高野弥一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

高野 弥一郎(たかの やいちろう、1902年2月11日- 1992年7月21日[1])は、日本の翻訳家

新潟県小千谷市片貝の農家に生まれ、小学校卒業後、鉄工所に勤める。英文学に志して上京し、銀座で新聞配達をしながら早稲田大学英文科に学ぶ。在学中に『サンデー毎日』の懸賞映画小説に応募し「夢と女」で当選、小説家を志す。1940年喜多荘太の筆名でアンドレ・モーロワ「欧州大戦秘話」を『サンデー毎日』に連載し、『フランス敗れたり』として刊行すると、300版の大ベストセラーとなり、にわかなモーロワのブームが訪れた。1944年、郷里新潟県に疎開、高校教師をしながら、戦後も翻訳を続けた。

翻訳[編集]

  • アンドレ・モーロワ『フランス敗れたり』(大観堂、1940年)
  • アンドレ・モーロワ『フランス戦線』(大観堂書店、1941年)
  • ウィラ・キャザー『サフィラと奴隷娘』大観堂、1941年)
  • ステファン・ツワイクマリー・アントワネット伝』大観堂、1943年)
  • ダイナ・マリア・クレイク『バラの家 ジョン・ハリファックス物語』(大日本雄弁会講談社、1949年)
  • サ・ウォルター・スコット『覆面の王子』ジープ社、1950年)
  • チャールズ・モーガン『扉開きぬ』(蒼樹社、1951年)
  • E.S.ターナー『恋愛とその成功法』(東京ライフ社、世界性学選書)1958年
  • パメラ・ブラウン『テレビ少女』(講談社、1959年)

参考文献[編集]

  • 高野荘平「新版へのあとがき」『フランス敗れたり』復刊、ウェッジ、2005年5月

脚注[編集]

  1. ^ 『文化人名簿』第25版