高床式住居

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高床式住居(たかゆかしきじゅうきょ)は、を用いて床面を地面、水面より高くした建物のことをいう[1]。「高床住居」と表記することもある[2]

平地住居や竪穴式住居に壁立式で掘立柱を用いるものがあるが、高床建築は壁立式の側壁を用いない掘立柱建築の一種である。中国南部[3]東南アジア[4]などの熱帯地域や、シベリア北アメリカ南アメリカなどにみられる。高床式住居は、床面が地面、水面から離れているため、主に熱帯地域で発生する大雨による洪水被害を避けたり、シベリア地方では、暖房の熱で溶けた床下の永久凍土による建物の傾きを軽減するなどの自然災害による被害を避けるはたらきがある。通気性にもすぐれ、高温多湿な気候でも涼しく過ごすことができる。

画像集[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “防火のため濠の外に? 吉野ケ里の高床式倉庫、中国で活用例【西部】”. 朝刊. (1989年5月14日). pp. 1 
  2. ^ “吉野ケ里遺跡の公開、4月20日まで休止に 佐賀 【西部】”. 朝刊. (2001年3月1日). pp. 1 
  3. ^ 周 達生「中国の高床式住居 : その分布・儀礼に関する研究」『国立民族学博物館研究報告』第11巻第2号、1987年、 901–978、 doi:10.15021/00004360
  4. ^ 梶本 希, 脇田 祥尚, 上段 貴浩「プノンペン(カンボジア)都心部における高床式住居の空間変容」『日本建築学会計画系論文集』第77巻第672号、2012年、 275–282、 doi:10.3130/aija.77.275

関連文献[編集]

  • 石野博信『古代住居のはなし』吉川弘文館、2006年。ISBN 978-4642063029

関連項目[編集]