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鳳来寺山

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鳳来寺山
南西山麓の表参道の一の門から望む鳳来寺山、中央上部は奥ノ院の岩壁、2020年10月12日撮影
南西山麓の表参道の一の門から望む鳳来寺山、中央上部は奥ノ院の岩壁、2020年10月
標高 695[1][2] m
所在地 愛知県新城市
位置 北緯34度59分2.7秒 東経137度34分57.9秒 / 北緯34.984083度 東経137.582750度 / 34.984083; 137.582750座標: 北緯34度59分2.7秒 東経137度34分57.9秒 / 北緯34.984083度 東経137.582750度 / 34.984083; 137.582750[1]
山系 美濃三河高原[3]
鳳来寺山の位置(愛知県内)
鳳来寺山
鳳来寺山 (愛知県)
鳳来寺山の位置(中部地方内)
鳳来寺山
鳳来寺山 (中部地方)
プロジェクト 山
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鳳来寺山(ほうらいじさん)は、愛知県新城市[注釈 1][4]にある美濃三河高原標高695 m[1][2][3][5][6][7][8][9][10]。別名が、桐生山、霧生山[3]

山名の由来

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山名はその真言宗五智教団本山鳳来寺があることに由来する[3]。それまでは桐生山と呼ばれていたが、いつしか鳳来寺山になったと言われている[3]

概要

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旧火山帯の南端に位置する約2000万年前に活動した火山であり、山上には老が茂り奇石がそびえている[6]1931年昭和6年)7月31日に、花樹花草紅葉樹などの叢生する場所、などの棲息する場所、岩石洞穴、展望地点、着生草木の著しく発生する岩石又は樹木、岩石の組織などの指定基準により、山全体が国の名勝および天然記念物の指定を受けており[11]自然の宝庫とも形容される[12]。鳳来寺山の地域は、愛知県の生物多様性ホットスポットの一つに選定されている[注釈 2][13]。山域は鳳来寺山県立自然公園として都道府県立自然公園に指定されていたが[4]1969年(昭和44年)1月10日に天竜奥三河国定公園に移行指定され[14]、南斜面などはその特別保護地区の指定を受けている[15]コノハズク生息地として全国的に有名[7][16]歌川広重による六十余州名所図会浮世絵木版画『鳳来寺山巌』で名所として紹介された[17]岩崎元郎による新日本百名山のひとつに選定されている[18]

歴史

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鳳来寺表参道の石段(石段892段目/1425段)と源頼朝が匿われていたと伝えられる医王院
表参道石段の頂上にある紅葉時の鳳来寺本堂、背後に鳳来寺山の象徴ともいえる岩壁である鏡岩

703年大宝3年)に利修仙人(りしゅうせんにん)が開山した真言宗五智教団の本山の鳳来寺があり、古くから信仰されていた[4]。かつては山岳仏教修験場で[5]、上部にある奥ノ院が修験者の修験の場として用いられていた[19]源頼朝伊豆の地への流刑となり逃亡中、殺生禁断の地とされる鳳来寺を頼って、僧坊のひとつである医王院に匿われていたという説がある[20]。その後頼朝は平氏を滅ぼし、鎌倉幕府を開いた後に鳳来寺を再興したと伝えられている[3][20]。鳳来寺参道の石段も頼朝の寄進によるものと伝えられている[20]

徳川家康の父松平広忠とその妻於大の方は、世継ぎの出来ないことを憂いて、鳳来寺の医王院に籠って祈願し、徳川家康を授かったと伝えられている[20]1650年慶安3年)4月に徳川家光鳳来山東照宮の建築を命じ、徳川家綱1651年(慶安4年)9月に完成させた[3]徳川幕府の手厚い保護を受け、21院坊、寺領1350石という盛大さを誇った[3]。鳳来寺の表参道の石段沿いには多数の院跡(松高院、医王院、等覚院跡、岩本院跡など)と坊跡が残っている[3]江戸時代に鳳来寺のふもとの門前町「門谷(かどや)」には旅籠が50軒、芝居小屋が3軒もあったといわれいる[21]

1691年元禄4年)10月下旬の前日に新城に住む弟子太田白雪の家に泊まった松尾芭蕉が、弟子たちを連れ鳳来寺に参詣[8]、急な坂道の途中で足を休め『こがらしに 岩ふきとがる 杉間かな』の[注釈 3]を詠んだ[22][23]。大変寒い日だったので、冷えたためか芭蕉は持病がひどくなり、頂上まで登らずに引き返し、表参道にあった家根屋という宿屋に泊り、『夜着一つ祈り出して旅寝かな』の句[注釈 4]を詠んだ[23]1923年(大正12年)と1926年(大正15年)に若山牧水が訪問し、『仏法僧仏法僧と鳴く鳥の声を まねつ飲めるかも』の歌を詠んだ[23]1962年(昭和37年)に丸山喜兵衛らの援助を受けて鳳来寺山自然科学博物館が開館した[22]1968年(昭和43年)7月12日に作家登山家深田久弥登山で訪問している[3]。鳳来寺表参道入口にあった豊橋鉄道田口線鳳来寺駅は鳳来寺山もみじ祭りの際には臨時列車がでるほど賑わっていた[24][25]が、1968年9月1日に廃止された[26]1971年(昭和46年)に鳳来寺山パークウェイが開通した[27]

利修仙人

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鳳来寺建立したといわれる利修仙人の護摩所

利修仙人は、570年欽明天皇31年)に山城国に生まれ、百済国にわたって仏法を学んだのち、この鳳来の地へきて千寿峯[注釈 5][1]、万寿坂で修道し、672年天武天皇元年)入山し[28]、鳳来寺山中に3匹のを従えて住んでいたといわれている[29]。山中の霊木7本杉の1本から鳳来寺本尊となる薬師如来を造ったといわれている[28]701年(大宝元年)文武天皇が病気になった時、利修仙人が勅使となり鳳凰に乗って都にのぼり、7日間の加持祈祷によって天皇の病気を治したと伝えられている[28][30]。この御礼として703年に伽藍が建立され、鳳凰に乗って来たからということで『鳳来寺』の名を賜ったと伝えられている[30]。たびたび南東山麓にある湯谷温泉の鳳液泉につかり、心身を整えて仙術を身につけたといわれている[28]879年元慶2年)309歳で山中の勝岳不動堂がある岩窟に入定したと伝えられている[19][28]。本堂の裏の岩をくり抜いた中に利修仙人の像が鎮座している[19]

鏡岩下遺跡

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鏡岩の下にある鳳来寺の鐘楼

1962年(昭和37年)に地元の小学生伊勢湾台風で倒れた木の根元からの入ったを発見したことで確認された鏡岩下遺跡が、鳳来寺本堂近くの北西方向にある鐘楼付近を中心に所在する[31]1966年(昭和41年)に鳳来町教育委員会による発掘調査が行われた[31]。鏡岩下遺跡出土品は、鳳来寺で12世紀後半-13世紀初頭に経塚が造営されたのち、13世紀以降は渥美窯産や古瀬戸様式常滑窯産の蔵骨器を用いた納骨や蔵骨器を伴わない骨片埋葬する中世墓となり、室町時代から岩壁に鏡の埋納が始まり、江戸時代には納鏡が最盛期を迎えたことを物語っている[32]。これら考古資料は中世から近世にかけて、鳳来寺がある特定の高貴な階層の人々による信仰の対象地としての聖地(霊山)から本尊の薬師如来によるお薬師さまの民間信仰の対象としての霊場に変容した様子を明らかにした貴重な資料となっていて[32]平安時代の松喰鶴方鏡、11-12世紀の中国産胡州六花鏡、土器類など194点の出土品が、2017年(平成29年)3月23日に新城市指定有形文化財美術工芸品、考古資料)の指定を受けている[31][32]。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

地質

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勝岳不動堂の横にある溶岩の岩壁、水がしたたる岩壁の下には石仏がおかれている[9]
松脂岩(ピッチストーン)

新第三紀の噴出活動によってできた山で[4]、山体の底部は砂岩泥岩頁岩凝灰岩からなる海成層[33]。上部はおよそ1600万年前の火山活動によって噴出した溶岩で覆われていて、流紋岩松脂岩(ピッチストーン)、などから構成される[3]。松脂岩が主要な岩で、これだけまとまって分布しているのは日本では鳳来寺山だけとされている[33]。随所で露出した火山岩の奇石や絶壁が見られる[3][9]。その後の風化浸食作用により奇石、絶壁の複雑で険しい山容ができあがったといわれている[5][6]。鳳来寺東照宮から山頂に至る鳳来寺山自然観察路には天狗に似ていることから天狗岩と呼ばれている岩があり、流紋岩、松脂岩などからなる[34]。南山麓などからは険しい岩稜が望める[9]。山頂部の上部は松脂岩で、鳳来寺山を形づくる代表的な岩石として2010年(平成22年)に新城市の石に選定され[35]2016年(平成28年)には日本地質学会により愛知県の石に選定された[24][25]2007年平成19年)には、鳳来寺山が日本の地質百選に選定された[36]。鳳来寺表参道の石段には鳳来寺山を形成する流紋岩、デイサイト安山岩などが使われている[24][25]。ただし仁王門本堂付近の石段石仏には砂岩(玖老勢石)が使われている[24][25]。南東山麓の田代ではこの地域の基盤岩となっている花崗岩が観察できる[24][25]。南東山麓の宇連川の河床に露出した岩脈である馬背岩は、1934年(昭和9年)5月1日に国の天然記念物の指定を受けている[37]

鳳来寺山の鏡岩

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鳳来寺山の旧鳳来寺パークウェイ駐車場から続く歩道から望む奥ノ院へと続く尾根の岩壁(左)と鏡岩(右、岩壁の下に鳳来寺鐘楼の屋根が見える)

鳳来寺の本堂の背後にそびえる鏡岩(屏風岩)は鳳来寺山の象徴ともいえる岩壁で[3]、高さ70 m、幅200-250 mほど[38]。鏡岩基部はガラス質のデイサイトで、本体は主に松脂岩化した塊状の流紋岩からなる[38]。流紋岩質の岩石の中でも、断面が松脂のような樹脂状光沢をもつガラス質火山岩が特に松脂岩と呼ばれている[38]。旧鳳来寺パークウェイ駐車場から続く歩道からも岩壁を眺望することができる[38]

鳳来寺硯

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鳳来寺表参道にある鳳鳴堂硯舗

鳳来寺山近辺は、金鳳石(頁岩)、鳳鳴石煙巌石などの産地で、鳳来寺山開山当時の約1300年前から鳳来寺(ほうらいじすずり)が作られていたと伝えられていて、現在も鳳来寺表参道沿いに2軒の事業所(清林堂、鳳鳴堂硯舗)があり、のみで手彫りされている[39][40]。表参道入口北の煙巌山道の東斜面に硯原石採石跡がある[41]。鳳来寺の生産は遅くとも江戸時代には始まり、参詣者の土産物として盛んに作られたといわれていて、明治初期にいったん生産が衰退するが、1887年(明治20年)頃に再興し、今につながる鳳来寺硯の生産が始まったと考えられている[42]。制作工程は採石に始まり、石取り、平板作り、荒削り、縁立て・内彫り、磨き、仕上げの順に進行する[42]。この石硯工芸技法が高く評価され石硯が、2025年(令和7年)8月5日に、愛知県指定無形文化財(工芸技術)に指定され[43]、鳳鳴堂硯舗の名倉利幸(五代 名倉鳳山)がその保持者として認定された[42]2023年令和5年)11月30日に将棋界において史上初となる八冠を達成した藤井聡太竜王名人の愛知県県民栄誉賞表彰式の記念品としてあいちの郷土伝統工芸品である鳳来寺硯が贈呈された[44]

植生

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ヤマユリ(ホウライジユリ)
暖地性の植物のルリミノキ
溶岩の絶壁に生育するセッコク

全山がほぼ原生林に覆われ、植生も豊富で、モミツガを主体とした温帯樹種と、シイカシ類やヤブツバキなどの暖帯系植物が混生しラン類シダ類蘚苔類の宝庫となっている[33]。東照宮の境内には樹齢約400年の杉の大木がある[33]。鳳来寺本堂周辺にはカエデの木が多く、紅葉スポットとなっていて[9]、毎年11月に「鳳来寺山 もみじまつり」が開催されている[45]。鳳来寺生活環境保全林が生活環境保全林百選に選定されている[33]。新城市の花であるササユリヤマユリ(この地方では産地にちなんでホウライジユリとも呼ばれている[46])、新城市の木であるヤマザクラなども見られる[41]ホソバシャクナゲは鳳来寺山以北の奥三河と遠州の一部だけに自生し、旧鳳来町指定の花[24][25]

山域の森の豊川の谷は、冬季の季節風が吹き込まないために温暖で、タキミシダイヨクジャクバリバリノキミヤマトベラナガバジュズネノキルリミノキなどの暖地性の植物が生育している[47]。鳳来寺山周辺は古い火山で、流紋岩や安山岩の岩山が多く、ホソバシャクナゲ、クロバナキハギなどの岩崖性・渓岸性植物[38]ウラジロギボウシコフキイワギボウシビロードノリウツギなどの固有種・準固有種が生育している[47]エゾノヒメクラマゴケキンキマメザクライワシャジンニッコウキスゲなどの南限[47]。崖下には夏でも冷たい風が出る風穴が点在し、ホソイノデミヤマワラビミツバフウロハシドイなどの温帯性植物が生育している[47]。沢沿いの岩場ではハナゼキショウなどの着生植物の生育確認記録がある[41]。温暖多湿なためイボマツバゴケタチチョウチンゴケなどの樹幹等に着床する蘚苔植物の生育確認記録がある[41]。山頂付近の日当たりの良い場所では、初夏にアカヤシオが見られる[48][49]。夏に水辺近くの石垣などでイワタバコの花が見られる[50]ハナイカダ[51]アカマツ[52]ヤブカンゾウヤブミョウガジャノヒゲ[53]ムラサキケマン[54]ベニバナギンリョウソウ[55]アミガサタケ[48]なども生育している。

確認記録のある希少な植物

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鳳来寺山の地域で確認記録のある希少な植物リストを下表に示す[注釈 6][41]

和名 学名 レッドリスト 備考
愛知県
[注釈 7]
[56]
環境省
[注釈 8]
[57]
イボマツバゴケ シッポゴケ科 Leucoloma okamurae CR 鳳来寺山頂が県内では唯一の産地、産地の北限[58]
タチチョウチンゴケ チョウチンゴケ科 Orthomnion dilatatum CR DD 高い常

緑広葉樹林内の老木の樹幹に着床[59]

イヨクジャク メシダ科 Diplazium okudairae CR EN 暖地の深山の沢沿いの陰湿な林内に生育[60]
カシノキラン ラン科 Gastrochilus japonicus CR VU 暖地の常緑広葉樹林の樹上に着生[61]
キブネゴケ タチヒダゴケ科 Rachithecium nipponicum CR VU 鳳来寺山参道入口の産地は消滅[62]
クロバナキハギ マメ科 Lespedeza bicolor var. higoensis EN VU 暖地の常緑広葉樹林の樹上に着生[63]
ジングウツツジ ツツジ科 Rhododendron sanctum EN VU 蛇紋岩地の疎林に生育[64]
ナガバジュズネノキ アカネ科 Damnacanthus macrophyllus f. giganteus EN 暖地の照葉樹林内に生育[65]
ヒノキシダ チャセンシダ科 Asplenium prolongatum EN 沢沿いの林内の岩上に生育[66]
マツラン ラン科 Gastrochilus matsuran EN VU 山地のモミ、ツガなどの樹幹に着生[67]
ミヤマトベラ マメ科 Euchresta japonica EN 常緑広葉樹林内に生育[68]
コバノイクビゴケ キセルゴケ科 Diphyscium perminutum EN EN 鳳来寺山参道入口左側の渓流周辺の岩上に記録[69]
トサヒラゴケ キセルゴケ科 Neckeropsis obtusata EN 鳳来寺山の参道途中に記録[70]
ヒメハゴロモゴケ ヒラゴケ科 Homaliodendron exiguum EN 鳳来寺山参道沿いの渓流辺に記録[71]
オクタマシダ チャセンシダ科 Asplenium pseudowilfordii EN VU 空中湿度の高い沢沿いの岩壁い着床[72]
キイイトラッキョウ ヒガンバナ科 Allium kiiense VU VU 山地の岩崖地や、河岸の岩場に生育[73]
ナツエビネ ラン科 Calanthe puberula VU VU 山地の林内に生育[74]
ヤシュウハナゼキショウ チシマゼキショウ科 Tofieldia nuda var. furusei VU 山地の林内に生育[75]
ビロードノリウツギ アジサイ科 Hydrangea paniculata var. velutina VU 沢沿いや尾根などの岩崖地に生育[76]
ホソバシャクナゲ ツツジ科 Rhododendron makinoi VU VU 山地の岩場など、急峻な地形の場所に生育[77]
カビゴケ クサリゴケ科 Leptolejeunea elliptica VU NT ヤブミョウガなどのなどの生葉上に着生する[78]
クマノチョウジゴケ クサリゴケ科 Buxbaumia minakatae VU 湿度の高い深山の樹林の林床で、ある程度腐った倒木上などに生育[79]
シフネルゴケ ヤバネゴケ科 Schiffneria hyalina VU 湿潤な森林内の風倒木、腐葉土上、樹幹の基部に生育[80]
ヤマトハクチョウゴケ ギボウシゴケ科 Campylostelium brachycarpum VU NT 風化した花崗岩上などに生育[81]
ねずの樹

ねずの樹

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表参道の二の門と一の門の間の旧鳳来町立⾨⾕⼩学校の⼊り⼝にはネズの老木があり、この「ねずの樹」が1955年(昭和30年)7月1日に県の天然記念物の指定を受けた[82][83]。幹囲3.5 m、樹高9 m、推定樹齢1400年以上[83]。樹高は元々13 mで、1996年(平成8年)2月13日-23日に樹木医による枯枝を取り除く延命処置がなされ、昔の姿を留めなくなり[84]、樹高9 mとなった[83]樹皮が甚しく摩滅してほとんど木質部だけのように見えるが、樹勢は旺盛となっている[83]。この辺りに大鳥居が建っていたといわれている[39]

傘杉

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鳳来寺表参道の石段沿いには日本一高いとされていた[注釈 9][22]樹齢800年以上、樹高約60 m、幹回り7.5 m、樹形がに似た傘杉(かさすぎ)があり[85][注釈 10][86][87]1990年(平成2年)に新・日本名木百選に選定された[22][88]明治初期にを入れたところ、切り口よりが吹き出し、切るのを断念したという伝説がある[39][22]1870年ごろ傘杉の代わりにその下の熊杉(推定樹齢700年)を切ったとされ、その切り株が傘杉の隣に残っている[22]1883年(明治16年)に大風によって傘杉のが折れたと伝えられている[22]。山麓の表参道沿いには同名の特産品を直売する食事処の観光施設(自然休養村かさすぎ)がある[39]

611年に利修仙人が伐って鳳来寺本尊薬師仏を彫ったと伝えられているスギの切り株
現在も残っているとみられる六本杉の1本、右側の画像の根本にあるトレッキングポール(長さ130 cm)でこの木の大きさがイメージできる

六本杉

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鳳来寺本堂から山頂に至る登山道沿いに樹齢1,000年以上の六本杉と呼ばれるスギの巨木がある[9]。『鳳来寺興記(1648年)』によると611年推古19年)利修仙人が七本杉から1本を伐り、鳳来寺本尊薬師仏[22]十二神将を彫ったと伝えられている[9]1655年承応4年)8月10日(旧暦)の大風により六本杉の1本が倒壊した[22]1912年大正元年)に暴風により六本杉の1本が倒壊し、残り3本になった[22]1913年(大正2年)に本多静六(編)『大日本老樹名木誌』に後述の傘杉と六本杉が掲載された[22]1990年台風19号の影響でさらに1本(樹高27.4 m、直径2.6 m)が枯死し1992年(平成4年)1月28日に伐採され[22][89]、その切り株から実生による新たな芽生えが多数確認されている[48][49]

植物研究家の鳥居喜一

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新城市出身の歯科医である傍ら植物の研究家としても知られている鳥居喜一は、鳳来寺山や乳岩などの旧鳳来町一円の山野をくまなく歩いて、2,708、約50,000点以上の植物を採集した[90][91]。その標本[92]の一部は東京大学京都大学国立科学博物館、地元の鳳来寺山自然科学博物館などに寄贈されている[90]ミカワバイケイソウは、1938年(昭和13年)頃に鳥居喜一が最初に発見[91]し、1942年(昭和17年)に学会で認定された植物で、「有海ミカワバイケイソウ自生地」が2001年(平成13年)6月22日に市の天然記念物に指定された[90][93]。ミカワバイケイソウ、ダンドウシダミカワオオイトスゲなどの7新種を発見した[91]。東三河地域で60種以上の新たな植物分布を発見し[91]、東三河の植物分布を調査した功績は大きいとされている[90]

鳳来寺山で採集された標本

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この山で採集された主な植物の標本のリストを以下に示す[94]

和名 学名 標本登録番号
[注釈 11]
アマクサシダ イノモトソウ科 Pteris dispar 663627
イワガネゼンマイ イノモトソウ科 Coniogramme intermedia var. glabra 806965
イワガネソウ イノモトソウ科 Coniogramme japonica 428507
シシラン イノモトソウ科 Haplopteris flexuosa 804701
イワデンダ イワデンダ科 Woodsia polystichoides 832421
カタヒバ イワヒバ科 Selaginella involvens 1030458
ウラジロ ウラジロ科 Diplopterygium glaucum 799187
コシダ ウラジロ科 Dicranopteris pedata 353529
アオネカズラ ウラボシ科 Goniophlebium niponicum 1234861
イワヒトデ ウラボシ科 Leptochilus ellipticus 1243373
イワヤナギシダ ウラボシ科 Loxogramme salicifolia 419061
クリハラン ウラボシ科 Neolepisorus ensatus 1044459
サジラン ウラボシ科 Loxogramme duclouxii 1044304
ノキシノブ ウラボシ科 Lepisorus thunbergianus 804019
ヒトツバ ウラボシ科 Pyrrosia lingua 428493
ヒメノキシノブ ウラボシ科 Lepisorus onoei 803835
マメヅタ ウラボシ科 Lemmaphyllum microphyllum 1043909
ミツデウラボシ ウラボシ科 Selliguea hastata 803528
ヤノネシダ ウラボシ科 Lepidomicrosorum buergerianum 283823
アイノコクマワラビ オシダ科 Dryopteris x mituii 934014
イノデ オシダ科 Polystichum polyblepharon 1040836
イノデモドキ オシダ科 Polystichum tagawanum 1040957
イワヘゴ オシダ科 Dryopteris cycadina 927623
オニカナワラビ オシダ科 Arachniodes chinensis 809800
カナワラビ オシダ科 Arachniodes rhomboidea 809098
シモダカナワラビ オシダ科 Arachniodes x sasamotoi 1041897
トウゴクシダ オシダ科 Dryopteris nipponensis 815988
ヌカイタチシダモドキ オシダ科 Dryopteris labordei var. indusiata 187257
ハカタシダ オシダ科 Arachniodes simplicior 809627
ホソバナライシダ オシダ科 Arachniodes borealis 924105
マルバベニシダ オシダ科 Dryopteris fuscipes 816202
ヤブソテツ オシダ科 Cyrtomium x kai 428525
リョウメンシダ オシダ科 Arachniodes standishii 428524
オオキジノオ キジノオシダ科 Plagiogyria euphlebia 428505
キジノオシダ キジノオシダ科 Plagiogyria japonica 1033938
キヨスミコケシノブ コケシノブ科 Hymenophyllum oligosorum 285242
イヌシダ コバノイシカグマ科 Sitobolium hirsutum 428518
コバノイシカグマ コバノイシカグマ科 Dennstaedtia zeylanica 1032556
フモトシダ コバノイシカグマ科 Microlepia marginata 428519
アオガネシダ チャセンシダ科 Asplenium wilfordii 419059
イヌチャセンシダ チャセンシダ科 Asplenium tripteropus 1043006
クルマシダ チャセンシダ科 Asplenium wrightii 833715
トラノオシダ チャセンシダ科 Asplenium incisum 412666
チャセンシダ チャセンシダ科 Asplenium trichomanes 964229
ヌリトラノオ チャセンシダ科 Asplenium normale 833544
コヒロハハナヤスリ ハナヤスリ科 Ophioglossum petiolatum 1030745
ナツノハナワラビ ハナヤスリ科 Botrychium virginianum 936408
ゲジゲジシダ ヒメシダ科 Thelypteris decursivepinnata 663607
ヒメシダ ヒメシダ科 Thelypteris palustris 663620
ミゾシダ ヒメシダ科 Thelypteris pozoi subsp. mollissima 428535
ヤワラシダ ヒメシダ科 Thelypteris laxa 249106
ホラシノブ ホングウシダ科 Odontosoria gracilis 358440
ウラボシノコギリシダ メシダ科 Anisocampium sheareri 496689
オオホソバシケシダ メシダ Deparia conilii x japonica 1259853
シケチシダ メシダ Athyrium decurrentialatum 811988
ヒカゲワラビ メシダ Diplazium chinense 428528
ホソバムクゲシケシダ メシダ Deparia conilii x kiusiana 1194204
ミヤマノコギリシダ メシダ Diplazium mettenianum 814376
クマザサ イネ科 Sasa veitchii var. veitchii 35273
ケタガネソウ カヤツリグサ科 Carex ciliatomarginata 969445
コカンスゲ カヤツリグサ科 Carex reinii Franch 1093150
ジュズネノキ アカネ科 Damnacanthus macrophyllus 85675
オオアリドオシ アカネ科 Damnacanthus indicus var. major 979716
ガクウツギ アジサイ科 Hydrangea scandens 955200
サンショウソウ イラクサ科 Pellionia radicans var. minima 996767
ナンカイヒメイワカガミ イワウメ科 Schizocodon ilicifolius var. nankaiensis 112998
ヒレアザミ キク科 Carduus crispus subsp. agrestis 997446
エンシュウハグマ キク科 Ainsliaea dissecta 772199
オオバジャノヒゲ クサスギカズラ科 Ophiopogon planiscapus 180126
スノキ クスノキ科 Vaccinium smallii var. glabrum 955943
カゴノキ クスノキ科 Litsea coreana 995138
カナクギノキ クスノキ科 Lindera erythrocarpa 955368
オオクマヤナギ クロウメモドキ科 Berchemia magna 973278
アオホラゴケ コケシノブ科 Crepidomanes latealatum 1031259
ウチワゴケ コケシノブ科 Crepidomanes minutum 1031305
スルガテンナンショウ サトイモ科 Arisaema yamatense subsp. sugimotoi 1009917
ヤマカシュウ サルトリイバラ科 Smilax sieboldii 974729
シライトソウ シュロソウ科 Chionographis japonica var. japonica 953733
コツクバネウツギ スイカズラ科 Abelia serrata 961604
ハナゼキショウ チシマゼキショウ科 Tofieldia nuda var. nuda 283115
アカヤシオ ツツジ科 Rhododendron pentaphyllum var. nikoense 428481
アセビ ツツジ Pieris japonica subsp. japonica 428478
カイナンサラサドウダン ツツジ Enkianthus sikokianus 971423
コアブラツツジ ツツジ Enkianthus nudipes 971412
シロヤシオ ツツジ Rhododendron quinquefolium 965530
ヒカゲツツジ ツツジ Rhododendron keiskei 794555
ミツバツツジ ツツジ Rhododendron dilatatum var. dilatatum 428480
モチツツジ ツツジ Rhododendron macrosepalum 994901
リンボク バラ科 Laurocerasus spinulosa 985421
サンカクヅル ブドウ科 Vitis flexuosa var. flexuosa 978305
ヒメコマツ マツ科 Pinus parviflora var. parviflora 990600
タムシバ モクレン科 Magnolia salicifolia 995311
ソヨゴ モチノキ科 Ilex pedunculosa 975623
ユズリハ ユズリハ科 Daphniphyllum macropodum subsp. macropodum 984834

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動物

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哺乳類

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ハクビシン[95]ニホンカモシカ(国の特別天然記念物)[注釈 12][96]ニホンアナグマ[97]ムササビニホンモモンガ[41]ヤマネなどが生息する。チチブコウモリ(愛知県のレッドリストで絶滅危惧IA類[98])、テングコウモリ(愛知県のレッドリストで絶滅危惧IB類[99])、モモジロコウモリ(愛知県のレッドリストで絶滅危惧II類[100])などの洞窟性コウモリの生息確認記録がある[13]

爬虫類

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ヤマカガシ[101]アオダイショウ[102]などが生息する。

両生類

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中腹の池畔のカゴノキに産み付けられたモリアオガエルの卵塊

トノサマガエル[103]、中腹にあるではモリアオガエル(新城市の市のカエルとして指定[35])の産卵塊が見られる[41][48]

鳥類

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オオコノハズク[104]ヤマガラ[105]ウグイス[101]などが見られる。

鳳来寺山のコノハズク

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声の仏法僧と呼ばれる新城市の鳥のコノハズク
姿の仏法僧と呼ばれるブッポウソウ
山中に多数設置されている巣箱

NHK名古屋放送局は500 m先の声も集める能力があるパラボラ型集音器を山中の馬の背岩の見晴らし台と鳳来寺本堂背面の地獄谷に設置し、1935年(昭和10年)6月7日-8日(雄の繁殖期の最中)の夕刻から未明に仏法僧(ブッポウソウ)と聞きなされ鳴き声『ブッ キョッ コー』[106]ラジオで全国に実況中継した[16][107][注釈 13][104][108]。この放送の反響は大きく、全国に感動が広がり[104]、この放送後山を訪れる人が増えたといわれている[108]。この放送がきっかけとなり、仏法僧の鳴き声の正体はブッポウソウ[注釈 14][106]ではなく、コノハズク(日本で最小のフクロウ[106])であると判明し[16]日本鳥学会が断定した[108]。8日の放送日に東京都台東区浅草店主が飼っていたコノハズクがラジオから流れる同じ鳴き方をしていたにびっくりしたことがこの解明の決定打となった[16][104][109]。その4日後に山梨県鳥類研究家が「ブッポウソウ」と鳴く鳥を撃ったらコノハズクであったことも解明の要因となった[109]本草学者梅村甚太郎もこの解明にかかわっていて、仏法僧の本態を明らかにした小冊子『佛法僧漫錄』(梅村甚太郎、1935年)を作成し配布した[110]。以後コノハズクを「声の仏法僧」、ブッポウソウを「姿の仏法僧」と呼び分けるようになった[111]。鳳来の木立の間を流れるコノハズクの鳴き声が聴こえ[4]、その生息地として知られている[3][5]1965年(昭和40年)5月[104][107]に、愛知県鳥獣審議会の県民投票により、コノハズクが県の鳥に選定された[112]2007年平成19年)6月 - 7月NHKの歌番組『みんなのうた』で、『鳳来寺山のブッポウソウ』が放送された[113]2010年平成22年)には新城市合併5周年を記念し、コノハズクが市のに選定された[35][104][107]。麓にある鳳来寺山自然科学博物館では、鳳来寺山でのコノハズクの初鳴きの記録を1975年(昭和50年)から行っていて、1980年(昭和60年)から15年間途絶え、1999年(平成11年)に再び確認でき、その後も確認できない年があった[104][107]。その主な記録を下表に示す[104][107]。コノハズクの鳴き声は近年ほとんど耳にできなくなっている[7][9][注釈 15][16]1996年(平成8年)から鳳来寺山を中心に繁殖を期待して、巣箱の設置が行われている[104][107]。鳳来寺山自然科学博物館ではその剥製が展示されていて、鳴き声を聴くこともできる[7]

西暦 日本元号 初鳴日 西暦 日本の元号 初鳴日
2000年 平成12年 5月22日 2011年 平成23年 記録なし
2001年 平成13年 5月6日 2012年 平成24年 記録なし
2002年 平成14年 5月13日 2013年 平成25年 記録なし
2003年 平成15年 5月3日 2014年 平成26年 記録なし
2004年 平成16年 記録なし 2015年 平成27年 記録なし
2005年 平成17年 記録なし 2016年 平成28年 記録なし
2006年 平成18年 記録なし 2017年 平成29年 5月13日
2007年 平成19年 5月22日 2018年 平成30年 記録なし
2008年 平成20年 記録なし 2019年 令和元年 5月4日
2009年 平成21年 6月6日 2020年 令和2年 記録なし
2010年 平成22年 5月29日

陸貝類

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陸貝類の県下有数の生息地でもある[33]ヤマタニシニッポンマイマイは近頃見られなくなり、ミカワマイマイ(愛知県のレッドリストで絶滅危惧IA類[114])は絶滅したのではないかとみられている[41][48]ホウライジギセル静岡県立新居高等学校の池野国一により奥ノ院近くで発見され、鳳来寺山が模式産地となり、愛知県のレッドリストで絶滅危惧IA類の指定を受けている[13][115]

昆虫

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アカタテハ[116]アサギマダラ[117]イシガケチョウウスバシロチョウ[118]オオムラサキ[97]などが飛来し、オニヤンマヒグラシ[119]などのも生息する。
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観光

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鳳来寺表参道・概略図
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バス停留所
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鳳来寺山パークウェイ山頂駐車場
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鳳来寺山自然観察路分岐
j005
鳳来山東照宮
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公衆トイレ
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売店
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鳳来寺本堂
AffluentR
鳳来寺山頂上分岐
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石段頂上(1,415段目)
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馬ノ背展望台分岐
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医王院
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松高院
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AffluentR
馬ノ背展望台分岐
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鳳来寺仁王門
AffluentL
石造利修仙人像
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石段入口
AffluentR
NHK仏法僧実況中継60周年記念碑
AffluentR
清林堂硯店
AffluentL
鳳鳴堂
AffluentL
上浦不動明王
jbken
上浦
AffluentL
松尾芭蕉
AffluentL
秋葉道分岐
AffluentL
若山牧水
AffluentR
鳳来寺山自然科学博物館
j005
一ノ門
AffluentL
一ノ門観光駐車場
AffluentL
観光施設かさずぎ
AffluentL
山頭火の句碑
AffluentR
ねずの樹
AffluentL
石造宝塔伝太田備中守墓
AffluentR
鳳来町立門谷小学校
AffluentR
愛知県立鳳来寺高等学校
AffluentR
旧黒谷家住宅
j005
二ノ門
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煙巌山道分岐、利修仙人の護摩所へ
AffluentR
浄瑠璃姫と義経の彫像
AffluentL
ホソバシャクナゲ
AffluentL
鳳来寺山歴史文化考証館
AffluentR
奥平仙千代(仙丸)の墓
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笠川観光駐車場
AffluentL
豊鉄バス鳳来寺停留所
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三ノ門・鳳来寺表参道入口
jb002
豊橋鉄道田口線鳳来寺駅(廃止)
estuary
愛知県道32号長篠東栄線

1950年(昭和25年)に毎日新聞主催による新日本観光地百選の山岳部門で第8位に選定された[33][120]。南山腹に鳳来寺山パークウェイがあり、有料の山頂駐車場から徒歩で東照宮と鳳来寺を参拝することができる[10]。鳳来寺の東端には徳川家康を祀る鳳来山東照宮があり、東山麓には湯谷温泉がある[1]。南東山麓の門谷(かどや)の門前参道には杉木立と常夜燈をイメージしたが造られていて、参道入り口から三ノ門、二ノ門、一ノ門と並んでいる[121]。参道入り口の三ノ門付近に鳳来寺山歴史文化考証館(通称:観来館)がある[21]。二ノ門は江戸時代の木の復元を含めて整備されている[121]。表参道には鳳来寺山自然科学博物館、旅館、観光施設「かさずぎ」などがあり、観光地としてにぎわいを見せている[4]。山中に松尾芭蕉の句碑、山頭火の句碑『たたずめば山気しんしんせまる』、若山牧水の歌碑がある[6]

鳳来寺

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山名の由来である山上にある寺院で、南西山麓の表参道の入口の三ノ門、二ノ門、一ノ門、1,415段の途中にある仁王門、傘杉、医王院などを経て、石段の頂上に本殿がある[122]。本殿から少し北西に離れた鏡岩の下に鐘楼がある[122]。石段沿いには杉の古木が立ち並ぶ[122]。本堂の横にはアイスクリームなどの売店公衆トイレがある[122]。本堂前にある田楽堂の裏が展望台になっていて、山麓の表参道、千寿峯や三河湾などを望むことができる[122]。本堂から道路が東に延びていて、鳳来山東照宮と鳳来寺パークウェイ山頂駐車場へと続く[122]

鳳来寺田楽

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本堂前の田楽堂

毎年1月3日には本堂前の田楽堂で、鳳来寺田楽が奉納されている[111]。田峯田楽と黒沢田楽合わせて三河の田楽と呼ばれていて、1978年(昭和53年)5月22日に民俗芸能として国の重要無形民俗文化財の指定を受けている[123][124][125]。昔、鳳来寺山に青、赤、黒の三つのが住んでいて利修仙人を守っていたが、仙人入定の時、将来この山の守護神となるよう因果を含めて三鬼の首を切って本堂の下に埋めて、その供養のため毎年正月の3日と14日の二日、田楽を奉仕してその霊を慰めることとしたと記録されている[125]。鳳来寺田楽は里人が集まってのために奉仕するのではなく、鳳来寺が扶持を与えて田楽衆に奉仕させたので寺田楽といわれている[125]御神酒いただき、九度のこと、かんばやしのこと、松竹ばやしのこと、国づくしのこと、五番の舞のこと、万才楽のこと、の舞のこと、の舞のこと、御礼のこと、松のらんじのこと、のおがみのこと、棒のらんじのこと、棒の祝いのこと、神天子の舞のこと、一、二の舞のこと、惣田楽のこと、ろん舞のこと、面申のこと、次の面申のこと、獅子伏せのこと、打開きのこと、なりわいのこと、こいのりのこと、鳥追い、苗引きぼこ楽のこと、納のこと、田うたのことの28の演目がある[126]

登山

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鳳来寺山の山頂(標高684 m)
展望台となっている鷹打場

山を縦断する東海自然歩道があり[1]登山ハイキングの山としても親しまれている[3][5][6][7][8][9][10]登山道としては、門谷からの表参道や大野からの東海自然歩道のコース[6]、北側の棚山高原からの縦走コースなどがある[1]。湯谷温泉からのコースでは湯谷峠と行者越の間で鳳来寺パークウェイと2度交差し、東海自然歩道の歩道橋が設置されている[9]。門谷の表参道登山口から1,425段の石段が始まる[10]。しばらく登ると仁王門(国指定重要文化財)があり、馬の背への登山道に分かれる仁王門[10]。その先に傘杉の大木や[10]若山牧水歌碑などがある[6]。石段を登りきると鳳来寺本堂がある[10]。本堂の石段の少し手前には鳳来寺の鐘楼と胎内くぐりのサブコースがある[7]。本堂前には休憩所となる田楽堂の東屋があり、その南側が崖の上の展望地となっていて、三河湾などを望むことができる[10]。鳳来山東照宮からは鷹打場、天狗岩、鳳来寺山頂上、奥ノ院、勝岳不動堂、鳳来寺本堂を周回する東海自然歩道となっている鳳来寺山自然観察路があり[34]、ところどころにハシゴが架けられた急登がある[9]。天狗岩の展望地からは南側の富幕山などの弓張山地浜松市方面の遠州灘を望むことができる[7]。山頂は木々に覆われていて展望がないが、最高点の瑠璃山の少し先の岩尾根からは北側の棚山高原、宇連山[10]三ッ瀬明神山[8]、遠くには赤石山脈、東側に稜線越しに富士山の山頂部がわずかに望むことができる。東海自然歩道はさらに北側の棚山高原方面へと続く[10]2013年(平成25年)9月29日から同年12月14日にかけて鳳来寺山登山道の現地調査が行われ、国土地理院地形図で一部の登山道の追加、削除、変更が行われた[127]。登山道の一部は、ほうらいせん奥三河トレイルランニングレースのコースとなっている[128]

気象

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冬でもを見ることはまれ[9]。主な初雪の記録を下表に示す[89]

西暦 日本の元号 初雪の日付
1988年 昭和63年 12月15日
1989年 平成元年 12月31日
1990年 平成2年 12月27日
1991年 平成3年 12月29日

地理

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北東の三ッ瀬明神山から望む鳳来湖と鳳来寺山(左奥)
湯谷富士(標高406 m)

奥三河[5]東三河[6])の山。岩古谷山などと同じく設楽山系に属する[129]。東海自然歩道の道標と山頂標識がある地点は標高684.2 m[4][6]で、その150 m北側に最高点の瑠璃山(標高695 m)の岩場がある[1][10]。山頂から南西に延びる尾根上にある標高点409 m[1]の小ピークは、小富士山と呼ばれている[41]。山頂から東に延びる尾根の終端にある標高点406 mのピーク[1]は、湯谷富士と呼ばれている[130]。北に隣接する棚山(標高758 m)との鞍部には、玖老勢(くろぜとうげ、山頂の北1.4 km、標高約410 m)があり、山頂から南東1.8 kmの東海自然歩道沿いに湯谷峠(標高約320 m)がある[1]。湯谷峠はかつて東海道御油宿から鳳来寺と秋葉山参詣する際に利用された鳳来寺秋葉街道(その一部が鳳来寺道)にあり、多くの旅人が往来した[9]。鳳来寺東照宮から南に延びる尾根は行者越と呼ばれている[1]。南東山麓の湯谷温泉から石畳、湯谷峠、行者越を経て鳳来山東照宮への道は裏参道と呼ばれている[34]。表参道の二の門付近から谷沿いに北に登る古道は煙巌山道と呼ばれていて、高徳不動があり、鳳来寺山の西尾根に合流し、急な西尾根を少し下った所に利修仙人の護摩所がある[41]。西尾根の古道をさらに下ると山麓の玖老勢集落があり愛知県道32号長篠東栄線が通る[1]

周辺の山

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周辺の主な山を下表に示す[1]

山容 山名 標高(m)
[2][131]
三角点等級
基準点名[131]
鳳来寺山からの
方角距離(km)
備考
鳳来寺山から望む三ツ瀬明神山、2021年11月16日撮影 三ッ瀬明神山 1,016.3 北東 10.3
鳳来寺山の東尾根から望む宇連山、2021年11月16日撮影 宇連山 929.72 二等
「宇礼山」
北北東 4.5 山域の一部は愛知県民の森[132]
湯谷富士から望む鳳来寺山、2021年11月16日撮影 鳳来寺山 695 0 最高点は瑠璃山
尉ヶ峰方面から望む弓張山地の富幕山と静岡県道68号浜北三ケ日線の風越峠、2018年1月27日撮影 富幕山 563.48 一等
「富巻山」
南 14.9 弓張山地の山
石巻山から望む本宮山(三河富士)、2015年1月31日撮影 本宮山 789.32 一等
「三本宮山」
西南西 17.0 三河富士[133]
南側の富幕山から望む周辺の山
注記は左から鷹ノ巣山常寒山鳳来寺山宇連山茶臼山(愛知県の最高峰)、三ッ瀬明神山

源流の河川

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鳳来寺山の源流の河川・概略図
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豊川本流
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海老川
AffluentL
音無川
AffluentL
宇連川(支流の槇原川などへ)
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愛知県道439号(牛渕橋)
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三河湾
南東山麓の浮石橋から望む宇連川の河床に露出した岩脈である馬背岩(国指定天然記念物)

以下の豊川水系支流源流となる山で太平洋側の三河湾へ流れる[1]宇連ダムの西南西6.6 kmに位置する[1]。宇連川の河床に露出した岩脈である馬背岩(国指定天然記念物)がある[1]。鳳来寺本堂直下の音無川(おとなしがわ)の源流部は地獄谷と呼ばれていて、その下部の松高院付近には妙法がある[41]

  • 音無川、海老川の支流 - 豊川本流の支流
  • 槇原川の支流など - 宇連川の支流

交通アクセス

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無料化された旧鳳来寺山パークウェイ愛知県道524号門谷豊岡線)の有料駐車場、鳳来寺山山頂のバス停留所があり、鳳来山東照宮鳳来寺本堂参拝や鳳来寺山の登山などの起点として利用されている

JR飯田線湯谷温泉駅の西北西3.1 kmに位置する[1][4]本長篠駅三河大野駅、湯谷温泉駅もしくは高速バス山の湊号 もっくる新城南バス停から新城市Sバス湯谷温泉もっくる新城線の「鳳来寺山山頂」行の終点に「鳳来寺山山頂」停留所がある[134]。月 - 土曜日に運行されている。JR飯田線本長篠駅もしくはもっくる新城南バス停(1往復のみ)から、豊鉄バスの急行「鳳来寺山頂」行きの終点に「鳳来寺山頂」停留所があり、本長篠駅からの所要時間は22分。このバスは11月1日 - 11月30日の土休日のみ運行。11月23日は後述の「鳳来寺」行増便対応のため本数減。本長篠駅から豊鉄バス「田口」及び「四谷千枚田口」行き路線に「鳳来寺」停留所があり[135]、11月23日は「鳳来寺」行きのバスが増便運行される。「田口」行きのバスは毎日運行され、「四谷千枚田口」行きのバスは平日土曜日のみ運行で日曜日祝日休日)は運休。ただし、「鳳来寺」停留所は山頂ではなく南西山麓の鳳来寺表参道三ノ門の入口にあり、徒歩で登山すると片道1時間以上はかかる。

鳳来寺への石段入口(愛知県道441号鳳来寺山公園線の始点)

三遠南信自動車道鳳来峡インターチェンジの西南西7.7 kmに位置し、新東名高速道路新城ICの北北東7.9 kmに位置し、東名高速道路豊川ICの北東22.5 kmに位置し、東山麓の宇連川左岸沿いの国道151号からのアクセスとなる。 道の駅もっくる新城の北北東8.1 kmに位置する[1]。鳳来寺山の南山腹を横断する愛知県道路公社鳳来寺山パークウェイは、2005年(平成17年)7月1日に無料化され愛知県道524号門谷豊岡線となった[7]。この中間付近から分岐して鳳来寺山パークウェイ駐車場(有料の山頂駐車場)へ向かう約1.5 km区間があり[1]、山上にある鳳来寺本堂付近まで通じている[6]。南山麓と西山麓を通る愛知県道389号富栄設楽線沿いの鳳来寺参道三ノ門入口には、観光用の駐車場があり、表参道である愛知県道441号鳳来寺山公園線の終点。その県道始点は登山口となる鳳来寺への石段入口。

周辺

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  • 鳳来寺
  • 鳳来山東照宮
  • 旧鳳来寺パークウェイ
鳳来寺表参道沿いにある鳳来寺山自然科学博物館

鳳来寺山からの眺望

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鳳来寺本堂前、奥ノ院の裏手、最高点の瑠璃山の先[10]、天狗岩の上、鷹打場[9]などに展望ポイントがある。
ウィキメディア・コモンズには、鳳来寺山からの眺望に関するカテゴリがあります。

指定文化財等一覧

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関連する指定文化財等一覧を下表に示す[138]

名称 種別 指定者 指定日 備考
鳳来寺山 名勝 日本国 1931年(昭和6年)7月31日 [11]
天然記念物
鳳来寺仁王門 重要文化財建造物 1953年(昭和28年)11月14日 1651年(慶安4年)の寺院の三間一戸楼門[139]
東照宮本殿拝殿幣殿中門、左右透塀(右)、左右透塀(左)、水屋 1651年(慶安4年)の神社[140][141][142][143][144][145]
馬背岩 天然記念物 1934年(昭和9年)5月1日 宇連川[37]
三河の田楽 重要無形民俗文化財民俗芸能楽田 1978年(昭和53年)5月22日 そのひとつが鳳来寺楽田[123]
ねずの樹 天然記念物(植物 愛知県 1955年(昭和30年)7月1日 鳳来寺表参道[82]
黒漆金銅装御空殿 有形文化財工芸 2022年(令和4年)1月28日 鳳来山東照宮宮本殿納置[146]
無形文化財 2025年(令和7年)8月5日 名倉利幸(五代 名倉鳳山)[42]
若宮社の 天然記念物 新城市 1960年(昭和35年)6月29日 若宮神社[138]
石造宝塔伝太田備中守墓 文化財(建造物) 1984年(昭和59年)7月11日 鳳来寺表参道[138]
仁王像 文化財(彫刻 1989年(平成元年)2月28日 鳳来寺仁王門[138]
木造随身像 2014年(平成26年)7月24日 鳳来山東照宮[138]
木造獅子・狛犬像
鏡岩下遺跡出土品 文化財(考古資料) 2017年(平成29年)3月23日 鳳来寺の鏡岩下[31]
鳳来山東照宮御神宝群 文化財(工芸) 2022年(令和4年)3月3日 鳳来山東照宮[138]
絹本著色東照大権現像(描表装) 文化財(絵画 2023年(令和5年)3月23日
絹本著色東照大権現像

関連作品

[編集]
歌川広重『鳳来寺山巌』(六十余州名所図会)
  • 歌川広重『鳳来寺山巌』(六十余州名所図会) [17]
  • 歌川広重『三州鳳来寺行者越』(本朝名所) [147]
  • 若山牧水『鳳来寺紀行』[148]
  • 鳳来寺山のブッポウソウ - NHKみんなのうた[113]
  • 見たい会いたい里山にブッポウソウを求めて 愛知・鳳来町 - NHKテレビ1996年6月1日放送、旅人:臂美恵[149]
  • 鳳来寺山(ほうらいじさん)前編 - BS朝日そこに山があるから、2023年9月6日放送、出演者:本上まなみ[150]
  • 鳳来寺山(ほうらいじさん)後編 - BS朝日そこに山があるから、2023年9月13日放送、出演者:本上まなみ[151]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 新城市に2005年10月1日に新設合併される前の旧南設楽郡鳳来町
  2. ^ 愛知県では植物、動物の希少種が集中する地域である生物多様性ホットスポットとして、茶臼山段戸山寧比曽岳、鳳来寺山、雨生山の4地域が選定されている。
  3. ^ 表参道の石段を百段ほど登った左側にこの松尾芭蕉の句碑が立てられている。
  4. ^ この句碑が芭蕉が泊まった屋根屋の跡に立てられている。
  5. ^ 鳳来寺山頂上の南南西3.6 kmにある標高約410 mの山。
  6. ^ 愛知県によるレッドリストのカテゴリーで絶滅危惧II類以上のものをリストアップ。
  7. ^ 愛知県によるレッドリストのカテゴリー
    CR:絶滅危惧IA類
    EN:絶滅危惧IB類
    VU:絶滅危惧II類
  8. ^ 環境省によるレッドリストのカテゴリー
    CR:絶滅危惧IA類
    EN:絶滅危惧IB類
    VU:絶滅危惧II類
    NT:準絶滅危惧
    DD:情報不足
  9. ^ 2003年(平成15年)に鳳来町が、傘杉を「樹高日本一の樹」として宣言した。
  10. ^ 現在日本一高いとされるのは、京都市左京区花背の大悲山国有林にある「花背の三本杉」のうちの1本で、62.3メートル。
  11. ^ 標本登録番号は、国立科学博物館の標本・資料統合データベースのもの。そのパーマネントリンクアドレスへの引数にもなっている。
  12. ^ 令和に入ったころにはニホンカモシカは頻繁に現れている。
  13. ^ 前年の1934年(昭和9年)にNHK前橋放送局群馬県迦葉山で仏法僧の実況放送を行ったが、鳴き声は聞かれず失敗に終わっていた。
  14. ^ ブッポウソウの鳴き声は『ゲェ ゲゲゲ』。
  15. ^ レッドデータブックあいち2020で、コノハズクは絶滅危惧IA類(繁殖)、絶滅危II類(通過)の指定を受けている。近年は繁殖期の生息数だけでなく、渡りの季節の確認例も希になっており、通過個体群も大きく減少していることが推測されている。

出典

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関連項目

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外部リンク

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