鯱バス

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鯱バス株式会社
Shachi Bus Co., Ltd.
Shachi Bus Headquarter 20150517.jpg
本社(2015年5月)
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 鯱バス
本社所在地 日本の旗 日本
457-0819
愛知県名古屋市南区滝春町1番80
北緯35度4分47.2秒
東経136度54分26.1秒
座標: 北緯35度4分47.2秒 東経136度54分26.1秒
設立 2009年平成21年)5月27日
業種 陸運業
法人番号 8010001151239
事業内容 貸切バス事業、特定バス・輸送バス事業、旅行事業、保険事業、自動車整備販売事業、レストラン事業
代表者 代表取締役社長 鶴田宗雄
資本金 1億円
従業員数 189人(2018年4月)
決算期 3月
主要株主 ロータス・キャピタル・パートナーズ
主要子会社 エス・ビー・サービス
外部リンク http://www.shachi-bus.co.jp/
特記事項:中部観光自動車として1953年11月3日に創立、東急鯱バスに1965年3月30日に改名
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貸切車「信長」
特定車(中部国際空港従業員輸送用車両)

鯱バス株式会社(しゃちバス、Shachi Bus Co., Ltd.)とは、愛知県名古屋市を中心に展開するバス会社である。本社は愛知県名古屋市南区滝春町1番80。 2009年平成21年)10月1日をもって、東急グループから離脱し、「東急鯱バス」より社名を変更した。

歴史[編集]

名古屋市内でパチンコ店などを経営していた山田泰吉により1953年昭和28年)11月3日、観光バスとタクシー事業を運営する中部観光自動車として創業した。しかし、1961年(昭和36年)10月に泰吉が東京・赤坂に「東洋最大級」と謳われたレビューキャバレー『ミカド』を開業させたものの、泰吉自身の下手な経営管理が災いして1964年東京オリンピック開幕を待たずしてミカドの運営は破綻した(施設も閉鎖)。これに連鎖して中部観光グループも経営が行き詰まり、丁度東名高速道路の開通を見据えて名古屋進出を目論んでいた東急に1965年(昭和40年)4月買収された(創業者・山田泰吉の生涯はかつて朝日放送のテレビ番組「驚きももの木20世紀」で取り上げられたこともある。阿川弘之の小説「あひる飛びなさい」の主人公「横田大造」のモデルでもある)。

なお、タクシー事業(愛称:鯱タク)は昭和40〜50年代にかけては同業他社の合併等により勢力を拡大したものの、規制緩和の波には逆らえず、2003年(平成15年)に福岡の第一交通産業に売却され、鯱第一交通に改組されている(ただし、車体塗装は中部観光⇒東急時代の“ロイヤルブルーに白帯”を現在も使用)。

2009年(平成21年)5月19日、不動産事業以外について、投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズへと売却すると発表した。これにあわせて同年5月27日に新会社を設立し10月1日に株式を新会社に譲渡して東急グループから離脱。会社名を「鯱バス」に変更し、社章も鯱のマークから「TSB(Tokyu Shachi Busの略)」の文字を外したものに変更された。

2012年7月17日より、本社を名古屋市南区滝春町に移転。従来の本社は名古屋北営業所となり、旅行業の拠点となった。

観光バス[編集]

ツアーや申し込みに応じて大型貸切バスを運転している。愛称は創業時に吉川英治の「新書太閤記」に登場する人物からとったもので、現在にも車両1台1台に命名されている。車体塗装は地元の画伯杉本健吉、「鯱バス」「Shachi-Bus」のロゴは河野鷹思がデザインした。1970年代には当時の最新鋭航空機であったボーイング747のものと同じシートを採用したバスも走らせていた。また中部観光時代から東急時代初期には乗客へのサービスとして「バスガイドの人形」がお土産として提供されていた。

愛称は代替の際、新車が引き継ぐのが普通であるが、かつてはその時代の最新鋭車に合わせて改名が行われたことがあった。“太閤”“淀君”を歴代の最上級車が名乗ってきたが、現在“太閤”は欠車となっている。

2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の際は、名古屋空港駐車場から万博会場までの駐車場シャトルバスとして車両、乗務員の提供を行っていた。主に、三菱ふそうエアロクィーンのスーパーハイデッカーが使用されており、他社の運行便よりもグレードの高い車両が使用されていた。

特定バス[編集]

新日鐵住金名古屋の従業員の出退勤・構内輸送用として運行されている。乗車するには証明書の発行とバス券を購入する必要があり、通常一般客の乗車はできない。

出退勤路線[編集]

  • 新日鐵住金社宅・駅前方面
    • 1系統 ターミナル(製鉄公園)行き
    • 2系統 上野台社宅(愛知県東海市)行き
    • 4系統 大堀(愛知県東海市)行き
    • 7系統 宮津(愛知県知多郡阿久比町)行き(中央病院経由)
    • 11系統 高横須賀(愛知県東海市)行き (太田川駅前経由)
    • 13系統 南粕谷(愛知県知多市)行き 
      • 現在は新舞子〜南粕谷の運行が主で、早朝と終発等除いたデータイムのターミナル発の運行はない。
    • 新舞子行き
      • 過去は南粕谷発着便がターミナルまで直通運行していた。廃止予定だったが新舞子折り返しで残存した経緯がある。
    • {廃止} 9系銃 太田川駅前行き
    • {廃止} 10系銃 大池(愛知県東海市)行き
    • {廃止} 12系銃 上名和(愛知県東海市)行き

当初は新日鉄前駅にターミナルを設置する構想があって名鉄バスも乗り入れる予定だったが、頓挫している。

構内輸送[編集]

  • ⑤ コークス行き
  • ⑥ 厚板北行き
  • ⑧ 高炉・厚板行き
  • ⑩ コークス行き(平日運行)
  • 特 厚板行き(平日運行)
  • 特 システムセンター行き(平日運行)
  • 構内要請延長
  • 構内循環西(平日運行)
  • 構内循環東(平日運行)
  • 本事務所行き(平日運行)

現在の車両[編集]

バスの台数  貸切バス/45両、輸送バス/26両、特定バス/13両

過去の車両[編集]

  • 三菱ふそうMR型
  • 三菱ふそうMP型
  • 三菱ふそうエアロミディ 2005年度いっぱいで引退。2005年8〜9月は万博輸送に徹し、特定バス運用を外れた。
  • 三菱ふそう初代エアロ 前述した星城高校・中学校のスクールバスの置き換え前はこちらの車種が使われていた。

その他バス事業[編集]

 企業の従業員輸送やスクールバスの運行、イベント輸送を行っている。前者二つは、専用の車両で行われる場合が多いが、イベント輸送では特定バスや観光バスも使われることがある。

主なもの[編集]

※豊田自動織機等のトヨタグループは自社所有のバスでの運行がほとんどで、他社に委託するのは珍しい事例である。

  • 愛知万博のシャトルバスを運行した(観光バス・特定バス車両を使用)
  • 長野オリンピックにおいても、シャトルバスの運行を行った。
  • 東海市の「東海秋祭り」会場シャトルバス運行(観光バス・特定バス車両も使用)
  • 中部国際空港JAL関連企業の社員送迎バス
  • WILLER EXPRESSの運行受託

その他の事業[編集]

  • 旅行業 - ツアー旅行の企画・運営
  • 自動車整備業 - 所有バスの他、一般の自家用車向けサービスも展開。
  • 飲食業

関連項目[編集]

外部リンク[編集]