黒猫館の殺人

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黒猫館の殺人
著者 綾辻行人
発行日 1992年4月10日
発行元 講談社
ジャンル 推理小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 講談社ノベルス
前作 時計館の殺人
次作 暗黒館の殺人
コード ISBN 4-06-181615-2
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黒猫館の殺人』(くろねこかんのさつじん)は綾辻行人による日本推理小説館シリーズ第六作である。

あらすじ[編集]

1990年6月、稀譚社の編集者である江南孝明のもとに一通の郵便物が届く。差出人は鮎田冬馬。内容は「鹿谷先生とお会いし、お話をお聞きしたい」というものだった。鮎田から電話がかかり、話を聞くと2月に滞在していたホテルが大火災に会い、その影響で記憶喪失になっているという。現在は自身が書いたと思われる手記に書かれた名前しか知らない。鮎田は去年の9月まで「黒猫館」という家の管理人をしていたらしい。そしてその黒猫館を設計したのが中村青司だと聞き、江南は胸騒ぎを感じた。彼が設計した建物は数々の悲惨な事件が起こり、自身も数多くの友人を失ったり、事件に巻き込まれたりしたからである。

江南は友人で推理作家の鹿谷門実に連絡を取り、手掛かりとなる手記を読むことに。そこには「黒猫館」で彼が遭遇した殺人事件が綴られていた。謎を追うべく、彼らは札幌阿寒へ向かう。

登場人物[編集]

鮎田 冬馬(あゆた とうま)
「黒猫館」の管理人。ホテル火災が元で現在は記憶喪失となっている。またそれ以前からとみられる左半身不随を負っている。
手記によれば、管理人ながらも僻地ゆえに別荘として利用されることもない「黒猫館」にて愛猫のカーロとともに殆ど世捨て人のような生活をしていた。
風間 裕己(かざま ゆうき)
「黒猫館」の現在の持ち主の息子。M**大学商学部の学生。ロックバンド「セイレーン」のギタリスト。親元を離れ東京で一人暮らしをしている。隼人、晋、謙二郎と共にロックバンド解散記念旅行をしている。
氷川 隼人(ひかわ はやと)
裕己の従兄でT**大学の大学院で理学形態学の学生。「セイレーン」のピアニスト。異端の生物学者だった天羽博士の建てた「黒猫館」に興味を示す。
木之内 晋(きのうち しん)
裕己の友人で三流私大の学生。「セイレーン」のドラマー
麻生 謙二郎(あさお けんじろう)
裕己の友人で三流私大の学生。「セイレーン」のベーシスト。オカルト好き。
椿本 レナ(つばきもと レナ)
旅行者で祐己と晋に誘われ、黒猫館に宿泊することになる。
天羽 辰也(あもう たつや)
進化論専門の生物学者で「黒猫館」の元の持ち主。オーストラリアに留学した後H**大学助教授となるが問題を起こしてしまい、大学を追われた後は現在消息不明となっている。
天羽 理沙子(あもう りさこ)
辰也の姪で養女。現在消息不明となっている。
神代 舜之介(くましろ しゅんのすけ)
中村青司が師事した元T**大学教授で天羽の友人。
橘 てる子(たちばな てるこ)
H**大学教授で天羽の元同僚。
江南 孝明(かわみなみ たかあき)
稀譚社の編集者。冬馬からの依頼を聞き、友人の角実に連絡を取る。
鹿谷 角実(ししや かどみ)
推理作家。本名は島田潔で九州にある寺の三男坊。『迷路館の殺人』でデビューする。

書誌情報[編集]