黄ボール

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黄ボール(きボール)は板紙の一種で、本来は稲わらや麦わらを原料とした板紙であるが、近年は古紙パルプに黄色の染料を使い着色した物がある。黄板黄板紙とも呼ばれる。

由来[編集]

明治以降、洋紙の製造法が導入されると球形の“地球釜”と呼ばれる蒸解釜で稲わらや麦わらを煮てパルプを作っていた。このパルプを薄く抄いた物がわら半紙であり、厚く抄いた物が黄ボールである。

また、その色が稲わらや干草を食べる馬の糞に似ていた事から馬糞紙とも呼ばれていた。現在では死語に近く、昭和30年代生まれ以上の人しか分からないと思われる。

用途[編集]

  • 昭和40年代までは、紙が堅い事から小学校の工作などに使われていた。
  • 貼箱の芯紙として高級品の包装に使用される。
  • 上製本の表紙の芯紙として使用される。
  • 資源再生の観点から、化成品や木材に変わる保護材(当紙)にも使われている。