鹿毛康司

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鹿毛 康司(かげ こうじ、1959年12月26日[1] - )は日本クリエイティブ・ディレクター[2][3]エステー株式会社宣伝部長[4]。別名、特命宣伝部長 高田鳥場(たかだのとりば)[5]

来歴[編集]

福岡県飯塚市生まれ。福岡県立嘉穂高等学校[6]から二浪を経て早稲田大学商学部に進学。2年次に広告論の亀井昭宏ゼミに入り[7][8][9]、アマチュアバンドの活動にも励んだ[10]。卒業した1984年[1][11]雪印乳業株式会社に入社する[12]1993年ドレクセル大学にてMBAを取得[12]

2000年雪印集団食中毒事件が起きた際、マーケティンググループに属していた鹿毛は大阪支社へ派遣され、被害者らの家を訪ねて回るなど、事件の事後処理にあたる[13]。その後、乳食品事業部営業グループ課長に就任し「ジョゼフ・ドルーアン」ワインの拡販に取り組む[14]2002年1月、同社子会社による牛肉偽装事件が発覚すると、3月には鹿毛を含む有志7人が「雪印体質を変革する会」を結成し「雪印社員一同」名義で新聞に謝罪広告を出す[15]。同年、鹿毛は経営企画室プロジェクトマネージャーとして信頼回復プロジェクトを担当する[15]

外資への転職が決まっていたが、鹿毛が出演したNHK特番を見た鈴木喬からの依頼によって、2003年にエステー化学株式会社(後のエステー株式会社)に入社[12][16][17]。8月には宣伝部長に任ぜられ、クリエイティブ・ディレクターとして同社の広告すべての統括制作を担うようになる[18]

2005年、同社はCM総合研究所から2004年度CM好感度躍進企業第2位とされ、以後もCM好感度ランキング(生活雑貨類、同研究所調べ)上位に入るテレビCMを次々と放映しているが、同社の年間広告宣伝費は日本国内大手競合企業の15程度(2006年の報道より)にとどまっている[19]。2008年には同社「消臭プラグ」のCM展開が、Brand of the Year 2008「売上に貢献し続けたCM-Branding評価 定番ブランド20傑」に生活雑貨類で唯一選ばれている[20]

作品[編集]

一部のみを列挙する。

  • エステー化学株式会社 消臭プラグ「生コマ風ドラマCM“11話”」(2006年放映、2007ニューヨークフェスティバル 国際広告賞ファイナリスト入賞[21]
  • エステー株式会社 社名変更「お花畑で社名変更」篇(2007年放映、2008年度 ACC CMフェスティバル ACCファイナリスト入賞[22]

著書[編集]

参考文献[編集]

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  1. ^ a b 組織改定ならびに執行役の管掌変更、執行役の選任に関するお知らせ - エステー、平成24年8月1日
  2. ^ 『朝日新聞』2006年6月6日東京朝刊、朝日新聞社、25面。
  3. ^ エステー宣伝部長が語る、芸能人と会った時に「こいつ、分かってるな」と思わせる4カ条 - IRORIO 2016年7月13日
  4. ^ 『朝日新聞』2007年7月24日東京朝刊、朝日新聞社、25面。
  5. ^ 高田鳥場だより エステー宣伝部ドットコム、2011年7月17日閲覧。
  6. ^ 今日、母校の嘉穂高校にいった。 - 高田鳥場 (鹿毛康司)さんのツイート、2013年4月12日
  7. ^ 組織内変人列伝 「エステーCMの父」流、突出社員の生き方 - 東洋経済オンライン、2015年3月13日
  8. ^ エステーの特命宣伝部長は、「エリート」ではなくビリから 4 番目の「ボンクラ」だった? - Wantedly、2016年10月7日
  9. ^ 早稲田大学の講義に「消臭力」のミゲル君が!! - Facebook宣伝会議 2011年8月3日
  10. ^ 【連載】『あの人の学生時代。』 ♯3:エステー株式会社 特命宣伝部長 鹿毛康司 - マイナビ、2017年2月22日
  11. ^ 【鹿毛康司の就活本音対談】#1 ドミノ・ピザジャパン富永朋信「内定をもらえる人ともらえない人の違い」 マイナビ 就活スタイル
  12. ^ a b c 『日本経済新聞』2007年11月17日、日本経済新聞社、26-27面。
  13. ^ 「雪印社員の熱く長い夏」『AERA』2000年9月18日号、朝日新聞社、30頁-。
  14. ^ 『日本食糧新聞』2001年7月2日、日本食糧新聞社。
  15. ^ a b 鹿毛康司「雪印食品事件を振り返って」『Executive Matter』2002年9月号、ジャスネットコミュニケーションズ、12-13頁。
  16. ^ 「テレビCM好感度ナンバー1。でも実際はネットを活用した戦略が6割を占める」 エステー 鹿毛康司氏 - MarkeZine、2013年5月20日
  17. ^ エステー会長 鈴木喬氏 「社長の仕事—危機の時代のリーダーシップ」(講演) GLOBIS 知見録
  18. ^ 鹿毛康司「『マーケティングのウソ』を疑え!」『宣伝会議』2008年3月1日号、宣伝会議、24-25頁。
  19. ^ 『化学工業日報』2006年7月27日、化学工業日報社、5面。
  20. ^ 「売上げに貢献し続けた定番ブランド」CM DATABANK CM総合研究所。
  21. ^ 2007 International Advertising Awards (PDF) , New York Festivals. pp. 21.
  22. ^ 「2008 48th ACC CM FESTIVAL 入賞作品リスト」社団法人全日本シーエム放送連盟。

外部リンク[編集]