駅弁ひとり旅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
駅弁ひとり旅
ジャンル 料理・グルメ漫画‏
漫画
原作・原案など 櫻井寛
作画 はやせ淳
出版社 双葉社
掲載誌 漫画アクション
巻数 既刊21巻
テンプレート - ノート
ポータル 漫画

駅弁ひとり旅』(えきべんひとりたび)は、櫻井寛監修・はやせ淳作画による日本漫画。『漫画アクション』(双葉社)に連載されている駅弁をテーマにした料理・グルメ漫画兼鉄道漫画兼紀行漫画である。第15巻まで(150話)と別巻の「がんばっぺ東北編」(4話)のコミックスが出版され完結している。2012年4月から9月まで、舞台を沖縄・台湾に移して連載が再開された。2013年9月には、描き下ろし作品を含む「ザ・ベスト 絶景・秘境編」の単行本が発売、後に再録のみの「一度は食べたい絶品海の幸編」、「寝台列車で美味しい旅編」、「全国ローカル私鉄編」が発刊。コンビニコミックスとして「全国縦断秋の駅弁まつり編」も発刊された。

2012年4月5日からはテレビ東京系列のBSデジタル放送局BSジャパンにて、全12話のテレビドラマが放送された。

概要[編集]

鉄道ファン弁当店経営者の中原大介が、結婚10周年として妻から休暇をもらい、日本一周を期限として特急富士号のA寝台個室のきっぷをもらうことから始まる。九州四国中国近畿北海道東北北関東北陸東海南関東の順に旅を続け、日本一周達成後には東日本大震災の被災地を訪ねた。

駅弁を取り扱った漫画であるが駅弁に分類されていない食堂車の料理やフェリーの弁当も含んでいる。基本的に日本国内の旅行であるが、近隣諸国では北海道からフェリーでサハリン州へ、日本本土一周・東北駅弁業者激励後、国内唯一の未踏地であった沖縄と共に台湾を訪問している。

「駅弁ひとり旅」というタイトルではあるが、主人公は多くの時間を行きずりの女性や子供と共に旅をしており、あまり一人旅はしていない。また、連載開始から数年経っても劇中での日数は100日程度しか経過していないが、ダイヤなどは常に最新のものに置き換わっている。連載が長期間にわたっているため、既に廃線となった路線や、終売した駅弁が紹介されているケースもある。

登場人物[編集]

中原家[編集]

中原 大介(なかはら だいすけ)
主人公。 東京都内の京王電鉄笹塚駅近くの駅南口の笹塚観音商店街内で駅弁をモチーフにした持ち帰り弁当を調製・販売する弁当店「大ちゃん」を経営する男性。笹塚で育ち、料理学校に通ったのち、弁当屋を開いた。作中初期では35歳。太った体型とひげ面から「ヒグマ」に例えられたこともある。
少年の頃から鉄道を趣味としてきたため、鉄道全般に詳しく、旅先では鉄道の薀蓄を常に傾けている(ただし、明らかに認識が違う例も散見される)。路線開通時のエピソードが苛酷であったりする路線や、経営が苦しい地方の小さな私鉄、国鉄民営化など廃線の危機に伴って発足したような第三セクター鉄道などには特に思い入れが強い。また鉄道に限らず、様々な分野の薀蓄も知っている。
弁当を食べるときは常に講釈を行い、一品ごとに愛情に満ちた感想を語る。食材の好き嫌いはほとんど無く、弁当に対する批判はほとんど無い。一日何度も駅弁を食べるような大食漢のため、メタボリックシンドロームの傾向があり、走る、歩くなどは苦手。高所恐怖症で、高い橋梁ケーブルカー展望台などから下をのぞいたりすることが苦手。ロープウェイは嫌いだが、モノレールは比較的平気、湘南モノレールは苦手だがゆいレールのときは全く大丈夫だったなど、高所の基準には割合ブレがある。幽霊オカルトの類も苦手であるとされている。また、飛行機嫌いではあるが、沖縄(那覇)~台湾間を結ぶフェリーが廃止になったため、止むを得ず、沖縄~台湾~東京間を飛行機で利用した。船旅は鉄道の次に好きである。
野球部にいたことから、JRグループのつばめマークや各大手民鉄をかつて経営していたプロ球団にちなんで紹介していた。
中原 優子(なかはら ゆうこ)
大介の妻。弁当店「大ちゃん」の経営成功で趣味の鉄道旅行が出来なくなり元気を失くしていた大介を、「弁当の研究」という名目を立ててあげることで日本一周の駅弁食べ歩き鉄道旅行に送り出す。店主不在の弁当店は優子と"パートのおばちゃん達"で運営されている。4巻でのエピソードトワイライトエクスプレスでの北海道旅行に同行するため、大阪駅で合流。その際乗車した車両は”あこがれの1号車1番の展望スイート”。北海道からの帰路は札幌より独りでカシオペアで東京に戻る予定だったが、降り遅れにより、函館駅まで大介が同じ部屋に乗車することになる。両列車で、食堂車の料理を夫婦で堪能した。その後、13巻では新宿駅で再会して青梅線の旅を満喫、15巻のラストでは大宮駅まで大介を迎えに来た。
日本一周出発当時は引き締まった三角形の筋肉質であったらしく、大介が旅するごとにメタボ化するのが悩みとなり、沖縄・台湾の後に出発した山陰旅行の時は肉体調整をするよう、釘を刺そうとした。

長期間同行する人[編集]

尾崎 菜々(おざき なな)
女性雑誌記者。本作で唯一、大介の旅路に三度以上関わっている。運動神経はいい方で高所は平気だが、怨霊の類は大介と同じように苦手であり、大介に遠軽での流刑囚怨霊都市伝説を聞かされた時は身震いしていた。鹿やトナカイなどの野生動物が大好きで、サハリン編では食堂車に出てきた鹿肉を食べるのを最初はためらったほどである。
  • 九州の取材ではやぶさ号に乗車したが、食堂車売店車内販売がないことを知らず、大介からシウマイ弁当をもらうことで仲良くなる。関門トンネルを詳しく語る大介の薀蓄から鉄道に興味を持つ。門司駅での両列車の解結で別れるが、高千穂で偶然合流し、駅弁を食べながらの2人旅になる。九州を一周し、あまりの別れの寂しさに由布院温泉で涙したが、別府駅で買った駅弁とワインを大介に渡し、関西汽船に乗る大介と別府国際観光港で別れる。
  • その後、森駅いかめし取材で、大介がいかめしをすべて買ってしまったために売り切れていたことを悔やんでいたところ、乗り継いだ普通列車で大介に偶然合流し、北海道を一緒に旅する。
  • さらにその後、松阪駅へ向かう近鉄特急の車内で再会して松阪牛弁当を食べ、その後名古屋まで同行する。
  • 前述の名古屋までの行程中に身延山久遠寺の取材を手伝う約束をしたため身延で4度再会、その後河口湖駅まで同行した。
  • 日本一周達成後の東日本大震災被災地の旅で、石巻駅で5度目の再会をし、レンタカーで宮古市まで同行した。
水越 美希(みずこし みき)
司法試験に失敗し、四国八十八箇所めぐりをしていた女性。道後温泉の休憩所で会ったマドンナだったが、卯之町駅に着く前に宇和島駅で待っていると声をかけると、翌日宇和島駅で2人旅のために待っていた。四国を一周した後岡山駅から後楽園にいき、後楽園内で甥の洋史と一緒に食事する。途中で見学した大鳴門橋鉄道・道路併用橋として構想されたのに、採算性がないとして鉄道部分を凍結したことを大介に説明され、激怒していた。体力は有る方で、琴平登山の時はメタボで体力が落ちた大介を叱咤、激励していた。四国一周の途中で特急「南風」にて出会った太郎とコミュニケーションしているうちに、洋史のことを思い出してしまい、大介の勧めで岡山にて洋史と会うことになった。
洋史(ひろし)
美希の甥。岡山駅で美希と母親に紹介される。父親を交通事故で亡くして母子家庭になったため旅行ができず、亡き父と一緒に行くはずだったSLやまぐち号余部鉄橋を見るのが憧れの鉄道ファンの少年。最初は無愛想でさめていたようだったが大介から伯備線でのD51の3重連の話を聞いてから打ち解ける。時々亡き父を思い出すが、大介に慰められる。中国地方をめぐり、両方を見た後、城崎温泉駅で別れる。
その後京都駅で待ち合わせ、梅小路蒸気機関車館を見学し、大阪駅でトワイライトエクスプレスを見送って別れる。魚類、特に小魚が嫌い。
彼の母は上記のとおり、仕事で一緒に旅することはほとんどなかったが、南坂東編巻末の鉄道博物館へ旅していたことが判明。
ケイト
名古屋市在住のオーストラリア人女性。城崎温泉で日本の入浴方法を知らず、水着で男湯に入っていた。その後、駅弁に興味を持ち、同行。福知山城姫路城に興味を持つ。たこが苦手、を食することを批判、駅弁の牛肉オージービーフと比較する、お茶漬けを知らなかったといった感じだが、自然に納得。日本文化に興味を持つ。関西と紀伊半島を巡り、亀山駅で名古屋に行くケイトと別れる。
参宮線の車両を見て、祖国の羊を思い出した。意外と、祖国の鉄道を知っている大介を「師匠」とみなしている。
難波駅から南海電気鉄道の都市間特急「サザン」で和歌山へ向かおうと提案する大介に対して、南海空港特急「ラピート」に乗りたいとわがままを言い、困惑させるが途中の泉佐野駅に停車するので、そこから各停に乗り継げることが判明、提案を曲げて「ラピート」と各停で和歌山市駅へ行くことになった。そのため、駅弁を食べる時間が遅くなり、大介にプランを曲げさせた報いを受けることになる。
クリスティーナ
日本を旅行中のフランス人女性。秋田内陸縦貫鉄道の車内で出会う。日本語はある程度話せるが漢字は読めないようである。駅弁に興味を持つ。大介のことを「ダイスキ」と言い、「大好き」を「ダイスケ」と言う。ちなみに、大介たちには「クリス」と呼ばれる。温泉で入浴するのが好きで、温泉地を見つけると必ず入浴する。外国人なのに入浴で裸になるのは平気である。恐山に行こうとしたぐらい幽霊は平気らしかったのだが(大介に猛反対されて撤回したが)、怨霊である鬼婆のエピソードではさすがにおびえていた。
基本的に駅弁の好き嫌いはないが、肉が好きで大介の肉料理駅弁をつまみ食いしようと狙っていた。日本でのそばのすすり方に最初、違和感を覚えたが、近くにいた老夫婦がすする姿を見て感化する。
夏 美瑶(しゃ めいやう)、夏 美琪(しゃ めいち)
水戸で出会った台湾出身の双子。姉の美瑶は瑶々(やうやう)、妹の美琪は妹々(めいめい)と呼ばれる。大介のことをいくつかのハプニングからか「(白)熊さん」とあだ名をつけたが、通常は(大介が自らのあだ名を云ったことから、そのあだ名である)「ダイチャン」と呼ぶ。父方の祖父・林豊隆(はやし とよたか)が能登半島・輪島に在住していて、もともと二人は祖父に会うために、来日、旅行をしていた。父は鉄道ライター・宮脇俊三の作品愛読者で、宮脇ファンの大介を感心させた。姉は文学少女で芸術好きだが、妹はグルメとイケメンに目がなく、対照的。沖縄・台湾編では大介を案内する。
韓 美樹(はん みす)
御殿場や箱根で出会った韓国人女性。韓国の旅行会社に勤めているが、日本の駅弁に興味を持ち、伊豆半島南関東の旅についてくる。大介のことを「大(デー)さん」と呼ぶ。ロープウェイ嫌いの大介に「先輩が初めての町を訪れた時は、高い所に行くと俯瞰できて、町を知ることができるから、と言いました。」と説得、つきあわさせている。
推理小説家・西村京太郎のファンで、大介と彼の博物館に行った時は、大変喜んでいた。その反面、大介と「スーパービュー踊り子」に乗車した時、子連れでない大人の乗客は立ち入り禁止のキッズルームではしゃぐという無邪気なところがあち、大介に「意外と子供っぽい」と評された。

実在人物[編集]

新竹 浩子(あらたけ ひろこ)
第3巻・第13巻に登場、 三重県松阪市で駅弁業者「あら竹」を経営。
大介が松阪駅訪問の際(ケイトとの関西旅、菜々との東海旅)にであっていて、彼女自身も大介の住む東京・初台に住んだ事が有り、弁当屋のよしみで親しくなった。
そういういきさつから、大介の日本一周列車旅を応援している。
大介と菜々が訪問した時は、当漫画とのコラボ駅弁が発売され、彼女に声を掛けられたので駅弁客から注目され(大介が)恥ずかしい思いをした(大船駅鹿児島中央駅でもコラボ駅弁で注目され、赤面した)。
山崎 邦夫(やまざき くにお)
第11巻に登場、新潟県上越市でホテル及び駅弁業者「ハイマート」を経営。
(北陸4県の駅弁業者にコネがある)大介の親族・武おじさんの知人、そのつてで大介(と瑤々・妹々)は知りあう。
大介は旅の途中で、弁当の勉強を兼ねてやってきた。
ハイマートのある直江津駅はかつて夜行列車が多く、栄えていた。彼は10・20代にそうした乗客相手に夜間、駅弁の立ち売りをしていた。だが、夜行列車の廃止、北陸新幹線からのルート除外と直江津駅をとりまく営業状況は悪化。その為、信越本線(大部分は分離・部分廃止され、上越市方面はえちごトキめき鉄道に改変)と北陸新幹線の交点にある脇野田駅(現・上越妙高駅)で駅弁営業を始める攻めに転じた。
白井 昭(しらい あきら)
大介が第13巻(東海編)での訪問(作者・監修者取材)当時、大井川鐵道を退職していたが、来訪していた。
副社長だった当時、初訪問した大介は高校生で彼の特別の計らいで機関区を見せて貰った事がある。その時に機関区長・鈴木にも会っている(大介は白井とともに機関区を再訪、鈴木にも再会した)。
大介はC11 190復元工事の為に白井、鈴木と共に寄付をしている。
その後、大井川鐵道大井川本線大井川鐵道井川線の訪乗を終点の井川まで同行した。
張間 重子(はりま しげこ)
岩手県宮古市で割烹料理店「魚元」を経営。駅前にある店で、駅弁も兼業している。
かっぽう着と和服姿が素敵な女将で、大介が駅弁大会で初めて出会い、顔見知りとなる(大介を「大介さん」と呼ぶ)。
大介が直接旅の途上で本店を訪問したのは、東北旅行中(日本一周の途中)に(飛び入り同伴した)クリスと来店した時(第8巻)と、震災駅弁業者応援ツアー(がんばっぺ東北編、通算第16巻)として菜々と来店した二回。
震災後、炊き出しに参加するが一時は廃業を考えたものの、激励の声にこたえる形で暫定再開。だが、アワビの高騰で、駅弁のメニューは絞られる事になった。
工藤 クニエ(くどう くにえ)
岩手県久慈市で食堂「三陸リアス亭」を経営。駅前にある店で、駅弁も兼業している。
大介とは三陸鉄道の車内販売をしていた21世紀初めに初めて出会い、彼女は親戚の人のように慕われる。実際、大介が訪問すると「息子」が現れたかのように、ハグする(彼女は大介を「大ちゃん」と呼ぶ)。
直接本店を訪問したのは「魚元」女将の時と同じく、クリスとの東北旅(第7巻)、菜々との激励旅の二回。
震災後による諸般の事情から廃業を考えるも、日本中のファンからの激励で存続を決めた。
上野 純一(うえの じゅんいち)
広島県廿日市市宮島口駅とその近くにある本店で駅弁を経営する「上野商店」の4代目社長。初代社長の頃から駅弁「あなごめし」を製造・販売している。
(大介とともに訪問した)空腹状態の洋史をなだめ、二人に製造工程を見せてから「あなごめし」を販売した。
三浦 由紀江(みうら ゆきえ)
第15巻当時、大介が大宮駅で面会した日本レストランエンタプライズの駅弁業者。
カリスマ所長で、パート時代に年間売り上げを5000万円アップさせた実績がある。
吉田 広城(よしだ ひろき)
青森県八戸市・八戸駅で「吉田屋」を経営する駅弁業者。
大震災・新幹線延伸といった二重苦を味わうが、山崎と同じく新商品で挑む。
齋藤 祐子(さいとう ゆうこ)
岩手県一関市の駅弁業者「齋藤松月堂」の経営者。
小林 文紀(こばやし あやき)
福島県郡山市の駅弁業者「福豆屋」の経営者。
翁(うぇい)
沖縄・台湾編(通算第17巻)に登場した阿里山森林鉄道の職員。
白井とは大井川鐵道との姉妹関係締結を機会に知り合い、技術提携が行われた。
大介が台湾へ行く報告を受けた白井が、阿里山森林鉄道の彼を訪れる様に助言した。また、白井も彼に大介が来る事を知らせた。
彼は訪問して来た大介と瑤々・妹々・方に阿里山のSLを見せた。

その他[編集]

セルゲイ
菜々の編集部の上司が紹介したサハリン州在住のロシア人男性。「南大門」などの日本語の文字も読むことができるほど日本語が流暢に話せる。鉄道に関心があるために大介や奈々にD51のレトロ号の走る日やサハリンに渡ったキハ58系の廃車体を紹介し、帰りの夜行列車「サハリン・エクスプレス」も紹介した。ちなみにほかに登場したロシア人の夜行列車の女性クルースベトラーナも日本語に流暢。
武おじさん(たけおじさん)
大介・優子の親類。トワイライトエクスプレスの途中駅金沢駅にて地元の高級駅弁を差し入れる。
彼は北陸の駅弁業者に顔が利くらしく、大介と台湾人双子は彼のおかげで知人である直江津の駅弁業者を訪れることができた。さらに、大介と金沢で再会し、同伴者の台湾人双子とともに北陸鉄道を乗りつぶし、北鉄列車内と加賀温泉郷で駅弁を堪能した。また、大介と優子のことを心配していて、優子にちゃんと連絡を取るようにと忠告している。
待田 立津夫(まつだ たつお)
大介の笹幡小学校時代の同級生。北海道でのDMV試乗会で出会い、青森駅で再会し、一緒に竜飛海底駅に行く。さらに福島駅から峠駅へ向かう列車の中で再会する。北九州工業大学(架空)の研究生。
大介の同伴者では、菜々とクリスに出会う。二人も大介と同じく彼の事を「たっちゃん」と呼ぶ。
昆野 尚(こんの しょう)
大介とは調理師学校時代に知り合う。下北交通大畑駅で再会する。ホテルの和食シェフ。大間の鮪目当てに来たという。あだ名は「昆ちゃん」。
今 洋子(こん ようこ)
名古屋駅ホームできしめんを食べながら店の人と会話していたのを又聞きし、大介に声をかける。大介がリニモに乗るのについてくる。顔やファッションがキツネを強く意識している。大介を豊川稲荷に無理やり連れて行き、そこで姿を消す。
大好物は油揚げやそれが入った食べ物、苦手なのは犬。犬が近付くと、犬アレルギーを発症する。
渋谷 祐介(しぶたに ゆうすけ)
元国鉄機関士。「“しぶや”でなく“しぶたに”」と強調する。天竜二俣駅でのイベントでボランティアをしており、車内で出会った大介を誘う。
過去の経歴からか、蒸気機関車を「罐」(かま)と呼ぶこだわりがあり、大介たちに「SL」と呼ばれるのを困惑する。
トーマス
富士駅へ向かう列車で出会う。スイスから来た。古い電気機関車のファンで、岳南鉄道で再び会う。大介を「(マウンテン・ビッグ・)ゴリラ(さん)」のあだ名で呼ぶ。
祐太(ゆうた)と兄
新宿駅から松田駅まで、あさぎりの展望車で乗り合わせるロマンスカー好きの子ども。
見送りに来た優子のすすめもあって大介は弁当を二人に分けて仲良くなる。
中阪(なかさか)
菜々が勤める雑誌社のデスク。菜々いわく「人使いの荒いセクハラ鬼デスク。」だが、パスポート・ビザの郵送、旅行会社の手配など菜々と大介のサハリン行に協力、菜々の取材延長を許容する代わりお題を出し締め切りに絶対間に合わせるという条件を出すなどといったサポートしてくれ、懐の広いところもある。
淳・母息(じゅん・おやこ)
大介が被災した東北の駅弁業者を激励する為に乗車した東北新幹線で出会った親子連れ。男の子・淳が大介を茶化すと母親が突っ込みを入れるが、それがまったくフォローに成らず、逆に大介をあきれさせた。
丸屋の従業員(まるやのじゅうぎょういん)
福島県南相馬市で駅弁・駅そばを営業している業者。かつて、原ノ町駅で駅弁・駅そばを営業していたが、大震災と近くの福島原発臨界事故の影響から、大介が東北駅弁業者激励ツアーの際には駅弁は休業、駅そばだけはかろうじて駅前で営業を再開する程度にとどまっていた。
大介とクリスの初訪問時は、赤いキャップの美少女が販売していたが、激励ツアーの時は疎開中との事であった。
電車が未通だったことから、駅そば限定の営業で従業員のおばさんが大介に天ぷらそばを販売。
シチューお姉さん(しちゅーおねえさん)
大介が三陸鉄道でであった、土日限定でシチューをふるまっていた女性。
彼女の店が震災で消えた事から、三陸鉄道盛駅で「ふれあい待合室」の室長をしている。
瓶子(へいし)
沖縄・台湾編に登場。東京から博多まで新幹線で大介と同行する。35歳で一度も彼女ができたことがない。大介の行動をずっとうらやましがっている。鉄道マニアらしく、大介が購入して食べたドクターイエロー駅弁の空器を催促して譲り受けた。
方(ふぁん)
沖縄・台湾編に登場する鉄道マニア。幼稚園のころから瑶々に一方的に思いを寄せている。自強号の車内で偶然再会する。瑶々に頼まれて、大介の台湾鉄道ガイドとして最終地点の台北まで同行、同じ鉄道マニアの大介とは意気投合した(ほぼ台湾の駅弁に精通していて、台湾では瑶々、妹々のブレーンと化している)。

作品中の季節感[編集]

この物語は、第1巻から休むことなく主人公が日本一周の旅を続けているというもの。物語は単行本1冊(9 - 14話)で約1 - 2週間の時間が経過していると思われるが、『漫画アクション』が隔週雑誌で実際の連載執筆に約半年かかっているため、登場人物の服装も雑誌掲載時の季節に合わせて変えられている。つまり単行本の始まりでは半袖(腕まくり)だったのが終盤にはコートを羽織っており、その逆もある。特に顕著なのが第5巻の北海道道南から道東)の旅で、短期間の旅にもかかわらず、夏から極寒の冬へと変化している。

テレビドラマ[編集]

駅弁ひとり旅〜東北編〜
ジャンル テレビドラマ
放送時間 毎週木曜 22:30 - 23:00(30分)
放送期間 2012年4月5日 - 6月21日(全12話)
放送国 日本の旗 日本
制作局 BSジャパン
原作 櫻井寛監修、はやせ淳作画
出演者 岡田義徳加藤貴子
テンプレートを表示

2012年4月5日よりBSジャパンで全国放送された。

このドラマ版では東北を巡る大介の旅の模様が描かれるが、これは番組コンセプトに東日本大震災からの復興支援という側面があるためである。[1]

野外撮影では、2011年11月6日、JR東日本企画のロケーションサービスによって、上野駅および東北本線車内が利用された。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

  • 脚本:塚田哲也
  • 監督:塚田哲也
  • 音楽:宇波拓
トロンボーン演奏:青木タイセイ
  • エグゼクティブ・プロデューサー:村上比呂夫、竹内崇嗣、柳原雅美、赤澤賢司
  • プロデュース:齋藤法義、川上泰弘
  • 制作協力:ケイズエンターテインメント
  • 製作プロダクション:ショウゲート
  • 製作:「駅弁ひとり旅」製作委員会(ショウゲートアミューズソフト/BSジャパン/グロービジョン

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
日本全域 BSジャパン 2012年4月5日 - 6月21日 木曜 22時30分 - 23時00分 テレビ東京系列
BSデジタル放送

脚注[編集]

  1. ^ [1]

外部リンク[編集]

BSジャパン 木曜日22:30枠
前番組 番組名 次番組
駅弁ひとり旅