ミシマバイカモ

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ミシマバイカモ
ミシマバイカモ(静岡県三島市
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
: キンポウゲ属 Ranunculus
: イチョウバイカモ
R. nipponicus
変種 : ミシマバイカモ R. n. var. japonicus
学名
Ranunculus nipponicus (Makino) Nakai
var. japonicus (Nakai) H. Hara
和名
ミシマバイカモ

ミシマバイカモ(三島梅花藻、Ranunculus nipponicus var. japonicus)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年生の水草イチョウバイカモの変種である。清流に育つ。

概要[編集]

ミシマバイカモ

沈水性の常緑多年草である[1]。沈水葉の葉身は扇形またはボンボリ状で糸状裂片に分かれている[1]

花期は5-11月で、水面または水上に白色の花をつける(花弁は5個)[1]

日本固有変種で北海道千歳川、本州では長野県静岡県の一部に分布する[1]

歴史[編集]

1930年(昭和5年)に三島市楽寿園の小浜池にて発見された[2]

三島市内では1960年(昭和35年)頃まで川や湧水池に自生していたが、湧水の減少などが原因でいったん絶滅していた[2]1995年(平成7年)に清水町柿田川に自生するミシマバイカモが「三島梅花藻の里」に移植され、さらに源兵衛川などにも移植された[2]

脚注[編集]