ルール改正) - ラインアウトを定義、スクラム等でのオフサイドラインの後退[1]
  • 1月8日 - 第16回全国社会人大会は八幡製鉄が連覇(16-3近鉄)
  • 1月9日 - 第43回全国高校大会は保善が東京決戦を制す(6-3京王)
  • 3月20日 - 第1回日本選手権は同大が初の栄冠(18-3近鉄)
  • 6月11日 - 五輪のため春開催の新潟国体。社会人は愛知県(トヨタ自工)、教員は大阪府、高校Aは東京都(保善高)が優勝
  • 9月 - 関東大学は再び2ブロック制に
  • 10月10日 - 秩父宮ラグビー場が東京五輪のサッカー会場に
  • 11月5日 - 保善高が韓国遠征(4勝1敗)。高校初の海外遠征
  • 11月20日 - 日本ラグビー協会が「日本ラグビー史」を出版
  • 12月18日 - NZカンタベリー大来日(5勝1敗)
  • 12月19日 - 京大が東大との定期戦に8年ぶり勝利

1965年[編集]

  • 1月1日 - 京大-慶大が西京極で行われたが、これが元旦最後の定期戦に
  • 1月6日 - 第15回全国地区対抗大会は鹿児島大が初優勝(9-6東洋大)
  • 1月8日 - 第17回全国社会人大会は八幡製鉄が3連覇(25-3トヨタ自工)
  • 1月9日 - 第44回全国高校大会は秋田工が優勝(6-3天理)
  • 1月10日 - 第1回大学選手権は法大が優勝(14-6早大)
  • 1月15日 - 第2回日本選手権は八幡製鉄が勝利(15-6法大)
  • 1月24日 - 東西学生対抗は関西(代表)が17年ぶりの勝利(16-12)
  • 3月7日 - 朝日招待は九州代表が日本学生代表に勝利(36-3)
  • 3月28日 - 三地域対抗は優勝が決まらず
  • 5月13日 - 韓国・大邱商高が来日(2勝3敗)
  • 7月 - 全国教育系大学大会が始まるも、この年は研修会のみに
  • 7月20日 - 日本代表強化合宿が埼玉県朝霞駐屯地にて始まる
  • 9月15日 - 日本ラグビー協会が少年ラグビースクール開講
  • 9月16日 - 全香港来日
  • 12月5日 - 関西大学Aリーグは同大が8連覇。早大が明大を破り、関東大学で7年ぶりの優勝

1966年[編集]

  • 1月4日 - 第16回全国地区対抗大学大会で国士舘大が初優勝(5-0大経大)
  • 1月5日 - 第2回大学選手権は早大が初優勝(16-0法大)
  • 1月8日 - 第18回全国社会人大会は八幡製鉄が4連覇(8-3近鉄)
  • 1月9日 - 第45回全国高校大会は盛岡工が優勝(6-5天理)
  • 1月15日 - 第3回日本選手権は早大が日本一(12-9八幡製鉄)
  • 3月16日 - エーコンクラブが香港・台湾遠征(3勝1敗)
  • 3月20日 - 全同大がNZ・豪州遠征(3勝5敗1分)
  • 4月3日 - どんたくクラブが台湾遠征(2勝1敗)
  • 4月27日 - 全九州大学選抜が韓国遠征(2勝3敗)
  • 8月12日 - 第2回全国教育系大学大会は鹿児島大が優勝(31-13愛知教育大)
  • 9月1日 - 国内ローカルルールにダイレクトタッチキックの制限を採用
  • 10月27日 - ウエリントン・アスレチッククラブが来日(2勝2敗)
  • 12月4日 - 第42回早明戦は早大が勝利(23-17)

1967年[編集]

  • 1月5日 - 高麗大・延世大の連合チーム来日(2勝3敗)
  • 1月6日 - 第17回全国大学地区対抗大会は成城大が優勝(16-6北九州大)
  • 1月7日 - 第3回全国大学選手権は早大が連覇
  • 1月8日 - 第19回全国社会人大会は近鉄が優勝(15-3トヨタ自工)
  • 1月9日 - 第46回全国高校大会は天理が優勝(14-10専大京王)
  • 1月15日 - 第4回日本選手権は近鉄が初の日本一(27-11早大)
  • 1月22日 - 第21回東西学生対抗は関西学生が勝利(16-13)
  • 2月26日 - NZUが2度目の来日(9勝)
  • 3月5日 - 朝日招待は日本大学代表34-16で九州代表を下す
  • 3月18日 - カナダのセントジョージズ高来日(3勝3敗)
  • 4月23日 - 第20回三地域対抗は1ヶ月遅れの開催。関西が3回目の優勝
  • 6月16日 - 関西学生ラグビー連盟結成
  • 7月 - 日本代表強化のために技術委員会設置。委員長は星名泰
  • 7月25日 - 第3回全国教育系大学大会(菅平)は広島大が優勝(16-12鹿児島大)
  • 9月27日 - 豪州イースターサバーブスが来日(3勝2敗)
  • 12月3日 - 第43回早明戦は早大が圧勝(40-5)。対抗戦全勝優勝
  • 12月10日 - 法大が中大を破り(19-16)、全勝でリーグ戦初代王者に

1968年[編集]

  • 1月6日 - 第18回全国地区対抗大会は鹿児島大が優勝(17-11広島大)
  • 1月7日 - 第4回大学選手権は法大が優勝(11-8早大)
  • 1月8日 - 第20回全国社会人大会は近鉄が連覇(6-5トヨタ自工)
  • 1月9日 - 第47回全国高校大会は福岡電波が初優勝(11-5目黒)
  • 1月15日 - 第5回日本選手権は近鉄が連覇(27-14法大)
  • 3月10日 - NZポンソンビーが来日(3勝2敗)
  • 3月16日 - 大経大が台湾遠征(3勝1敗1分)
  • 3月22日 - 天理大が韓国遠征(1勝3敗1分)
  • 3月24日 - 第21回三地域対抗ラグビーは関西が優勝。この回で廃止に
  • 5月6日 - 日本代表がNZ遠征へ
  • 6月3日 - 日本代表がオールブラックスジュニアを破る
  • 7月8日 - 三地域対抗の中止を決定
  • 8月29日 - 慶大がタイ遠征(4勝1敗)
  • 9月4日 - トヨタ自工が韓国遠征(2勝2敗)
  • 9月8日 - 大学、社会人混成の九州リーグ始まる
  • 11月 - 東京三洋が韓国遠征(2勝1敗)
  • 12月1日 - 関東リーグ戦は専大が日大と引き分け、無敗で優勝
  • 12月8日- 関東大学対抗戦は早大が明大を破り(26-23)全勝優勝

1969年[編集]

  • 1月5日 - 全国大学選手権は早大と慶大が引き分け両校優勝(14-14)。日本選手権には抽選で慶大が進出
  • 1月6日 - 第19回全国地区対抗大会は福岡大が初優勝(19-16広島大)
  • 1月8日 - 第21回全国社会人大会はトヨタ自工が初優勝(19-13八幡製鉄)
  • 1月9日 - 第48回全国高校大会は秋田工が優勝(26-6目黒)
  • 1月15日 - 第6回日本選手権はトヨタ自工が優勝(44-16慶大)
  • 3月16日 - 第1回アジア大会(秩父宮)は日本が全勝優勝
  • 3月20日 - 近鉄の坂田好弘がNZカンタベリー大留学へ
  • 4月 - 西京極球技場完成
  • 5月3日 - 日本協会会長の香山蕃死去
  • 6月22日 - 日本協会会長に湯川正夫就任
  • 8月 - 第1回全国ラグビースクール指導者講習会(菅平)
  • 10月5日 - 日本協会会長の湯川正夫死去
  • 10月10日 - 京都ラグビー祭
  • 11月23日 - 日本協会会長に横山通夫就任
  • 12月6日 - 法大が日大を下し(46-8)、関東大学リーグ戦全勝優勝
  • 12月7日 - 日体大が関東大学対抗戦で全勝優勝

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 斎藤武利, 河野一郎, 江田昌佑「安全対策の視点からみたラグビーフットボール競技規則の変遷について」『体育科学系紀要』第15号、筑波大学体育科学系、1992年3月、221-233頁、CRID 1520572360045880192hdl:2241/15920ISSN 038671292023年12月1日閲覧 

参考文献[編集]

『ラグビー 戦後70年史』p51-59(ベースボールマガジン社、2015年)