高橋和之 (憲法学者)

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高橋 和之(たかはし かずゆき、1943年 - )は、日本法学者。専門は憲法比較憲法国法学情報法東京大学名誉教授、元明治大学法科大学院教授大江橋法律事務所東京事務所所属の弁護士

人物[編集]

岐阜県出身[1]岐阜高校から東京大学法学部へ進む。在学中に司法試験に合格、一時は弁護士を志すも結局、卒業後は助手として大学に残る。その後法政大学教授、東京大学教授を経て明治大学法科大学院教授。芦部信喜の弟子であり、芦部の名著『憲法』岩波書店)の補訂を、芦部の死後行っている。主な業績に、フランス憲法思想史の研究、人権総論、議院内閣制、統治機構の研究などがある。

東大退職後は弁護士としての活動も行っている。

略歴[編集]

主張[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度導入についての2015年の最高裁判所判決について、「人権と制度との関係について、最高裁は、制度の範囲内に人権がある考え方をしているように思えるが、逆だ。人権が許す範囲内での制度でなければならない」と批判している[2]

著書[編集]

単著[編集]

共著[編集]

  • 『考える憲法』(高橋和之・戸波江二佐藤幸治阪本昌成竹中勲(共著)、弘文堂、1988/3)ISBN 978-4335350825
  • 『憲法I〔初版〕』(高橋和之・野中俊彦中村睦男高見勝利(共著)、有斐閣、1992/6) ISBN 4-641-03158-4
  • 『憲法II〔初版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、1992/7) ISBN 4-641-03159-2
  • 『憲法I〔新版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、1997/4)ISBN 978-4641128316
  • 『憲法II〔新版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、1997/4)ISBN 9784641128323
  • 『インターネットと法〔初版〕』(高橋和之・松井茂記(共著)、有斐閣、1999/4)ISBN 978-4641128538
  • 『憲法I〔第3版〕』(高橋和之・野中俊彦]]・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2001/4) ISBN 4-641-12893-6
  • 『憲法II〔第3版〕』(高橋和之・野中俊彦]]・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2001/4) ISBN 4-641-12894-4
  • 『インターネットと法〔第2版〕』(高橋和之・松井茂記(共著)、有斐閣、2001/4)ISBN 978-4641128910
  • 『インターネットと法〔第3版〕』(高橋和之・松井茂記(共著)、有斐閣、2004/5)ISBN 978-4641129467
  • 『憲法I〔第4版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2006/3) ISBN 4-641-12998-3
  • 『憲法II〔第4版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2006/4) ISBN 4-641-13000-0
  • 『インターネットと法〔第4版〕』(高橋和之・松井茂記・鈴木秀美(共著)、有斐閣、2010/1)ISBN 978-4641130630
  • 『憲法I〔第5版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2012/3) ISBN 978-4-641-13118-7
  • 『憲法II〔第5版〕』(高橋和之・野中俊彦・中村睦男・高見勝利(共著)、有斐閣、2012/3) ISBN 978-4-641-13119-4

共編著[編集]

また、『コンパクト六法』(各年版、岩波書店)の編集を行っている。

補訂[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 天皇退位識者インタビュー、時事通信、2016年12月18日
  2. ^ 「夫婦別姓問題「最高裁は国民が最も知りたい点を回避した」高橋和之名誉教授が指摘」『弁護士ドットコムニュース』、2016年5月19日

外部リンク[編集]