高橋良和

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高橋 良和(たかはし よしかず、1970年 - )は、日本土木工学者。

京都大学教授、工学博士[1]。研究領域は、地震工学構造工学コンクリート工学ソフトウェア工学オブジェクト指向)。特にの耐震安全性の研究で知られる[2]

土木学会日本地震工学会日本コンクリート工学会日本建築学会、American Concrete Instituteに所属している。

経歴[編集]

京都市に生まれる[1]京都教育大学附属高等学校を経て[要出典]京都大学工学部を卒業、引き続き同大大学院土木学専攻に進み、1996年に修士号、2002年に工学博士号をそれぞれ取得した[1]。大学受験に際しては、地震の研究を希望して理学部と工学部のどちらにするかで悩み、試験科目に国語がないという理由で工学部を選択したという[3]。修士課程1回生の時に阪神・淡路大震災に遭遇して被災状況の現地調査をおこなう[3]。この経験から、高橋は「研究者としての耐震工学の知見を持ったうえで阪神・淡路大震災の被災状況を実際に見ることのできた“最後の世代”」と認識し、使命感につながったと述べている[3]

博士号取得後は、1996年04月から2006年03月まで京都大学,助手、2003年03月から2004年01月までUniversity of California, Berkeley, Research Fellow、2006年01月から2014年01月まで京都大学, 防災研究所, 助教授、2014年02月から2016年12月まで 京都大学, 大学院工学研究科, 准教授を経て、2017年01月から現在は京都大学, 大学院工学研究科, 教授である。一方、一般への土木知識普及のために「どぼくカフェ」というイベントを2012年頃から手がけている[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 高橋 良和 先生 【社会】 - 世界一受けたい授業日本テレビ放送網)2021年8月31日閲覧
  2. ^ 高橋良和さん - まいまい京都(ガイドさん紹介)
  3. ^ a b c d 高橋良和准教授 - 京大研究室 (Y-SAPIX、2015年10月30日)