高知県立高知工業高等学校

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高知県立高知工業高等学校
Kochi Technical high school.jpg
過去の名称 私立高知工業学校
高知工業学校
高知県立高知工業学校
国公私立の別 公立学校
設置者 高知県の旗高知県
併合学校 高知市立工芸高等学校
校訓 磨け学 技
鍛えよ体 徳
誇れ郷土
設立年月日 1912年(明治45年)
創立者 竹内綱竹内明太郎
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
定時制課程
単位制・学年制 【全日制課程】学年制
【定時制課程】単位制
設置学科 【全日制課程】
機械科
電気科
情報技術科
工業化学科
土木科
建築科
総合デザイン科
【定時制課程】
機械科
電気科
学期 3学期制
高校コード 39118C
所在地 780-8010
高知県高知市桟橋通二丁目11番6号
外部リンク 公式サイト
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高知県立高知工業高等学校(こうちけんりつ こうちこうぎょうこうとうがっこう、Kochi Prefectural Kochi Technical High School)は、高知県高知市桟橋通二丁目に所在する公立工業高等学校

概要[編集]

歴史
1912年明治45年)に開校した「私立高知工業学校」を前身とする。宿毛市出身の実業家政治家竹内綱明太郎親子の「工業富国基」の信念に基づき、工業技術者を養成する高知県下唯一の工業教育機関として創立された。県下の工業高等学校の中では一番歴史が長い。2012年平成24年)に創立100周年を迎えた。
校訓
「磨け学 技」・「鍛えよ体 徳」・「誇れ郷土」 - 2011年(平成23年)に制定された。
校章
ギリシア神話の商工業の神、マーキュリーが常に持つの頂端の部分を図案化し、校名の「高知」の文字(縦書き)を置いている。
旧制工業学校時代に制定され、新制高等学校発足時に継承され現在に至っている。マーキュリーの杖は中央上端が「火」、その下に「水」、左右にのびる「翼」から成っており、校章は「火水鳥」(かすいちょう)と呼ばれている。また、旧・校歌にはこの校章を表す 「火頭・水身・両翼」という歌詞が入っていた。
校歌
作詞: 田村司郎、作曲: 平井庚三郎。歌詞は3番まであり各番に「工業」が登場する。
旧・校歌(工業学校時代)
作詞: 岡林九敏、作曲: 岡寛。歌詞は4番まである。

設置課程・学科[編集]

括弧内は校内でのアルファベット表記およびカタカナ表記。

全日制課程
  • 工業に関する学科
    • 機械科(「M」 (Machine)、「キ」)
      主に機械産業及び関連分野の機械設計・製造・管理・整備等の業務を学び、エンジニアの育成を目指す。
    • 電気科(「E」 (Electricity)、「テ」)
      発電・電気制御・半導体など、電気に関わる幅広い分野の基礎的な理論と実際の現象等を学習し、電気工事士などの育成を目指す。
    • 情報技術科(「I」 (Information)、「シ」)
      電気回路・コンピュータのハードウェアやソフトウェア、マルチメディア技術やネットワーク技術などのICT技術に関する学習を行い、システムエンジニア等の育成を目指す。
    • 工業化学科(「AC」 (Applied Chemistry)、「カ」)
      化学の原理・法則を、実際の日常生活・現代の化学工業と関連付け、総合的な学習を行う。
    • 土木科(「C」 (Civil engineering)、「ト」)
      物理的に住み良い環境を作るためのライフラインである、道路・鉄道・河川・橋・トンネル・上下水道・ダム等を建設するための技術を学び、これらの工事の調査・計画・設計・施行に従事する土木技術者の育成を目指す。
    • 建築科(「AR」 (Architecture)、「ケ」)
      住宅・オフィス・宿泊施設・商業施設など様々な建築物設計・施工に関する技術を学習する。近年では、行政等の要請に応じ、社会貢献実習として案内板や水車などを設計・制作しており、実績を上げている(はりまや橋付近のバス停に設置された観光案内版も、この活動の一環で作られたものである)。
    • 総合デザイン科(「D」 (Design)、「ソ」) - 旧・インテリア科[1]
      インテリアデザイン・工業デザイン・グラフィックデザイン・クラフトデザイン・造形芸術などの幅広いデザインに関する学習を行う。デザインの学習分野がインテリアにとどまらず多岐にわたるため、学習内容と「インテリア科」という科名に対するイメージとの隔たりを解消するために2008年度(平成20年度)より「総合デザイン科」に改編した。
定時制課程
  • 工業に関する学科
    • 機械科
    • 電気科
進学コース(全日制課程)
全日制課程には2年次と3年次に進学に特化した「進学コース」が設けられている。
  • 「進学コースI型」(2年次より所属) - 主に国公立大学へ進学することを目指した生徒向けのコース。
  • 「進学コースII型」(3年次より所属) - 高知工科大学や各種専門学校への進学に目標を絞った生徒向けのコース。
1年次の生徒は原則、全員工業コース所属だが、2年次には工業コースから進学コースI型への移籍が認められ、3年次の生徒(既にI型に移籍した者は除く)は進学コースII型への移籍が認められる。これに伴い、2年次よりホームは進学コースI型(2〜3年次)ホームと各工業コース(1〜3年次)ホームに分かれ、さらに3年次で上記ホームに進学コースII型(3年次のみ)ホームが加わる。
進学コースでは、可能な限り専門教科(実習など)の科目数・履修時間を減らし、その分を普通教科の履修時間に当てる。これにより、大学進学希望者の普通教科の学力向上を目指すシステムとなっている。またコースへの編入には一定の学力が要求され、「生徒の希望(意思)」・「過去の成績等(学力)」・「教職員で構成される選考委員会での選考等(第3者としての総合的判断)」と言った要素・事柄をクリアした生徒が許可される。

沿革[編集]

旧制学校
  • 1912年明治45年)
    • 3月 - 高知市北与力町に「私立高知工業学校」を設立することが認可される。機械科・電気科の2学科(予科2年・本科3年)を設置。定員を350名とする。
    • 5月4日 - 開校式を挙行。この日を開校記念日に制定。
    • 5月8日 - 授業を開始。
  • 1914年大正3年)3月 - 新校舎が完成。
  • 1917年(大正6年)
    • 3月 - 第1回卒業式を挙行。
    • 4月1日 - 応用科学科を新設。
  • 1920年(大正9年)3月 - 「高知工業学校」と改称。
  • 1922年(大正11年)4月1日 - 予科と本科を廃止し、修業年限を5か年とする。
  • 1923年(大正12年)4月1日 - 「高知県立高知工業学校」と改称。
  • 1926年(大正15年)- 創立15周年を記念し、創立者・竹内網の胸像を除幕。
  • 1928年昭和3年)4月1日 - 木科・建築科を新設。
  • 1937年(昭和12年)10月 - 第2部機械科を新設。
  • 1939年(昭和14年)4月1日 - 第2本科電気科、応用科学科を新設。
  • 1940年(昭和15年)4月1日 - 第2本科機械科を新設。
  • 1941年(昭和16年)4月1日 - 第2部機械科を廃止し、第2本科建築科を増設。
  • 1942年(昭和17年)4月1日 - 高知市桟橋通二丁目86番地2に移転。
  • 1944年(昭和19年)4月1日 - 応用化学科を工業化学科と改称。
  • 1945年(昭和20年)7月4日 - 高知大空襲により校舎、工場、図書館、道場等を消失。
  • 1946年(昭和21年)4月1日 - 第2本科を廃止。
新制高等学校
  • 1948年(昭和23年)
    • 4月1日 - 学制改革(六・三・三制の実施)により、工業学校が廃止され、高等学校高知県立高知工業高等学校」(現校名)が発足。
    • 6月 - 土木科、建築科に昼間定時制を設置。
  • 1949年(昭和24年)
    • 4月1日 - 定時制に機械・電気・工業化学の3学科を増設し、授業を昼間から夜間に変更。
    • 9月1日 - 高知県内公立高等学校の再編により、高知市立工芸高等学校を統合。全日制課程に機械・電気・工業化学・土木・建築・木材工芸の6学科を設置。
  • 1952年(昭和27年)7月 - 電気科の卒業生に対し、電気事業主任技術者資格検定の第一次試験免除が認可される。
  • 1959年(昭和34年)5月 - 校地の住所表記が「桟橋通二丁目90番地」に改められる。
  • 1963年(昭和38年)4月1日 - 木材工芸科を工芸科と改称。
  • 1969年(昭和44年)1月 - 住居表示の実施により校地の住所表記が「桟橋通二丁目11番6号」に改められる。
  • 1971年(昭和46年)4月1日 - 情報技術科を設置。
  • 1973年(昭和48年)4月1日 - 工芸科をインテリア科と改称。
  • 1974年(昭和49年)11月 - 新校舎が完成。創立60周年記念庭園が完成。
  • 1982年(昭和57年)5月 - 校旗が寄贈される。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 情報技術科を増設。
  • 1992年平成4年)11月 - 体育館が完成。
  • 1996年(平成8年)
    • 3月 - 定時制工業化学科の募集を停止。
    • 6月 - 創立80周年記念庭園が完成。
  • 1997年(平成9年)7月 - 創立者竹内綱明太郎伝記 「工業ハ富国ノ基」 の出版記念式を挙行。
  • 1998年(平成10年)5月 - 奨学資金の貸与が同窓会総会で承認される。
  • 1999年(平成11年)3月31日 - 定時制工業化学科を廃止。
  • 2000年(平成12年)10月 - 開校の地である高知市永国寺町に創立記念碑を除幕。
  • 2002年(平成14年)4月 - 竹内綱・明太郎の記念碑を生誕地の宿毛市に建立。
  • 2004年(平成16年)11月 - 創立者が同じである石川県立小松工業高等学校と姉妹校提携を結ぶ。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 定時制課程を学年制から単位制にする。
  • 2008年(平成20年)4月1日 - インテリア科を総合デザイン科に改編。
  • 2009年(平成21年)4月1日 - 高知工科大学の公立化や進学先の多様化に伴い、「進学コースII型」を設置し3年次の希望生徒が工業コースから移籍。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月31日 - インテリア科を廃止。
    • 12月 - 1号館の耐震工事が完了。
  • 2011年(平成23年)1月 - 校訓を制定。

部活動[編集]

運動部
文化部

著名な出身者[編集]

交通アクセス[編集]

最寄りの鉄道駅
最寄りのバス停
  • とさでん交通: 「桟橋通二丁目」バス停
最寄りの道路

周辺[編集]

  • 高知県立県民体育館・高知市青年センター
  • 潮江市民図書館
  • 高知市南消防署
  • 高知市立潮江小学校
  • 高知市立潮江東小学校
  • 高知市立潮江中学校
  • 土佐中学校・高等学校
  • 四電工高知支店

脚注[編集]

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  1. ^ アルファベット表記は「IR」 (Interior)、カナ表記は「イ」であった。2008年(平成20年)に総合デザイン科に改編され、インテリア科としての募集は停止され、2010年(平成22年)3月に廃止された。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]