験を担ぐ

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験を担ぐ(げんをかつぐ)は、ある物事に対して、以前に良い結果が出た行為を繰り返し行うことで吉兆をおしはかること。また、良い前兆であるとか悪い前兆であるとかを気にすること。縁起を気にする事。験担ぎ(げんかつぎ)とも言う。

語源・由来[編集]

本来は「縁起を担ぐ」であったが、江戸時代に流行った逆さ言葉で縁起を「ぎえん」と言うようになり、それが徐々に「げん」に変化したとする説が一般的である。

「験」には「仏教の修行を積んだ効果」や「効き目」などの意味がある。

験担ぎの内容[編集]

験担ぎに何をするかは人それぞれであるから、実に多種多様である。他人から見れば何の効果もなさそうに思える行為でも、当人が「これは験担ぎだ」と思って行っている行為ならばそれは験担ぎであると言える。

験担ぎと受験[編集]

日本では「言霊」といって、声に出した言葉には霊的な力が宿ると信じられていたため、良い言葉を口にすれば良い事が、悪い言葉を口にすれば悪い事が起こるとされた。そのため受験生に「すべる」や「落ちる」などの、受験に失敗することを連想させる言葉を言う、もしくは受験生の周辺で口にすることは「縁起が悪い」とされる。さらには受験生の不安を煽ったり、気力を削いでしまう恐れもあるので注意が必要である。 よくある験担ぎでは「カツ丼を食べる」、「五角形鉛筆を使う」といった語呂合わせのものや、「なんでも右足から」(靴を履くとき、建物に入るときなど)というような昔からあるものまで様々である。

日本における験担ぎの例[編集]

  • 試験前に爪を切らない
  • 朝起きたらすぐにラジオ体操をする
  • 塩を盛る
  • お茶を飲まない

参考文献[編集]

関連項目[編集]