.NET Core

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.NET Core
開発元 .NET Foundation
最新版 2.1 / 2018年5月30日(6か月前) (2018-05-30[1]
リポジトリ github.com/dotnet/core
プログラミング言語 C++およびC#
対応OS Windows, Linux, macOS
種別 ソフトウェアフレームワーク
ライセンス MIT License[2]
公式サイト dotnet.github.io
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.NET Core(ドットネット・コア)は、フリーでオープンソースなマネージソフトウェアフレームワークであり、WindowsLinuxmacOS用が存在する[3]。.NET CoreはCoreCLRから構成される。CoreCLRはCLRの全てが実装された仮想機械で、.NETプログラムの実行を管理する。CoreCLRにはRyuJITと呼ばれる、改良された実行時コンパイラが搭載されている[4][注釈 1][5]。.NET CoreにはさらにCoreFXも含まれる。CoreFXはFramework Class Library英語版の一部をフォークしたものである[6]。.NET Coreと.NET FrameworkAPIを一部共有しているが、.NET Coreには.NET Frameworkに存在しない固有のAPIが搭載されている[7]のに加え、CoreRTも含まれている。CoreRTとは、AOTコンパイルされたネイティブバイナリとの統合のために最適化された、.NETネイティブランタイムである。.NET Coreライブラリの派生物はUWP用に利用されている[8]。.NET Coreのコマンドラインインタフェースは、オペレーティングシステムには実行エントリポイントを、開発者にはコンパイルやパッケージ管理などのサービスを提供する[9]

.NET Coreは、ASP.NET Coreウェブアプリ、コマンドラインアプリ、ライブラリ、ユニバーサルWindowsプラットフォームアプリ英語版といった、4つのクロスプラットフォームシナリオをサポートする。現時点の.NET Coreには、Windowsのデスクトップソフトウェア用の標準GUIを提供するための、Windows FormsWPFは実装されていない[7][10]。2018年にマイクロソフトは、デスクトップ技術であるWindows Forms、WPF、UWPを.NET Core 3からサポートすることを公表した[11]。.NET Coreはモジュラーでもあるため、開発者は.NET CoreをアセンブリではなくNuGetパッケージにしてもよい。.NET FrameworkはWindows Updateにより更新されるが、.NET Coreの更新はそのパッケージマネージャに依存する[7][10]

2016年6月27日に.NET Core 1.0がVisual Studio 2015 Update 3と併せてリリースされ[12]、.NET Core開発が可能となった[13]。2017年3月7日にNET Core 1.0.4および.NET Core 1.1.1が、.NET Core Tools 1.0およびVisual Studio 2017と併せてリリースされた[14]

2018年5月7日に.NET Core 3がMicrosoft Buildで公表された。2018年末までにパブリックプレビューリリースが利用可能となり、2019年に公式リリースされる予定である[11]。.NET Core 3のフレームワークでは、デスクトップ、人工知能/機械学習IoTアプリケーションの開発をサポートする。

注釈[編集]

  1. ^ 接頭辞である "Ryu" は日本語の「竜」であるが、これはThe Dragon Book英語版に由来する

脚注[編集]

  1. ^ core/README.md”. GitHub. 2018年8月27日閲覧。
  2. ^ core/LICENSE.TXT”. GitHub. 2018年6月4日閲覧。
  3. ^ Download .NET Core”. microsoft.com. マイクロソフト. 2017年10月31日閲覧。
  4. ^ CoreCLR is now Open Source”. .NET Framework Blog. マイクロソフト (2015年2月3日). 2015年2月27日閲覧。
  5. ^ Why RyuJIT? How was the name chosen?”. nuWave eSolutions Development Team Blog. 2016年6月21日閲覧。
  6. ^ Introducing .NET Core”. .NET Framework Blog. マイクロソフト (2014年12月4日). 2015年2月27日閲覧。
  7. ^ a b c .NET Core - .NET Goes Cross-Platform with .NET Core”. MSDN マガジン. マイクロソフト (2016年4月). 2018年8月27日閲覧。
  8. ^ Intro to .NET Native and CoreRT” (2016年4月23日). 2018年8月27日閲覧。
  9. ^ Intro to CLI” (2016年4月23日). 2018年8月27日閲覧。
  10. ^ a b .NET 2015 Overview”. Channel 9英語版. マイクロソフト (2015年11月18日). 2018年8月27日閲覧。
  11. ^ a b .NET Core 3 and Support for Windows Desktop Applications”. MSDN. マイクロソフト (2018年5月7日). 2018年8月27日閲覧。
  12. ^ .NET Core 1.0 released, now officially supported by Red Hat”. Ars Technica英語版. コンデナスト (2016年6月27日). 2018年8月27日閲覧。
  13. ^ Microsoft showcases SQL Server, .NET Core on Red Hat Enterprise Linux deliverables”. ZDNet. CBSインタラクティブ (2016年6月27日). 2018年8月27日閲覧。
  14. ^ https://blogs.msdn.microsoft.com/dotnet/2017/03/07/announcing-net-core-tools-1-0/

外部リンク[編集]