鳳来山東照宮

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鳳来山東照宮
Houraisantoushouguu1.JPG
拝殿
所在地 愛知県新城市門谷字鳳来寺4
位置 北緯34度58分43.8秒 東経137度35分14.9秒 / 北緯34.978833度 東経137.587472度 / 34.978833; 137.587472 (鳳来山東照宮)座標: 北緯34度58分43.8秒 東経137度35分14.9秒 / 北緯34.978833度 東経137.587472度 / 34.978833; 137.587472 (鳳来山東照宮)
主祭神 徳川家康(東照大権現)
社格 旧郷社
創建 慶安4年(1651年
本殿の様式 入母屋造檜皮葺
例祭 4月17日
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鳳来山東照宮(ほうらいさんとうしょうぐう)は、愛知県新城市鳳来寺山に鎮座する神社である。正式名称は「東照宮」。日光久能山と並ぶ三大東照宮の1社を称している。

祭神[編集]

徳川家康東照大権現)を主祭神に、「鎮守三社」と称される山王権現熊野権現白山権現合祀している。

歴史[編集]

慶安元年(1648年)4月、日光東照宮へ参拝した折に改めて『東照社縁起』を読み、徳川家康の出生と三河国設楽郡鳳来寺との縁に感銘を受けた江戸幕府3代将軍家光が、鳳来寺の本堂修復と薬師堂の再建を発願し、あわせて新たに東照宮の創祀を計画した。家光は老中の阿部忠秋太田資宗に命じて造営事業を進めたが、家光は慶安4年(1651年)6月に薨じたため、跡を継いだ4代将軍家綱は太田資宗や本多利長小笠原忠知等の地元の大名に引き続き造営を命じた。慶安4年(1651年)に社殿が竣成し、同年9月17日に江戸城内紅葉山御殿に祭られていた「御宮殿」(厨子)と神体である「御神像」(神像)を遷祀したのが創まりである。遷祀に際しては盛大な遷座祭が斎行され、将軍家綱から、家康が関ヶ原の戦いで帯刀したという太刀が神刀として奉納された他、諸大名からも太刀や灯篭などの奉納があったという。以後、鳳来寺は別当寺と定められた。明暦2年(1656年)には幕府から社領470の寄進があり、江戸時代を通して10回に及ぶ修理が幕府により行われている。

東照社縁起と鳳来寺に伝わる伝説[編集]

東照社縁起
家康の父母である松平広忠と正室於大の方(伝通院)は、子のできないことを憂い、祈願のために夫妻そろって領内の鳳来寺に参篭したところ、伝通院が東方より現れた老翁に金珠を与えられる夢を見て、間もなく家康を懐妊したという。
鳳来寺の伝説
家康の出生は壬寅年寅月寅の日にあたる天文11年(1542年)12月26日の寅の刻(午前5時頃)であったとされるが、鳳来寺では家康誕生と時を同じくして、薬師堂の本尊である薬師如来を守護する十二神将の中、寅神でもある真達羅大将の神像が忽然と姿を消し、家康が薨ずると神像もひとりでにもとの位置に戻っていたといい、以来、家康は真達羅大将の化身であったと伝えられている。

社殿[編集]

本殿は桁行3間、梁間2間の入母屋造で1間の向拝を付け、屋根に千木を置く。本殿の正面に1間平唐門中門があり、中門からは左右にそれぞれ折曲り延長25間(「間」は長さの単位ではなく、柱間の数を表す)の透塀(すきべい)が発して本殿を囲んでいる。拝殿は桁行3間、梁間2間の入母屋造で正面に1間の向拝を設ける。拝殿背面中央には桁行2間、梁間1間、切妻造妻入幣殿が接続し、拝殿と併せてて1棟を形成している。以上の建物の屋根は全て檜皮葺である。いずれも慶安4年(1651年)の造営によるもので、国の重要文化財に指定されている。また、折曲り延長約76.5mの石柵(重文)が拝殿を囲み、石柵の外にこれも重文の方1間、切妻造檜皮葺の水屋手水舎)がある。

文化財[編集]

本殿
国の重要文化財(昭和28年(1953年)11月14日指定)
  • 本殿:1棟[1]
  • 中門:1棟[2]
  • 左右透塀:2棟[3][4]
  • 拝殿・幣殿:1棟[5]
  • 水屋:1棟(水盤を含む)[6]
その他
  • 重要文化財の附(つけたり)として、石柵・石燈籠:2基(慶安4年9月17日、吉田城主小笠原忠知の奉納)、板札:1枚、棟札:3枚が指定されている。
  • 当神社境内を含む鳳来寺山が国の名勝及び天然記念物に指定されている[7]

主な行事[編集]

  • 元旦祭 - 1月1日
  • 祈年祭 - 旧1月3日
  • 例祭 - 4月17日(家康の命日)
  • 創建記念祭 - 9月17日
  • 新嘗祭 - 11月23日
  • 生誕祭 - 12月26日(家康の誕生日)
  • 月次祭 - 毎月17日

出典[編集]

  1. ^ 本殿”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2015年7月3日閲覧。
  2. ^ 中門”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2015年7月3日閲覧。
  3. ^ 左右透塀(左)”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2015年7月3日閲覧。
  4. ^ 左右透塀(右)”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2015年7月3日閲覧。
  5. ^ 拝殿、幣殿”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2015年7月3日閲覧。
  6. ^ 水屋”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2015年7月3日閲覧。
  7. ^ 鳳来寺山”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2015年7月3日閲覧。
[脚注の使い方]

参考文献[編集]

外部リンク[編集]