高IQ団体

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高IQ団体とは、一定の知能指数(IQ)を持つ者のみが入会できる団体のことである。最も古く有名な団体としては、1946年設立のMENSAがある。他にも、1978年設立のTriple Nine Society、1982年設立のMega Societyなどがある。

概略[編集]

世界で最古の団体はランス・ウェアが1946年に設立したMENSAである。高い知能指数を持つことだけが入会条件となる、聡明な人々のための組織を作るのが動機である。政治的に中立で、人種宗教の違いから完全に自由である。MENSAは標準偏差15でIQ130(人口上位2%)が入会条件となっている。欧米ではギフテッド教育が進んでおり、IQテストの普及率が高く、米国などを中心に多くの高IQ団体が存在する( Triple Nine Societyなど)。多くの団体は、会員同士の知的な交流、社会活動の促進などを目的に設立されており、会員専用のSNSなどで連絡を取り合っている[1][2]。下記にも示したOLYMPIQ、HELLIQ、CIVIQ、GRIQ、QIQ Societyといった、ワールド・インテリジェンス・ネットワークの設立者であるエヴァンゲロス・カツイオウリスが設立した団体は有名であり、IQによって入れる団体が異なる[3]

入会条件[編集]

団体が実施するIQテストを受験し、一定のIQであることを証明することが入会条件であることがあるが[4]、心理学者など専門家の実施するIQテストで代用できるところもある[5]。High IQ societyはネット上でIQテストが受験でき、そのスコアでTENSAやTORRにも入会が可能である[6]。現行のIQテストは標準得点で表示されており、IQのスコアは標準偏差による。例えば、MENSAは標準偏差24では148、標準偏差15ではIQ130が求められる(これはそれぞれ上位2%の知能指数に当たる)。

著名な団体[編集]

  • MENSA
    • 会員は世界に11万人以上、IQ 130以上が条件(sd 15)。
  • QIQ Society
    • IQ 115(sd 15)以上が条件。
  • TENSA
    • 上位10%当たるIQ120(sd 15)が条件[7]
  • GRIQ Society
    • IQ 130(sd 15)以上が条件。
  • Triple Nine Society
    • IQ145(sd 15)、IQ148(sd 16)が条件。2015年8月現在1600名が会員。
  • TORR
    • 標準偏差15でIQ145が条件。人口の上位0.13%に当たる[8]
  • CIVIQ Society
    • IQ 145(sd 15)以上が条件。
  • ISI Society
    • IQ 148(sd 15)以上が条件。さらに創造的な活動(絵画、詩、音楽演奏など)の審査もあり、高い知能指数と創造的・芸術的な才能が求められる[9]
  • HELLIQ Society
    • IQ 160(sd 15),IQ 164(sd 16),IQ 196(sd 24)以上が条件。
    • 人口の上位0.0032%以内。
  • Global Genius Generation Group (4G)
    • IQ 160(sd 15),IQ 164(sd 16),IQ 196(sd 24)以上が条件。
    • 人口の上位0.0032%以内。
  • OLYMPIQ Society
    • IQ 175(sd 15)以上が条件。
  • Mega Society
    • 2014年1月現在、世界で26名が会員。100万人に1人のIQスコアが求められる。

日本の団体[編集]

他の先進国と比較すると、高IQ団体の数は少なく、サポート体制もまだ確立されていない。高知能向けの組織や活動しては下記のようなものがある。  

  • ジャパンメンサ

上位1/44となる事が入会条件。SD15でIQ130以上。入会テストを受けて入ることが最も一般的。ウェクスラー成人知能検査の結果を提出することでも入会可能。 https://mensa.jp/  

  • METIQ

日本人が作った唯一の日本人向けハイレンジIQ団体。SD15でIQ156以上が入会条件となる。また入会には2つ以上のハイレンジスコアの提出が義務づけられる。 海外の高IQ団体に所属しても、言語や文化背景の差から有意義な活動ができないという話から作られた。 人類の上位0.01%(10,000人に1人)のIQを持つ人たちの交流の場となっている。 http://kanji-love.wixsite.com/metiq

  • 日本ギフテッド協会

ギフテッド当事者だけでなく、家族に対するサポートが主の団体。

  • ROCKET

天才ではなく、「異才発掘プロジェクト」としている。 日本財団と東京大学先端科学技術研究センターとの共同プロジェクト。 毎年50名前後を選抜する。 https://rocket.tokyo/

  • Percent One

無料のボランティア団体。精神面をサポートしている。 上位1%のギフテッドである事から来る独特の悩みを解決する目的で設立。 非Giftedとのコミュニケーション問題を解決する事も目的の一つ。 主に数学者、経営コンサルタント、各アナリスト、経営者、医者、弁護士、技術職、学生が会員。 ASDやADHD、その他等でも会員とコミュニケーションが取れると判断されれば入会出来る。 https://www.facebook.com/iqover135/  

  • RISUジャパン

小学生の算数を主体に、数学の天才を育てるための組織。民間企業 http://www.risu-japan.com/

著名人[編集]

関連[編集]

文献[編集]

  • 「IQってホントは何なんだ?」(村上宣寛、日経BP社、2007年)

外部リンク[編集]

  • gigi - TENSA、Torr、One Percentなどへの入会可能なIQテストサイト
  • fiqure - Civiqなどへの入会が可能なIQテストサイト

脚注[編集]

  1. ^ TENSA HP
  2. ^ MENSA HP
  3. ^ http://www.katsioulis.com/interviews/newspapers/2010-2/eleytheros-typos/
  4. ^ JAPAN MENSA
  5. ^ TENSA公式HP「list of society memberships and intelligence tests」参照。
  6. ^ High IQ society HP
  7. ^ TENSA
  8. ^ TORR HP
  9. ^ ISI society