顔郵便マーク
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顔郵便マーク(かおゆうびんマーク、〠)はかつて郵政省(現・総務省)が郵便事業(現・日本郵便)で使用していた記号。正式名称は不明である。〠に手足が書かれたマスコットは「ナンバー君」と呼ばれており、こちらは郵政省自身による公式な愛称であるが、手足のない通常の顔郵便マークはナンバー君とは別の扱いである。
概要[編集]
顔郵便マークは1968年7月1日の郵便番号導入に伴い制定された。以前から存在する〒(郵便記号)を帽子と鼻に見立て、目や睫毛、口など顔の構成要素を追加したデザインとなっている。
ナンバー君との関係[編集]
顔郵便マークに胴体と手足のある「ナンバー君」は、郵便番号導入当日に発行された記念切手で既にその存在が確認でき、顔郵便マークのデザインはマスコット化前提で進められたことが伺われる。ナンバー君は1968年から1973年にかけて12種の切手に登場したほか、郵政省によるパンフレットや一部郵便局の消印、「ゆうパック」の商標になる以前の郵便小包の箱にもその姿が確認されている。なお、ナンバー君の胴体は郵便はがきを模しており、完全に真四角である。胴体には『123』と書かれており、これは旧郵便番号5ケタの上3ケタが書かれたものである。
ポストンの導入[編集]
1998年2月2日に郵便番号7桁化にともなって新しいキャラクター「ポストン」が登場した。ポストンのデザインと愛称は公募によって選ばれたものだが、その胴体はポストを模しているため、ナンバー君同様真四角の体形である。ポストンの普及に伴い、顔郵便マークやナンバー君を日本社会で目にする機会は少なくなった。長年にわたり多くの人々に愛されてきた顔郵便マークやナンバー君も、郵便番号の桁数が2つ増えるという歴史的パラダイムシフトに適応できず、その役割も終焉を迎えた。郵便事業のマスコットとしての役割を終えた今は、現存する設備、備品のみにその姿を残している。さらに郵政民営化に伴い、新会社では「撤去が望ましい」とされ、急速にその姿を消しつつある。なお、ポストンは新会社でも引き続き「使用可」となっている。
なお、文字コードのユニコードやJIS X 0213で、顔郵便マークとポストンが同じコードポイントで表せるかどうかについては、はっきりしない。そのため、Microsoft Windows Vistaに付属するフォントのメイリオでは、ベータ版公開時には郵便マークのコードポイントのU+3020にポストンの記号が使用されていた。
符号位置[編集]
| 記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
|---|---|---|---|---|
| 〠 | U+3020 |
1-6-70 |
〠〠 |
郵便マーク |