首都高バトル0

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首都高バトル0
ジャンル レースゲーム
対応機種 PlayStation 2
開発元 元気
発売元 元気
人数 1~2人
メディア DVD-ROM
発売日 2001年3月15日
2005年2月24日(the Best)
デバイス DUAL SHOCK
DUAL SHOCK 2
GT FORCE
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首都高バトル0』(しゅとこうバトルゼロ)は、元気SCEPS2移籍第2弾として2001年3月15日に発売したレースゲームで、首都高バトルシリーズの一本。通称「首都バト0」。

かつて発売されていた、SCE・PlayStation首都高バトルシリーズとは違い、セガドリームキャスト版がベースとなっている。なお、スーパーファミコン版からPlayStation版までは土屋圭市坂東正明が監修していたが、ドリームキャスト版からは監修には当たっていない(ただしドリームキャスト版には、坂東正明がアドバイスを加えたガイドブックが発売されていた)。

概要[編集]

ドリームキャスト版からのコンセプトに首都高完全再現がある。車線から道路標識まで首都高をほぼ完全に再現しており、東京タワーお台場フジテレビなどの主要な建物も再現されている。しかし、他の一般的なビルや、首都高から見える会社の広告までは再現されておらず、東京高速道路の乗継料金所も省略されている。

この首都高を舞台にして、幾多のライバルを倒しながら走り屋の頂点を目指すゲームである。ストーリーは三部構成となっており、第一部では日産・R34スカイラインGT-R改('02年JGTC仕様)を操る『迅帝』、第二部ではマツダ・FD型RX-7改を操る『白いカリスマ』、第三部では日産・S30型フェアレディZ改を操る『???』が最終ボスとして待ち受ける。

ゲームのシステム[編集]

バトル[編集]

通常のレースゲームのような、先にゴールした方が勝ちというシステムではなく、首都高を走っているライバルカーを後方からヘッドライトでパッシングしてバトルを開始し、お互いのSP(Spirit Point=精神力)を消費し合い、先にSPが尽きた方が負けというシステムになっている。SPは対戦相手に先行されるか、障害物に接触することで消費されて行く。なお、接触による消費は無効にできる。また、分岐点で対戦メンバーがそれぞれ違う方向に進んでしまうと、『DRAW(=引き分け)』となる。

ライバルにバトルを受ける気がない時や、パッシング後一定時間が経過した時には、画面上に大きなバツ印が表示され、バトルはキャンセルされる。また、自分からプレイヤーにバトルを挑んでくるライバルも存在するが、これに関してもブレーキを踏むことでキャンセルできる[1]

高回転高負荷運転を続けていると、トリップメーターに応じてエンジン・タイヤに性能劣化が生じ、加速が鈍くなったり本来の最高速性能を発揮出来なくなる。性能劣化の速度を遅らせる対策として、ライバルを探す際に低回転を維持(手動変速のみ)したり、ターボ車はブースト圧を下げる(出力は低下する)ことが挙げられる。 ガレージに戻るとトリップメーターはリセットされ、性能劣化も解消する。

  • Let me go
リプレイが90秒以上に及んだ際、R2ボタンを押しながらリプレイ画面へ行くと女性ボーカル曲『Let me go』が流れる隠し要素がある。ただし曲自体は4分近くあり、最後まで聞くのはかなり難しい。なお、走行中やリプレイの曲はオプション設定で変更可能である。

CP[編集]

バトルによりライバルを倒すと、CPと呼ばれるゲーム内通貨を獲得できる。CPは初顔合わせのライバルを倒した時や短時間で倒した時、特殊なライバルに勝利した時などに多く獲得でき、ライバルに負けてもほんの少しだけCPが貰える。第一部・第二部をクリアすると、非常に多くのボーナスCPが貰える。

チューニングパーツ[編集]

CPを貯めるとチューニングパーツを購入・装備することができ、一般にCPが多いほど性能の良いチューニングパーツとなっている。エンジンやトランスミッションなど、車両の性能に大きな影響のあるパーツから、ホイールやエアロパーツ、カラーリングなどのドレスアップパーツまで様々なパーツが準備されており、プレイヤーの好みを自車に反映できる仕組みになっている。首都高入口選択画面からL1、L2、R1、R2いずれかのボタンを押しながら走行画面へ行くと、押したボタンに対応したマスコットが装着される隠し要素がある。

低レベルのチューニングパーツはゲーム開始時からショップで売られているが、性能はさほど上昇しない。高レベルのチューニングパーツはゲームを進行させたり、特定のライバルを倒した時に入荷され、以降はチューニングショップで購入可能となる。

また、チームのリーダーを倒すと、そのチームのステッカーがチューニングショップに入荷される。WANDERER、ボスについても同様である。

LPS[編集]

LPSとはラブ・パワー・システムの略で、走行距離が3,000kmを越えると発動し、桁外れに強力な高性能パーツがチューニングショップで発売される。LPSは車1台ごとに専属のもので、違う車種や、同車種を再度購入した場合には適用されない。

B.A.D.システム[編集]

B.A.D.とは"Battle Ability Decision"の略で、ゲーム開始時にランダムに『通り名』が付けられ、以降は『通り名』でプレイしていくことになる。『通り名』はそれまでの勝利回数や最高速度、あるいは接触の頻度などの走行履歴により20バトル毎に見直され、荒い運転を繰り返していると荒っぽい『通り名』に変化し、クリーンなバトルを繰り返していると賞賛を意味する『通り名』に変化していく。QUESTモードを敗北・引き分け0でクリアすると『首都高の伝説』の称号が贈られる。

なお、特定の車種に特定のステッカーを貼ると、ゲーム履歴に関係なく特別な『通り名』に変わることがある。以下はその一例。

  • チームリーダーの搭乗車種にチームのステッカーを貼ると、そのチームに関係する通り名になる。
  • 『迅帝』のマシンに『迅帝』のステッカーを貼ると、勝ち数と負け数に応じて「~迅帝」が絡む通り名になる。
  • 『白いカリスマ』のマシンに『白いカリスマ』のステッカーを貼ると、ボディカラーに応じて「~カリスマ」が絡む通り名になる[2]

オービス[編集]

実際の首都高速道路と同位置(2001年現在)に速度自動取締機(オービス)が設置されており、ライバルとのバトル中に100Km/hを超過してオービス前を通過すると、赤色のストロボが焚かれサイレンが鳴動する。バトル終了後のリプレイでは証拠写真を見ることができる。バトルを終えてガレージに戻る際、違反回数や速度に応じてCPが差し引かれるが、8分の1の確率で『Safe』となりCPが差し引かれないことがある。また、カスタムカーには可変ナンバープレート[3]が標準装備されており、オービスに検知されても必ず『Safe』となるため、CPが差し引かれることはない。

ナンバープレート[編集]

日本各地[4]の地名と、好きな数字を組み合わせたナンバープレートを付けることができる。ひらがな部分を「ろ」にすることで字光式ナンバーを選択することも可能である。特定の条件を満たしたナンバープレートでないとバトルに応じないWANDERERも存在するが、ナンバープレートはガレージで任意に書き換えることができる。

登場車種について[編集]

プレーヤーはカーショップで自分の車を購入してゲームを進める。車種は幅広く、クーペハッチバックセダンはもとより、ステーションワゴン軽自動車1BOXミニバンまで自車として使用することができ、ライバルも同様にこれらの車種で登場する。ゲーム開始時に購入できる車種は非常に少なく、ライバルを倒すことでそのライバルが搭乗していた車種が入荷される。購入した車はガレージ内に計50台まで保管できる。なお、特定の車種に乗っていないとバトルに応じないWANDERERも存在する。他にもアザーカーとして一般車、トラックタクシー社用車特殊車両などが登場する。また、バトルをしていないライバルはアザーカーとして走行している。

登場車種はメーカーの公認を取っていないため、すべて形式番号やグレード名を組み合わせた独自の名前が付けられている。そのため、次作『首都高バトル01』にはないホンダ車が登場したり、車名のエンブレムが実車と異なっている[5]など、実車との差別化が図られている。

ただし、車名は任意に変更できるので、実車相当の名前に書き換えることも可能である。

実車の再現度やチューン、カスタマイズだけでなく、ライバル専用カスタムカーの多彩なバリエーションも大きな魅力である。

ライバルについて[編集]

  • ライバル数は400人で、それらはチームWANDERER13DEVILSThe Zodiacの四種類に分類される。全てのライバルに名前と人物紹介が付けられている。
  • 最も人数が多いのがチームを成しているライバルである。リーダー以外のメンバーを全て倒すと、リーダーがバトルを仕掛けてくるシステム[6]。チームは基本的に5~8人での編成だが、それ以上の人数のチームも存在する。
  • WANDERERはチームを組まず単独で走る敵である。ライバルによって強さはまちまちだが、勝利時の賞金は一貫して多めに設定されている。特殊な条件を満たさなければ登場せず、ライバル自体の強さよりこちらの方が厄介なことも。全60人。
  • 13DEVILS(THIRTEEN DEVILS・十三鬼将)The Zodiac(十二覇聖)はいわゆるボスキャラクターであり、桁外れの強さを誇る。倒すことができればゲームは新たなる局面に突入し、コース・ライバルの追加、新パーツの入荷などが行われる。逆に言えば彼らを倒さない限り、ゲームは進行しない。

脚注[編集]

  1. ^ チームリーダー戦やボス戦、『QUICK RACE』モードではキャンセル不可。
  2. ^ カスタムカーの純正カラーはライバルのカラーに準じたものしか存在しないが、チューニングショップで塗り直しが可能。
  3. ^ 速度が上がると向きが変わり、オービスにナンバーが写らなくなる装置。
  4. ^ 宮城のみ収録されていない。
  5. ^ トヨタ・セルシオの車体後部エンブレムは「CELSIOR」ではなく「CRESIOR」、三菱・GTOの車体後部エンブレムは「GOO」、スバル・インプレッサの車体後部デカールは「WRX」ではなく「MRX」となっている。同様に、三菱ふそう・スーパーグレートの切り抜き文字は「FUSO」ではなく「SOSO」、三菱のエンブレムはただの三角形になっており、いすゞ・エルフの車体前部エンブレムも「ISUZU」ではなく「USUZU」となっている
  6. ^ バトル後に表示されるメニューには『ガレージに戻る』コマンドがあるため、予め登場を予測して一旦帰宅する事も可能。次作『01』で出来なくなった小技の一つである。

関連項目[編集]