馬路村

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うまじむら ウィキデータを編集
馬路村
村内で動態保存されている旧魚梁瀬森林鉄道
野村式機関車
地図
村役場位置
馬路村旗 馬路村章
馬路村旗 馬路村章
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 高知県
安芸郡
市町村コード 39306-1
法人番号 7000020393061 ウィキデータを編集
面積 165.48km2
総人口 703[編集]
推計人口、2024年2月1日)
人口密度 4.25人/km2
隣接自治体 安芸市安芸郡安田町北川村
徳島県那賀郡那賀町海部郡海陽町
村の木 ヤナセスギ
村の花 ユズ
村の鳥 オオルリ
馬路村役場
村長 山﨑出
所在地 781-6201
高知県安芸郡馬路村大字馬路443番地
北緯33度33分20秒 東経134度02分54秒 / 北緯33.55544度 東経134.04828度 / 33.55544; 134.04828座標: 北緯33度33分20秒 東経134度02分54秒 / 北緯33.55544度 東経134.04828度 / 33.55544; 134.04828
外部リンク 公式ウェブサイト

馬路村位置図

― 市 / ― 町 / ― 村

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馬路地区

馬路村(うまじむら)は、高知県安芸郡にあるである。

概要[編集]

高知県34市町村で人口が2番目に少ない。幾度の市町村合併の機会も村民の反対多数によって合併協議を離脱し、独立を保っている。「日本で最も美しい村連合」加盟村の一つ。

地理[編集]

千本山
魚梁瀬ダム

高知県東部の1,000m級の山々に囲まれた山間に位置する。村内は馬路地区と魚梁瀬(やなせ)地区に分かれている。両地区間の行き来は、道路の都合上、北川村域を経由する。面積の96%を山林が占めている。うち、国有林が占める割合は75%に上る。

地形[編集]

山地[編集]

主な山
  • 甚吉森 (1,423m)
  • 烏帽子ヶ森 (1,320m)
  • 天狗森 (1,295m)
  • 鐘ヶ龍森 (1,126m)
  • 千本山 (1,084m)
  • 亀谷山 (1,083m)
  • 八杉森 (1,029m)

河川[編集]

主な川

湖沼[編集]

主な湖

気候[編集]

  • 山間部に位置するため内陸性気候であるが、太平洋で発生する黒潮上の湿った気流が四国山地に吹き付ける影響でが多く、日本屈指の多雨地帯である。
  • 魚梁瀬にある気象庁設置の雨量計による年間平均降水量は4,000mmを超えており、2011年7月19日に観測した日降水量851.5mmは、日本の観測史上歴代2位の記録である[1][注釈 1]
  • 天気予報で用いられる高知県東部地方の天気は、海岸部の室戸岬を基準にしているため、村では当てはまらないことが多い。
魚梁瀬(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量 mm (inch) 100.9
(3.972)
170.5
(6.713)
266.4
(10.488)
333.8
(13.142)
383.5
(15.098)
589.0
(23.189)
721.5
(28.406)
690.8
(27.197)
642.4
(25.291)
300.6
(11.835)
169.9
(6.689)
114.7
(4.516)
4,484
(176.535)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 6.9 7.9 11.4 11.0 12.0 15.9 14.9 14.8 14.2 10.6 8.1 6.6 134.5
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]

人口[編集]

馬路村と全国の年齢別人口分布(2005年) 馬路村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 馬路村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

馬路村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

隣接自治体[編集]

高知県の旗高知県
徳島県の旗徳島県

歴史[編集]

沿革[編集]

  • 1889年 - 馬路村と魚梁瀬村が合併し、現在の馬路村となる。
  • 1964年 - 魚梁瀬ダム建設に伴い、魚梁瀬地区が現在地に移転。
  • 1965年 - 魚梁瀬ダム供用開始。旧魚梁瀬地区が水没。
  • 1979年 - 馬路温泉(コミュニティセンターうまじ)開館。
  • 1997年 - 魚梁瀬小中学校にて「山の学校留学制度(山村留学)」開始。

政治[編集]

行政[編集]

村長[編集]

現職村長

施設[編集]

警察[編集]

消防[編集]

郵便局[編集]

主な郵便局

※ 集配業務は奈半利郵便局が行う

対外関係[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

馬路村には2021年現在、姉妹都市・提携都市は存在しない。

国内[編集]

その他
  • 日本の旗日本で最も美しい村連合
    • 美しい村づくり、ロゴマークの活用、サポーター会員制度、イベントの開催、広報活動を行っている地方自治体や地域の連合体に参加している。

経済[編集]

第一次産業[編集]

林業[編集]

魚梁瀬杉が有名。江戸時代には土佐藩が御留山として保護してきた。村の木に加えて県の木ともなっており、建築材や工芸品の製造・販売を行っている。以前は両地区に営林署があり、魚梁瀬営林署では全国でも数少ない黒字を計上していたが、林野庁による営林署再編計画によって安芸森林管理署が管轄する事務所へ格下げされている。なお、2017年の伐採をもって天然杉の大径木の伐採は中断されている[3]

農業[編集]

近隣の農業協同組合が合併する中、馬路村農業協同組合は単独での生き残りを図り、馬路村の製品であることを前面に出して村自体を売る「おらが村方式」による村内販売所の整備や物産展への出展、通信販売の充実等によってユズ加工品の全国ブランド化に成功。
1965年(昭和40年)頃にユズの栽培が本格的に始まったが、馬路村のユズは無骨な形で見栄えが悪く、青果としての販売は低迷した。1975年(昭和50年)、馬路村農協がユズの果汁を利用した加工品としてユズ酢やユズ佃煮、ユズジャム、ユズ味噌などの生産を始めた。
1986年(昭和61年)には、現在の主力商品のひとつである濃縮ジュース「ゆーず」が商品化され、1988年(昭和63年)の「ごっくん馬路村」も人気商品として定着した。
ユズの加工品の売上高は1980年(昭和55年)頃に3,000万円ほどだったが、1988年に1億円を突破した。同年には「日本の101村展」でジュース「ゆずの村」が最優秀賞を受賞して売上が急上昇し、1990年(平成2年)の同展ではごっくん馬路村が農産部門賞を受賞した。
売上高は1993年(平成5年)に10億円を超え、1998年(平成10年)に20億円を超えた。2000年(平成12年)にはインターネットでの通信販売が開始され、2005年(平成17年)に売上高が30億円を突破した。当初はユズの果汁を使った商品が中心だったが、1996年(平成8年)からユズ皮を使ったふりかけ「パッと馬路村」や茶漬け、こぶ茶などが商品化され、ユズの香りを活かした入浴剤や化粧水なども生まれた。
地域特産品としては珍しく、テレビコマーシャルが放映されており、高知県内のみならず四国・中国地方の各県や青森県などでも放映されている。
2020年(令和2年)9月、信用事業を終了し、専門農協となった(高知県信用農業協同組合連合会馬路村代理店を、同組合本所で受託を開始)。

第二次産業[編集]

工業[編集]

金融機関[編集]

民間企業[編集]

教育[編集]

村立の小中一貫教育校が2校ある。

小中学校[編集]

村立
  • 馬路村立馬路小中学校
  • 馬路村立魚梁瀬小中学校

交通[編集]

魚梁瀬森林鉄道五味隧道跡付近
役場前バス停

空路[編集]

鉄道[編集]

かつては村内各所や田野奈半利等に魚梁瀬森林鉄道が通っており、一部路線では一般客も乗車可能であったが、現在は廃止されている。

なお、観光用に再現された森林鉄道は、下記の2ヵ所がある。

バス[編集]

路線バス[編集]

村内はすべて自由乗降区間内にあり、停留所以外でも自由に乗降できる。便数は1日4往復となっており、半数は役場で折り返す。また、日祝はこの区間便が1往復減少する。

道路[編集]

国道[編集]

  • なし

県道[編集]

主要地方道
一般県道
その他
  • 他にも他市町村へ繋がる道はあるが、一般の自動車での走行は難しいオフロード林道)のため、アクセス道路としてはあまり機能していない。

観光[編集]

馬路森林鉄道
インクライン
丸山公園

温泉キャンプ場を整備し宿泊施設を充実させた上で、森林鉄道の復元、ものづくり体験教室、村長や農業協同組合役員など村を知り尽くした人による村内案内ツアーなど、村の特産・自然を生かした体験参加型の観光が浸透している。

名所・旧跡[編集]

主な寺院
主な神社

観光スポット[編集]

自然
公園
温泉

集落活動センター[編集]

その他

文化・名物[編集]

ごっくん馬路村

祭事・催事[編集]

  • 魚梁瀬桜祭り(4月上旬)
  • フェスティバル魚梁瀬(7月中旬)
  • 馬路納涼祭(温泉祭)(8月15日)
  • 馬路おしどりマラソン大会(9月第3日曜日)
  • おらが村心臓やぶりフルマラソン大会(10月上旬)
  • ゆずはじまる祭り(11月3日)
  • 熊野神社大祭(魚梁瀬地区: 10月中旬、馬路地区: 12月第1土曜日・日曜日)

名産・特産[編集]

出身関連著名人[編集]

広報・広聴関係[編集]

  • 「馬路村特別村民」
    • 2003年平成15年)から登録を受け付けている。登録すると特別住民票が発行され、広報誌が送られてくる等の特典がある。2005年平成17年)7月に実際の人口を抜いている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2019年10月12日に、神奈川県箱根町の記録(922.5mm)に塗り替えられるまでは歴代1位であった。

出典[編集]

  1. ^ 歴代全国ランキング
  2. ^ 魚梁瀬 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年8月14日閲覧。
  3. ^ 最後の伐採58本 次は20年後 毎日新聞(2017年9月17日)2017年10月11日閲覧
  4. ^ 集落活動センターとは|えいとここうち”. www.eitoko.jp. 2022年9月11日閲覧。

参考文献[編集]

  • 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113 
  • 大歳昌彦「ごっくん馬路村」の村おこし-ちっちゃな村のおっきな感動物語 - ISBN 4532147204
  • 長崎利幸「村をまるごと売る-地域ブランド化戦略-」『地域ブランドと産業振興』関満博・及川孝信、新評論、2006年
  • 人口1000人余の村の持続可能性への挑戦―高知県・馬路村のユニークな試み東谷望史(馬路村農業協同組合)、龍谷大学、2006年
  • マイケル・ブース「英国一家、日本をおかわり」角川書店 2018年 p.186-190

関連項目[編集]

外部リンク[編集]