駅 (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
中森明菜楽曲
収録アルバム CRIMSON
リリース 1986年12月24日
規格 LPCTCD
録音 1986年7月[1]
ジャンル ポップス
時間 5:00
レーベル ワーナー・パイオニア
作詞者 竹内まりや
作曲者 竹内まりや

竹内まりや(1987年)
他多数
チャート順位

CRIMSON収録順

MIND GAME
(1)

(2)
約束
(3)

」(えき)は、竹内まりやが作詞・作曲した楽曲。元は中森明菜への提供曲で、1986年発売の中森のアルバム『CRIMSON』に収録された。翌1987年に竹内がセルフカバーしてシングルも発売し、これによって広く知られるようになった。中森も2002年発売のアルバム『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』で再録音している。

概説[編集]

駅から駅までで繰り広げられる男女の切ない恋の情景をマイナーコードにのせた曲であり、多くの人々の支持を獲得し、竹内の代表曲のひとつとなった[3]

竹内は、自身のベスト・アルバム『Expressions』のライナーノーツで、「'86年に中森明菜さんのアルバム用の依頼が来た時、 テーブルに彼女の写真を並べて、情景イメージが出て来るまでずっと見つめていました。せつない恋物語が似合う人だと結論を得た私が、めずらしくマイナーコードで一気に書き上げたこの曲を、のちに自分も歌い、今のようにスタンダードな存在になっていくと夢にも思いませんでした。明菜ちゃんからの依頼がなければ書けなかった歌です」と、作詞・作曲の経緯を述べている。

中森版と竹内版を巡って[編集]

  • 山下達郎は中森のアルバム『CRIMSON』を聴き、楽曲の解釈に対して強い憤りを覚え、それをきっかけに「駅」のセルフカバーをしてみたらどうかと竹内に勧めた経緯があるという(このことは、竹内のベスト・アルバム『Impressions』の山下によるライナーノーツに記載されている。当該部分では個人名は伏せられているが、これが中森のことを指しているのは明白である)。
  • その後、山下はラジオで「あれはアーティストが悪いんじゃなくアレンジ等のスタッフに対する意見です」と語っている。また、中森の『Akina Nakamori〜歌姫ダブル・ディケイド』での再録版(編曲:千住明)の歌唱や表現の解釈について山下は特に言及していない。
  • 中森版の編曲を担当した椎名和夫は、元々山下・竹内夫妻とはアルバムやコンサートツアーのリズムセクションを長年務めるなど親交が深く、2017年11月21日放送の『あの年この歌〜時代が刻んだ名曲たち〜』(BSジャパン)でこの曲についてのインタビューに答えた際、山下・竹内夫妻と中森との「表現のツボの違い」を解説し、どちらが良いかで論争が起きたことに触れた上で「両方良いと思う」との見解を語った。

竹内まりやのセルフカバー[編集]

AFTER YEARS/駅
竹内まりやシングル
初出アルバム『Quiet Life(「AFTER YEARS」)
REQUEST(「駅」)』
A面 AFTER YEARS
リリース
ジャンル J-POP
レーベル MOON RECORDS
作詞・作曲 竹内まりや
プロデュース 山下達郎
チャート最高順位
  • 週間55位(オリコン
  • 週間18位(1991年盤・オリコン)
竹内まりや シングル 年表
夢の続き
1987年
AFTER YEARS/駅
(1987年)
元気を出して
1988年
テンプレートを表示

竹内まりやによるセルフカバーは、1987年発売のセルフカバー・アルバム『REQUEST』に収録され、また同年に「AFTER YEARS」との両A面でシングルカットもされた。

レコーディングの際、山下は竹内に「明るく聞こえる声質だからつまらないと思って歌ってくれ」と注文していた。

1991年に映画『グッバイ・ママ』の主題歌に使用され、同年にはシングルの2度目の再発盤もリリースされた。この映画の終盤には、竹内がすれ違う人として数秒出演している。

ベスト・アルバムへの収録[編集]

その他[編集]

その他のカバー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『オリコン・ウィークリー』第8巻第51号、オリジナルコンフィデンス1986年12月22日、 31頁、 通巻377号。
  2. ^ 『ALBUM CHART-BOOK COMPLETE EDITION 1970 〜 2005』 オリコン・マーケティング・プロモーション2006年4月25日、3、455-457、883頁。ISBN 4871310779
  3. ^ 2008年に公式HPで行われた楽曲のファン投票では1位となった