魔法少女・オブ・ジ・エンド

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魔法少女・オブ・ジ・エンド
ジャンル スプラッター
パニックホラー
漫画
作者 佐藤健太郎
出版社 秋田書店
掲載誌 別冊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 2012年7月号 -
巻数 既刊5巻
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魔法少女・オブ・ジ・エンド』(まほうしょうじょ・オブ・ジ・エンド、Magical Girl of the End)は、佐藤健太郎による日本漫画作品。『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2012年7月号(創刊号)から連載中。

魔法少女の出現によって日常が破壊され、魔法少女に殺害された者も魔法少女と化すという展開から、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』をはじめとするゾンビ映画を下敷きとしていることが窺える。

単行本の巻末には、事件の関係者と思われる何者かの視点からのシーンが描き下ろしで掲載されている。

あらすじ[編集]

どこにでもいる普通の高校生・児上貴衣は、いつものように登校し、昨日と同じ日常を過ごすはずだった。しかし、その日常は一瞬にして血塗れの非日常へと変わった。

撲殺・爆殺・焼殺…突如、学校に乱入してきた魔法少女による虐殺の宴。魔法少女に殺された者もまた魔法少女に変化し、新たな犠牲者を求めて生き残った人間を襲う。貴衣は幼馴染の福本つくね達と共に学校から脱出するが、町は何人もの魔法少女が暴れまわる阿鼻叫喚の地獄と化していた。

理不尽と不条理がまかり通る、魔法少女による暴虐のスプラッター・パニックホラー。

登場人物[編集]

児上 貴衣(こがみ きい)
本作の主人公。平凡な高校1年生。どこか冷めた性格の少年。幼い頃は父からの家庭内暴力に苦しめられ、それが原因で貴衣が小学3年生の時点で母は自殺。母の死後、窃盗で何度も刑務所に収監された父も獄中で自殺。以後は、母方の祖母の家で暮らし、何も無い普通の日常を望み、トラブルを避けストレスとは無縁でいるよう心がけて過ごしてきた。疎遠になっていたつくねと和解した後、楓からつくねへのいじめの真相を聞くが信じられず、一度は拒絶してしまう。しかしその後、過去に飛ばされた際につくねの秘密を知ってしまい、彼女への想いと葛藤の板挟みになる。
福本 つくね(ふくもと つくね)
高校1年生。小柄な少女。貴衣の幼馴染でクラスメイト。昔は貴衣と親しかったが、疎遠になっていた。幼い頃に何故か魔法少女たちにそっくりな絵やぬいぐるみを所持していた。
あすか
物語のキーパーソンと思われる「もう1人のつくね」。二重人格者風でつくねの体から出没し、魔法少女の出現に深く関わっている模様。
乾 なつき(いぬい なつき)
高校1年生。貴衣やつくねのクラスメイトの女子。貴衣には好意を抱かれていた。魔法少女に襲われそうになった所を貴衣に助けられ、一旦は難を逃れるが、生きていた魔法少女に顔半分を潰され死亡する。
鞘野 楓(さやの かえで)
高校1年生。ロングヘアでヘアピンをつけている女子。みきと共につくねをいじめていた。小学生の時から貴衣のことが好きだった。かつてはつくねと仲が良かったが、つくねに「やらないと殺す」と脅され、その前後からみき等の身の回りで悲惨な事件が起こっていたため、つくねへのいじめを行うようになった(そのように脅してきた理由を「貴衣の気を引くため」と推測している)。
大月 みき(おおつき みき)
高校1年生。髪をシニヨンにしてまとめている女子。楓の親友。楓と共につくねをいじめていた。芥の銃撃を受け負傷した後、ショッピングモール内に出現した寄生能力を操る魔法少女に撲殺される。
半沢 夜華(はんざわ よるか)
高校2年生。髪をツインテールにした巨乳の少女。気風が良い姉御肌。痴漢撃退用にスタンガンを所持。引力を操る魔法少女の魔法で高所から落ちたため、ダメージを受けるが、その後つくねの父の病院で治療を受ける。寄生型魔法少女に惨殺される。
吾代(ごだい)
高校3年生。行動力のある熱血漢。彼女がいたが、魔法少女に殺害されている。学校から脱出後、霧の中で魔法少女に殺害される。
河西(かさい)
高校1年生。伸ばした前髪で片目を隠すようにしている、斜に構えた少年。スマートフォンで外部の情報を探っていた。霧の中にいた魔法少女に惨殺される。
姫路(ひめじ)
高校1年生。聾唖者。貴衣やつくねのクラスメイトの男子。四足歩行する魔法少女に串刺しにされ、死亡したと思われたが後に生き返っていたことが判明する。
芥 倫太郎(あくた りんたろう)
警察官。通称「ポリ公」。階級は巡査。好色であり、警察官としての本分に反し魔法少女の襲来によって社会秩序が崩壊したことを受け、好き放題しようと考える。巨乳好きらしく、夜華を気に入り「パイパイちゃん」というあだ名で呼び執着する。言動や品格が醜悪であるが、物語上において重要な役割を果たすことが多い。偶然にも魔法少女を殺す方法を発見して魔法少女を単身で打倒し、魔法少女のステッキが人間でも使いこなせることに気付く。また、警察手帳に付着していた魔法少女の粒子が体内に混入したことで、一時的に魔法少女と同じ回復力と人間離れした身体能力を身につけた。
久代 蓮(くしろ れん)
就職活動中の大学生。所属は医学部。打ち抜く魔法少女から身を挺して夜華を守り絶命した。
穴井 美羽(あない みう)
母親とはぐれた小学生の女の子。寄生能力を持つ魔法少女に操られていたが、寄生対象に危害を与える能力はなかったために無事解放された。その後は貴衣らと行動を共にしている。
福本 誠一(ふくもと せいいち)
つくねの父親。大学病院に勤める外科医で、神の手と呼ばれるほどの世界的な名医。毒ガスを操る魔法少女によって倒れたつくね・夜華・蓮・美羽を助ける。つくねの異変に気がついていた。
梅村 ひかる(うめむら ひかる)
貴衣が過去に飛ばされた際に出会った漫画家志望の女性。2002年時点で24歳。
芦屋(あしや)
無精ひげを生やした男性の自衛官。出産直後に妻が亡くなり、一人息子と二人暮らし。夏川に惚れている。過去から帰還した直後に魔法少女たちの襲撃を受けた貴衣たちを救助する。貴衣たちの話を聞いてつくね達がいるはずの病院に向かうが、そこで遭遇した6本腕の魔法少女に殺害される。
夏川(なつかわ)
女性の自衛官。芦屋と行動を共にする。大学病院での戦闘中、芦屋に想いを伝えるが、その直後芦屋とともに6本腕の魔法少女に殺害される。

魔法少女[編集]

作中における魔法少女の特徴[編集]

突如として出現した、不思議な術を使う謎の少女たち。それぞれが個性的な魔法を使い、必ず「まじかるー」と発言する(言い方は魔法少女によって異なる)。様々な手段で攻撃して多くの人間を虐殺するが、その目的は不明。

ほぼ直接的・間接的に致命傷を与える能力を持つ。魔法少女は不死で、自身にどれだけダメージを負っても再生してしまうが、ステッキを壊されると死亡する。魔法少女に殺害された人物も魔法少女となって(例外はあるが)人間を襲う(魔法はほぼ使えず、異常な身体能力で生存者を殺しにかかる。また、オリジナルの魔法少女とは違ってステッキは無く不死ではないため致命的な物理攻撃を加えれば普通に倒せる)。

作中に登場した魔法少女一覧[編集]

  • 爆発を操る魔法少女 - 単行本の第1巻表紙に描かれた魔法少女。掠れた吹き出しと文字で「まじかるー」と喋る。杖は傘の柄にダイナマイトのようなものが付き、そしてその先に黒い球体が付いたデザイン。杖が触れた物を爆発させる。物語序盤で倒されたが、「死んだ魔法少女を生き返らせる6本腕の魔法少女」の力により再び貴衣達の前に姿を現した。
  • 火炎を吐く犬を操る魔法少女 - 「まじかるウウウウ」と叫ぶ。最初の「う」が平仮名であったり「ウ」の数が上下したりしている。杖はリールに繋がれた犬の様なデザイン。
  • 霧の中に潜み、かまいたちで攻撃する魔法少女 - 黒いフキダシに「まじかるー♪」と喋る。杖は不明。貴衣達が校舎を脱出した後遭遇した霧の中に潜んでいた。貴衣達と共に校舎を脱出した吾大と河西を霧の中で首から上を切断して殺害した。
  • 引力を操る魔法少女 - 単行本第3巻の表紙に描かれた魔法少女。丸っこい文字で「まじかるー♥」と喋る。杖は棒の先にハート型の物が付いたデザイン。12話で、倫太郎を引き寄せ殺害を試みたが反撃され杖を奪われてしまった。
  • 斥力を操る魔法少女 - 単行本第3巻の表紙に描かれた魔法少女。 丸っこい文字で「まじかるー(下向きの)♥」と喋る。杖は棒の先に下を向いたハート型の物が付いたデザイン。衣装にあしらわれているハートも杖同様、引力を操る魔法少女と逆向きになっている。
  • 光線で当たったものを過去に飛ばす魔法少女
  • 一瞬にして足を切断する魔法少女 - 「まじかるーっ」と喋る。魔法少女を中心に円が広がりその中に入った人の足を切断している。読者投稿から採用された。
  • 毒ガスを操る魔法少女 - 「まじかるーw」と笑う。杖はタンクにホースが付き、その先にいくつかの突起が付いたハートがあり、そこに射出口と思われる物が2つ付いたデザイン。
  • 巨大化する魔法少女 - 下向きの文字で「まじかるー。」と喋る。杖はペンを縮めた様なデザイン。声が大きく、叫んだ際にはビルの窓ガラスが割れている。自衛隊が戦闘ヘリで攻撃を仕掛けたが撃墜された。
  • 人体をバラバラにして、それぞれのパーツをでたらめに付け替える魔法少女 - 「まじかる〜」と喋る。杖は手元が根っこの様になっていて、先は5股に分かれそれぞれに黒い点が3つ付いているデザイン。読者投稿から採用された。
  • 人体の皮を一瞬にして剥ぎ取る魔法少女 - ドットの様な吹き出しと文字で「まじかるー↑」と喋る。杖は銃の様なデザイン。
  • 光線に触れたものを消滅させる魔法少女 - おしゃれな雰囲気で「まじかるー?」と喋る。杖は細長い円錐の様なデザイン。きらきらという効果音と共に光線のような物を出し、触れた人の上半身を消滅させている。
  • 死んだ魔法少女を生き返らせる魔法少女 - ステッキが刃状の鋭利な刃物になっており、それを武器にして使う他、飛来する銃弾をステッキで弾き無効化するなど、物理的な戦闘能力も高い。
  • 攻撃を受けるとそのままそっくり相手に返す魔法少女
  • 一瞬にして無数の棘を発生させ串刺しにする魔法少女 - 吹き出しの中一杯に「まじかる」と連呼する。杖はタンポポの様なデザインで腰の辺りに付いている。四つん這いで移動する。
  • 床に異次元空間を作り出し、入った人間を骨だけにする魔法少女 - 最後の「るー」を長く伸ばして「まじかるー」と喋る。
  • 吸い込んで殺害する魔法少女
  • 溶解液を操る魔法少女
  • 人体を切り取る魔法少女
  • 一瞬にして壁や人体を打ち抜く魔法少女
  • 人体に寄生して支配する魔法少女 - 身体能力も覚醒させ、他の魔法少女と違い人語による意思疎通能力も有する。本体は虫のように小型であり、直接殺傷する能力はなく取り憑かれても解放されれば無事で済む。
  • 植物を操る魔法少女

単行本[編集]