魔女の下僕と魔王のツノ

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魔女の下僕と魔王のツノ
漫画
作者 もち
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊少年ガンガン
レーベル ガンガンコミックス
発表号 2014年5月号 - 連載中
巻数 既刊11巻(2019年12月12日現在)
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魔女の下僕と魔王のツノ』(まじょのげぼくとまおうのツノ)は、もちによる日本漫画作品。スクウェア・エニックスの『月刊少年ガンガン』にて、2014年5月号から連載中。

あらすじ[編集]

薬草魔女のベティとその下僕であるアルセニオは、師である大魔女ビビアンの難病の治療とベティを笑顔にするためにアルセニオが単身で魔王城に踏み込む。そこで豊満ボディの少女、レイと出会い、彼女とその仲間と共に魔王からツノを手に入れようと奮闘する。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

アルセニオ
本編の主人公、魔女の下僕の青年。24歳。イスパニア出身。本名:アルセニオ・グラジア・バルデラス。魔女の下僕で高い戦闘能力と逃げ足が自慢、武器は大型のマッチロック銃、炎の魔法を扱う。魔法の名称は「纏う炎(カポーテ)」「煽動する炎(バンテリージャ)」など闘牛絡み。元は人間だがあることが原因で魔物になった。しかし、見た目は人間と同じであるが、魔力がないと本人にとっても危険であり、ベティの魔力入りの食事が欠かせない。魔法を使う際、皮膚が鱗状に変化・高熱化し、虹彩も変化する。エリックの推測によれば、彼の眼は赤外線が見えるようである。この能力のため通常の衣類では高温に耐えられず、彼の身に着けているものはすべて耐火作用を持つ魔導具である。
魔王城で囚われていたレイと出会い、ベティの命令から彼女を自分の部下にした。外見が美少女のレイに対してはちょっとドキドキしつつも、「人間の夢」を期待しないようにと自分に言い聞かせている。
レイの親友であるロイドとは度々ケンカが絶えない(勝敗は一方的だが)。ベティに対しては過保護だが、恋愛感情ではなくあくまで主従の範囲。ただし、ベティの恋人の条件は厳しく、目を光らせている。
ヒュペルボレア人には発音し辛い名前らしく、レイ達からは少し間違った名前で呼ばれる(アルセニオ→アルセニョ)。
ベティ
本編のヒロイン、大魔女ビビアンの弟子で薬草づくりが得意な見習い魔女。10歳。見習い魔女だが病気や怪我などを見ただけでそれに合わせた薬草を作るなど、治療と薬づくりに関しては秀でた才能を持つ。反面、ほうきに乗る技術は未熟であり、アルセニオに呆れられている。たまに猫の姿に変身しており、撫でられたりアルセニオのベッドに入り込んだりしている。
ビビアン
ベティの師匠。「身体から茨が伸びてくる」という難病に侵され、死期が近づいてきたため、治療をベティに任せて仮死状態の眠りについている。キス魔であり、彼女が伝えた魔法の解除方法は「キスをすること」が多いらしい。
魔女の世界でもかなりの技術を持つ。
酒好き。
レイ
極北の地から魔王城に来た少女。15歳。姓はリリエンソール。容姿端麗の美少女だが、実は男性。しかし、巨乳。武器は剣、氷の魔法を扱う。名称は宝石の名前がモチーフ。
ビビアン絡みの魔法で女性化して戻れなくなったためビビアンの元を訪れるも、序盤に魔王城をビビアンの住処と勘違いし魔王に囚われた。家族は父母のほか兄が1人(エリック)と姉が3人(ケイト、モニカ、ジェシー)おり、兄のエリックが病気のため自分が家業を継ぐことになっている。北国育ちであるため、免疫力が極端に弱く、病気や薬に体調を左右されやすい。アルセニオのことをアルセニョと呼ぶ天然な一面も(これらは彼女の一族全体の特徴)。女性化していたのは、過去に親友であるロイドと共にエリックを魔法で女性にしようとしたが詠唱失敗に加えてロイドの雑念のせいで暴発し、エリックに使った魔法が呪詛化して自分に掛かってしまった。結果、正規の方法では解除不可能となり、そのため元に戻るために旅をしていた。ベティとは年も近く仲が良い。アルセニオのことは兄のように慕っているものの、エリック(女性版)と仲よくしているのを見て不機嫌になるなど本人も感情の全容をつかめてない。
ロイド
極北の地からレイを追ってきた青年。17歳。アルセニオとは違い好戦的である。武器は鞭、風の魔法を使う。前後上下の方向を動物に、攻撃・防御の種類をトランプに割り当てた名称となっている。
相棒は犬のガストと梟のアッシュ。
最強の狩猟民族とされる中でもレイよりも切り込むことが多く、かなりの戦闘能力が高い。また、ぶっきらぼうながら女性への扱いは天然なりにうまい。
レイの親友だったが、自分の魔法が失敗して、レイを女性化したことでレイと結婚することでその責任を果たそうとする。しかし、あくまで親友でいたいレイからは断固拒否されているので、「責任を果たす」という建前に意義がない状態である。レイを女性のまま連れ帰るのが目的だったため魔王の相手は乗り気ではなかったが、ビビアンがエリックの病を治せそうだと判明したため協力することになる。
右目が「刻印の瞳」になっており、瞳に映ったものを正確に記録できる。しかし、アルセニオからは盗撮野郎と間違われたことがある。少年時代にレイの兄であるエリックが極北の魔女と知り、魔法を教わったことがある。成人祝いに右目を魔具「刻印の瞳」にしてもらった。
アルセニオとは度々ケンカになっている。レイに対しては自分を見るようにとアプローチを繰り返すが、全てスルーされてしまっている。
エリック
極北の地の魔女(ただし、男性)。外見からは女性に間違われるほどの容姿である。24歳。レイの兄で、生まれつき心臓の病でかなり苦しんでいる。ロイドの話によれば、心臓から肺に血液を送る肺動脈が狭窄しており、かつ肺に水が溜まっているため呼吸障害を患っている。
独学で魔女の魔法を勉強し、「極北の魔女」を名乗る程の知識と技術を身に着けた。逆転の発想により女性化の魔法を習得し、体を小さくすることによって、不足している血液の拍出量を相対的に増やすことに成功している。また、水を媒介にした魔法なども使用している。
ある時、魔女の魔法を修行している姿をロイドに見られてしまい、彼にせがまれて魔法を教えていた。この際、満足に動き回れないため、ネズミなどの動物に憑依していた。作中ではもっぱらアッシュに宿っている。
ロイドに魔法を教えている際に、借り物の動物(ネズミ)の体でにつかまったことがあり、鳥恐怖症になる。以降、全く克服されず、ヒヨコにすら怯える始末。アルセニオの送ったトラウマ軽減の首飾りもあって多少はマシになるも、ブレンダと接触した際に女性恐怖症も追加された。
温厚な性格であるが、一方で倫理観がやや欠如した好奇心の塊でもある。現状は女性化した自分の体に興味津々で、「どんなものか知りたい」という理由でアルセニオに肉体関係を迫ったりしている。また、元がビビアンの魔法であるため女性化解除にはキスが必要だが、ロイドとすることに何の抵抗もない。
表向きレイが誰と付き合おうとかまわないといっているが、実際はロイド推しであり、アルセニオを誘惑したのもレイとくっつくのを邪魔するためでもある。
魔物となったアルセニオを(ピンチの時とはいえ)友達としてかばったり、アルセニオが好きなのか自分でも判らなくなっていたレイを「知識すべてを使ってお前の心を証明してやる」と言って背中を押すなど肝は据わっている。

魔物[編集]

キングブル
魔王城に君臨するの魔王。声色は恐ろしいが外見は卵に手足と牛の頭部がくっついたような、威厳ゼロの姿である。
武器は持ってないが、唯一無二の雷の魔法を扱う。魔法の名称は「魔王の鉄槌(サーロインハンマー)」「魔王針(フィレ)」など牛肉の各部位から。
魔王であるため、ギャグ感満載の外見に反してアルセニオの銃や魔法などでは歯が立たず、レイの魔法でも足止めにしかならない。しかし、補充する魔力がないと本人もつらい。
魔王城が完成して開放した際、レイのことを気に入り、「本人曰く、胸の大きさのみ」自分の花嫁にしようとする。レイが男性だと知るも女性のままいればいいと思うなどコミカルな一面も。
ホショクアザラシ
魔王城に棲む魔物の一体。シャチに丸呑みにされ顔だけ出たアザラシに足が生えたような外見。魔王に侵入者が現れたことを伝えに来るなど度々登場する。
ブレンダ
魔王城に住む魔物、レイとよく似た体格を持つツインテールの少女。液体型の魔力がないと補給できない。しかし、年頃の女性に目がない。かなりの戦闘能力と屈強な体でドラゴンくらいの強さを持っている。の魔物であるため尾にはあらゆる毒素が仕込まれている。が、蠍としての弱点も持っており、エリックを襲った際は自分の毒を自分に打ち込まれて無力化された。
エミール
魔王城に棲む魔物、白髪の青年の姿をした吸血鬼。なかなかのナルシスト。本人曰く「まだ100歳」。魔力を摂取しないとヨボヨボの老人の姿になってしまう。変身能力を持ち、大量の蝙蝠の姿になることが可能。戦闘能力はあまり持たないが回復力が高く、魔力があれば手足を切断されてもすぐ再生する。
自らの姿を見えなくする魔導具「消失の指輪」を持ち、いざという時は姿を消して逃げる。しかし消失の指輪の効果は可視光のみに限定されるらしく、赤外線が見えるアルセニオには効果が無かった。
サラマンダー
アルセニオの体に宿っている精霊。後に「サラ」と名付けられる。
仕立て屋
衣類の制作を得意とするハリネズミ型の魔物。パッチワークの魔法陣を作ることで召還できる。好物はナメクジやカタツムリ。

用語[編集]

魔導具[編集]

作中に登場する、魔力を込めることにより様々な能力を持った道具の総称。作中では魔導具ではない道具も「導具」と呼称する。明確な名称のある物のみ解説する。

帰宅の鍵
適当な扉に触れることで、自宅の玄関に接続することのできる鍵。専らアルセニオが使用する。
クオータブーツ
装着者の体重を1/4にする靴。アルセニオが使用している。
犬の首飾り
身に着けて3回回ってワンと鳴くことで犬から人、人から犬の姿に変身することのできる魔導具。エリックが実家の部屋を片付けるときに犬のルッコラらに使用している。
猫の首輪
身に着けて3回顔を洗うしぐさをしてニャアと鳴くことで猫から人、人から猫に変身できる、上記「犬の首飾り」と同様の効果を持つ魔導具。劇中ではベティが所持している。
王の指輪・奴隷の首輪
指輪と首輪で一対の魔導具。王の指輪を身に着けた者は、ペアになる奴隷の首輪を身に着けた者(人でも動物でも可)の体に憑依することができる。憑依している間本体は眠ってしまう。作中ではエリックがアッシュの体を使うために使用するものとアルセニオの特訓のためサムがガストの体を使う用のものの2ペアが登場している。
消失の指輪
石枠部分を手のひら側に向け握ることで装着者の姿を消す指輪。ただし影響するのは可視光のみのようで、アルセニオなど赤外線の見える魔物などには効果がない。
刻印の瞳
見たものを写真のように正確に記憶することのできる、ヒトの眼球に魔法作用を付加するタイプの真道具。ロイドの右目がそれ。

書誌情報[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 1巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2016年4月22日閲覧。
  2. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 2巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2016年4月22日閲覧。
  3. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 3巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2016年4月22日閲覧。
  4. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 4巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2016年4月22日閲覧。
  5. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 5巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2016年10月22日閲覧。
  6. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 6巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2017年6月28日閲覧。
  7. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 7巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2017年12月22日閲覧。
  8. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 8巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2018年6月22日閲覧。
  9. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 9巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2018年12月21日閲覧。
  10. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 10巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2019年6月12日閲覧。
  11. ^ 魔女の下僕と魔王のツノ 11巻 公式サイト”. スクウェア・エニックス. 2019年12月12日閲覧。

外部リンク[編集]