高等研究実習院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

高等研究実習院: École pratique des hautes études、略称 :EPHE)は、フランスパリ14区グランテタブリスマンPSL研究大学構成校。文献学宗教学歴史学生命科学地球科学などを専門とする大学院大学であり、同分野で世界有数の研究機関である[1]1868年設立。現在は教育担当大臣の管轄下にある。

沿革[編集]

フランス第二帝政下で公教育相ヴィクトル・デュリュイの起草によって出された1868年7月31日の帝令により創設。学界のみならず万人のための教育機関となることを理念とした。

創立当初は以下の4部門に分かれていた。

  • 第1部門 - 数学
  • 第2部門 - 物理学・化学
  • 第3部門 - 自然科学・生理学
  • 第4部門 - 歴史学・文献学

1886年に宗教学を専門とする第5部門、1947年に経済及び社会科学を専門とする第6部門を拡充した。

  • 第5部門 - 宗教学
  • 第6部門 - 経済・社会科学

その後第1部門を大学機関に、第2部門をフランス国立科学研究センター(CNRS)に委譲した。また、1975年には第6部門が独立し、社会科学高等研究院となった。

組織[編集]

今日では以下の3部門と1研究所から構成される。

  • 生命科学・地球科学部門 - 旧第3部門
  • 歴史学・文献学部門 - 旧第4部門
  • 宗教学部門 - 旧第5部門
  • 欧州宗教学研究所(Institut Européen en Sciences des Religions)

教育及び研究[編集]

高等研究実習院は国際的に名声ある研究機関であり、実習を通じて、生命科学・地球科学・歴史学・文献学・宗教学の基礎的および応用的研究を行っている。全体で240人の研究者がいる。うち170人は教授(正確には研究ディレクターDirecteurs d'études)、70人は助教授(Maîtres de conférences)である。この他に30人程の専門研究員がいる。パリ大学の大学院に相当する機関として、学生・聴講者数は3200人(2006年新学期)。その32 %を留学生が占める。教育の水準は高いが、資格が発行されない自由聴講生としても聴講できるという特徴をもつ。

主な出身者[編集]

主な関係者[編集]

歴代院長[編集]

  • 1990年-1994年 モニック・アドルフ
  • 1994年-1998年 ブリュノ・ヌヴー
  • 1998年-2002年 ジャン・ボベロ
  • 2002年-2006年 マリ=フランソワーズ・クーレル
  • 2006年-2010年 ジャン=クロード・ワケ

関連項目[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ École Pratique des Hautes Études”. www.ephe.fr. 2019年7月11日閲覧。

外部リンク[編集]