舛部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2011年8月14日 (日) 14:03個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: nl:Radicaal 136)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

康熙字典 214 部首
舌部 舛部 舟部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

舛部(せんぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では136番目に置かれる(6画の19番目、未集の19番目)。

Bare feet.JPG

「舛」字は相反すること、食い違うことを意味する。また錯乱や誤謬、順調に行かないさまを意味する。『説文解字』は相対して寝ていることとするが、足が左右に開いて反対方向に向いている様子に象っていると考えられる。「夕:右足」や「ヰ:左足」は「」と同じく足の象形であり、その楷書における変形である。

偏旁の意符としては両足に関することを示す。

舛部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。

なお日本の新字体では「舛」を7画とする。

部首の通称

  • 日本:ます(日本で「升」(ます)字の代わりに用いられたことから)・まいあし(「舞」字の脚から)
  • 韓国:어그러질천부 (eogeureojil cheon bu、食い違う舛部)
  • 英米:Radical oppose

部首字

例字

  • 6舜・8舞