鳥飼否宇

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鳥飼 否宇
(とりかい ひう)
ペンネーム 鳥飼 否宇
(とりかい ひう)
誕生 鳥飼 久裕(とりかい ひさひろ)
(1960-03-06) 1960年3月6日(57歳)[1]
日本の旗 日本 福岡県
職業 小説家推理作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 学士(理学)
最終学歴 九州大学理学部生物学科卒業[1]
活動期間 2001年 -
ジャンル 推理小説
主な受賞歴 横溝正史ミステリ大賞優秀作(2001年)
世界バカミス☆アワード(2009年)
本格ミステリ大賞(2016年)
デビュー作 『中空』(2001年)
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鳥飼 否宇(とりかい ひう、1960年3月6日[1] - )は、日本小説家

本名は鳥飼久裕(とりかい ひさひろ)[2]福岡県生まれ。九州大学理学部生物学科卒業[1]。編集者を経て、2000年4月から奄美大島に在住[1]特定非営利活動法人奄美野鳥の会会長。

作風[編集]

第21回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞したデビュー作『中空』以来、観察者の鳶山久志と写真家の猫田夏海を主人公としたオーソドックスなネイチャーミステリー(観察者シリーズ)を書き継ぐ一方で、『――的』というタイトルの綾鹿市(あやかし)シリーズに代表されるような奇想の炸裂したバカミスをたびたび上梓している。別名義でノベライズの仕事をこなしたり、本名で野鳥や昆虫関係の執筆を行っている。

別名義では相棒シリーズのノベライズ(「とりかいひう」のアナグラムである碇卯人(いかり うひと)名義で執筆)がある。

文学賞受賞・候補歴[編集]

太字が受賞したもの

ミステリ・ランキング[編集]

このミステリーがすごい![編集]

本格ミステリーベスト10[編集]

  • 2004年 - 『本格的』27位
  • 2006年 - 『痙攣的』20位、『逆説探偵』25位
  • 2007年 - 『樹霊』26位
  • 2008年 - 『異界』25位
  • 2009年 - 『官能的』10位
  • 2012年 - 『物の怪』17位
  • 2015年 - 『死と砂時計』9位、『絶望的』28位

作品リスト[編集]

単行本[編集]

観察者シリーズ[編集]

  • 中空(2001年5月 角川書店 / 2004年5月 角川文庫)
  • 非在(2002年3月 角川書店 / 2005年8月 角川文庫)
  • 桃源郷の惨劇(2003年2月 祥伝社文庫) - 観察者シリーズ外伝
  • 密林(2003年10月 角川文庫)
  • 樹霊(2006年8月 東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉 / 2009年9月 創元推理文庫)
  • 物の怪(2011年9月 講談社ノベルス)
  • 憑き物(2013年4月 講談社ノベルス)
  • 生け贄(2015年3月 講談社ノベルス)

綾鹿市シリーズ[編集]

  • 本格的 死人と狂人たち(2003年9月 原書房〈ミステリー・リーグ〉)
  • 太陽と戦慄(2004年10月 東京創元社〈ミステリ・フロンティア〉)
  • 痙攣的 モンド氏の逆説(2005年4月 光文社 / 2007年5月 光文社文庫)
  • 逆説探偵 13人の申し分なき重罪人(2005年8月 双葉社)
    • 【改題】逆説的 十三人の申し分なき重罪人(2008年8月 双葉文庫)
  • 官能的 4つの狂気(2008年1月 原書房〈ミステリー・リーグ〉)
  • 爆発的 七つの箱の死(2008年6月 双葉社 / 2013年8月双葉文庫)
  • このどしゃぶりに日向小町は(2010年1月 早川書房〈ハヤカワ・ミステリワールド〉)
  • 絶望的 寄生クラブ(2015年2月 原書房〈ミステリー・リーグ〉)

相棒シリーズ[編集]

テレビ朝日のテレビドラマ『相棒』の主人公・杉下右京が主人公のオリジナル小説。碇卯人名義で発表している。

警視庁捜査一課所属・宮藤希美シリーズ[編集]

  • 妄想女刑事(2012年9月 角川書店 / 2014年9月 角川文庫)
  • 迷走女刑事(2014年11月 角川文庫)

ノンシリーズ[編集]

  • 昆虫探偵―シロコパκ氏の華麗なる推理(2002年3月 世界文化社 / 2005年5月 光文社文庫/ 2007年11月 台湾版 《昆蟲偵探》 刊行 野人文化)
  • 激走 福岡国際マラソン―42.195キロの謎(2005年11月 小学館〈小学館ミステリー21〉 / 2010年3月 小学館文庫) - 文庫化に際して副題を削除
  • 異界(2007年7月 角川書店)
  • 人事系シンジケート―T-REX失踪(2009年4月 講談社ノベルス)
  • 死と砂時計(2015年1月 創元クライム・クラブ / 2018年3月 台湾版 《死亡的沙漏》 刊行 白象文化)
  • ブッポウソウは忘れない―翼の謎解きフィールドノート(2016年7月 ポプラ社)
  • 紅城奇譚(2017年7月 講談社)

アンソロジー[編集]

「」内が鳥飼否宇の作品

  • 本格ミステリ04(2004年6月 講談社ノベルス)「廃墟と青空」
    • 【改題】深夜バス78回転の問題(2008年1月 講談社文庫)
  • 本格ミステリ05(2005年6月 講談社ノベルス)「敬虔過ぎた狂信者」
    • 【改題】大きな棺の小さな鍵(2009年1月 講談社文庫)
  • EDS―緊急推理解決院(2005年11月 光文社)「動物推理科」
  • 密室と奇蹟―J・D・カー生誕100周年記念アンソロジー(2006年11月 東京創元社)「幽霊トンネルの怪」
  • バカミスじゃない!? ―史上空前のバカミス・アンソロジー(2007年6月 宝島社)「失敗作」
    • 【改題】天地驚愕のミステリー(2009年8月 宝島社文庫)
  • 9の扉 リレー短編集(2009年7月 マガジンハウス / 2013年11月 角川文庫)「ブラックジョーク」
  • ミステリ・オールスターズ(2010年9月 角川書店 / 2012年9月 角川文庫)「二毛作」
  • 2010 ザ・ベスト・ミステリーズ(2010年7月 講談社)「眼の池」
    • 【改題】BORDER(ボーダー) 善と悪の境界(2013年11月 講談社文庫)
  • ベスト本格ミステリ2011(2011年6月 講談社ノベルス)「天の狗」
    • 【改題】からくり伝言少女(2015年1月 講談社文庫)
  • 2011 ザ・ベスト・ミステリーズ(2011年7月 講談社)「天の狗」
    • 【改題】Guilty(ギルティー) 殺意の連鎖(2014年4月 講談社文庫)
  • ベスト本格ミステリ2012(2012年6月 講談社ノベルス)「死刑囚はなぜ殺される」
    • 【改題】探偵の殺される夜(2016年1月 講談社文庫)
  • ベスト本格ミステリ2013(2013年6月 講談社ノベルス)「墓守ラクパ・ギャルポの誉れ」
    • 【改題】墓守刑事の昔語り(2017年1月 講談社文庫)
  • 驚愕遊園地 最新ベスト・ミステリー(2013年11月 光文社 / 2016年5月 光文社文庫)「呻き淵」
  • ナゴヤドームで待ちあわせ(2016年7月 ポプラ社)「ヴァーチャル・ライヴ10・8決戦」

文庫解説[編集]

小説以外の著作[編集]

  • 聴き歩きフィールドガイド 奄美(2007年5月 文一総合出版) - 鳥飼久裕名義、上田秀雄との共著
  • 群れろ! ―昆虫に学ぶ集団の知恵(2008年3月 エヌ・ティー・エス) - 藤崎憲治との共著

脚注[編集]

外部リンク[編集]