韮沢靖

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韮沢 靖(にらさわ やすし、1963年8月26日[1] - 2016年2月2日)は、造型師、キャラクターデザイナー、イラストレーター新潟県栃尾市(現長岡市)出身。中越高等学校卒業。血液型はO型。

経歴[編集]

小林誠のアシスタントを経て[2]、1987年に雑誌『HOBBY JAPAN EXTRA』に小林デザインのマラサイをキット改造で製作しデビュー。フィギュアの原型を雑誌に掲載、映画では『ゴジラ FINAL WARS』などにキャラクターデザイナーとして参加。

2004年、前年の『仮面ライダー555』のクリーチャーデザインを担当していた篠原保の紹介により『仮面ライダー剣』のクリーチャーデザイン(アンデッドデザイン)で特撮作品に初参加。そのデザインを高く評価され、2006年にアンデッドデザイン画集「UNDEAD GREEN BLOOD」発売に至った。また東映プロデューサー・白倉伸一郎にもそのデザインを評価され、2006年の『仮面ライダーカブト』、2007年の『仮面ライダー電王』のクリーチャーデザインを担当した。2009年には『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』に登場する、悪役の仮面ライダー「ゴルドラ」「シルバラ」のデザインを手掛ける。

2011年には篠原からの誘いにより『海賊戦隊ゴーカイジャー』へも参加している[2]

プロデュースした画集『Bitch's Life』には弐瓶勉も参加した。

2016年2月2日、腎不全により急逝[3]

画風[編集]

主に頭蓋骨など、骨を取り入れたデザインやマーク、アシンメトリー(左右非対称)を好む[1]。また、人型のクリーチャーには、歯を食い縛った表情をさせることが多い。

『仮面ライダー』関連のクリーチャーデザインにおいては、自身が熱烈な『仮面ライダー』ファンである事もあり、過去作(特に、幼少期に接した昭和ライダー)のライダーや怪人のデザインを取り入れる場合がある[4][5]。また各作品ごとに共通のデザインテーマを決めている[6]

一方で器物をメインモチーフとしたクリーチャーは少なく、韮沢自身も難しいと述べている[2]

逸話[編集]

  • 小学校の卒業文集に「KISSのメンバーかショッカーになりたい」と書いており、この頃より後の作風に影響を与えるものを愛好していた[4]
  • 『電王』で主人公に憑依するイマジン達について、書籍で「怪人として怖そうにデザインしたのに、彼らにキャラクターとして人気が出た上に、『可愛い』と言われるとは想像もしておらず、驚いています」とコメントしている。
  • S.I.C.のVOL.13仮面ライダークウガとソフビ人形を使用した改造法の生みの親であり、『月刊ホビージャパン』2002年6月号に改造のやり方が掲載され、アナザーアギトのソフビなど合計7体を可動化させた。
  • 2005年版『妖怪大戦争』のクリーチャーデザインを行った際、機怪だけでなく1968年版に登場したダイモンのリメイクデザインも書き上げている。

個展[編集]

阿佐ヶ谷ギャラリー白線で開催。夕方からライブドローイングも行う。

  • 小個展Vol.-1 Body's 〜身体改造〜[7] 2009年11月15日〜30日
  • NIRAISM Vol.01『Succubus』2010年2月14日〜28日
  • NIRAISM Vol.02『PUNK!!』 2010年6月5日〜20日
  • NIRAISM Vol.03『VILLAINS』2010年8月26日〜9月20日
  • NIRAISM Vol.04 『The Mask』 韮沢靖×百武朋 展 2011年10月29日〜11月13日
  • 海賊戦隊ゴーカイジャー韮沢靖デザイン画集『ザンギャック ワークス LOG』原画展 2012年10月19日〜11月4日

トークライブ[編集]

  • 『海賊戦隊ゴーカイジャー/画集「ザンギャックワークスLOG」』発売記念! 韮沢靖トークライブ - 2012年10月21日、阿佐ヶ谷LOFT-A
ゲスト:桂正和、百武朋 (特殊メイク師、映像作家、造形デザイナー)、司会:木原浩勝
  • マンガと模型と酔っぱらい 〜桂寺竹韮ナイト〜 - 2013年6月9日、阿佐ヶ谷LOFT-A
ゲスト:桂正和、寺田克也竹谷隆之
  • 空山×韮沢~酔っぱらいトーク~ - 2015年3月27日、阿佐ヶ谷LOFT-A
出演:空山基、韮沢靖
  • あやしのひと ~テラニラ~「恐怖!ラクガキ猿男」韮沢靖+寺田克也 - 2015年7月24日、阿佐ヶ谷LOFT-A
出演:寺田克也、韮沢靖、ゲスト:内藤泰弘

映像作品[編集]


漫画[編集]

小説の表紙・挿絵[編集]

  • 竜太と青い薔薇(上) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2003年5月15日、講談社ISBN 978-4061486157)- 松原秀行(著)
  • 竜太と青い薔薇(下) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2003年5月15日、講談社、ISBN 978-4061486164)- 松原秀行(著)
  • 竜太と灰の女王(上) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2004年3月15日、講談社、ISBN 978-4061486447)- 松原秀行(著)
  • 竜太と灰の女王(下) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2004年4月15日、講談社、ISBN 978-4061486485)- 松原秀行(著)

画集[編集]

仮面ライダー関連

書籍[編集]

電子書籍[編集]

  • 竜太と青い薔薇(上) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2003年5月15日、講談社Kindle
  • 竜太と青い薔薇(下) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2003年5月15日、講談社、Kindle)
  • 竜太と灰の女王(上) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2004年3月15日、講談社、Kindle)
  • 竜太と灰の女王(下) ドラゴン・キッズ・アドベンチャー(2004年4月15日、講談社、Kindle)
  • ファントム・コア(2012年11月24日、ぶんか社
  • ファンタスティック・クリーチャー・ワールド(2015年4月24日、クリーク・アンド・リバー社、Kindle)
  • カメレオン 韮沢靖作品集 電子版(2015年4月24日、クリーク・アンド・リバー社、Kindle)
  • NIRA WORKS 韮沢靖立体作品集 電子版(2015年4月24日、クリーク・アンド・リバー社、Kindle)
  • DOESN'T(2015年4月24日、クリーク・アンド・リバー社、Kindle)
  • PHANTOM CORE(2015年4月24日、クリーク・アンド・リバー社、Kindle)

ゲーム[編集]

  • 1991年(メガドライブ)『ビーストウォーリアーズ』(モンスターデザイン)
  • 1993年(メガドライブ)『A-RANKサンダー 誕生編』(クリーチャーデザイン)
  • 1995年(SFC)『魔天伝説~戦慄のオーパーツ~』(クリーチャーデザイン)
  • 1996年(セガサターン)『エネミー・ゼロ』(クリーチャーデザイン)
  • 1997年(セガサターン)『龍的五千年 DRAGONS OF CHINA』(クリーチャーデザイン)
  • 1998年(セガサターン)『DEEP FEAR』(キャラクター、クリーチャーデザイン)
  • 1999年(PS)『倫敦精霊探偵団』(精霊デザイン)
  • 2001年(PS)『ボルフォス』(デザイン全般)
  • 2006年(XBOX 360)『BULLET WITCH バレットウイッチ』(ドラゴンバッツデザイン)
  • 2008年(PS2)『POISON PINK』(魔神デザイン)
  • 2012年(iPhone, Android)『DARK SUMMONER』(モンスターデザイン)
  • 2013年(ニンテンドー3DS)『真・女神転生IV』新規悪魔デザインケンタウロス、メデューサ、アスモデウス、ミチザネ、ルシファー、マサカド。『真・女神転生Ⅳ 公式設定画集』156-162pより。
  • 2016年(スマホアプリ)『戦国修羅SOUL』石川五右衛門(キャラクターデザイン)

脚注[編集]

  1. ^ a b 『僕たちの「仮面ライダー」怪人ランキング』 宝島社〈TJMOOK〉、2014年9月28日、pp.16-21。ISBN 978-4-8002-3083-6
  2. ^ a b c 「DESIGNER'S INTERVIEW13 韮沢靖」『東映スーパー戦隊シリーズ35作品記念公式図録 百化繚乱 [下之巻] 戦隊怪人デザイン大鑑 1995-2012』 グライドメディア、2012年10月16日、364頁。ISBN 978-4-8130-2180-3
  3. ^ 韮沢靖公式twitter
  4. ^ a b 「作品世界を知るための13のキーワード Keyword8 韮沢靖コメント」、『宇宙船』Vol.112(2004年5月号)、朝日ソノラマ2004年5月1日、 21頁、 雑誌コード:01843-05。
  5. ^ 仮面ライダー剣』に登場するイーグルアンデッド(モチーフ)には、『仮面ライダー』のショッカー首領のシンボルマークである「翼を広げた鷲」のマークを腕につけている。
  6. ^ 『仮面ライダー剣』のアンデッドは「鋲」「レザー」、『仮面ライダーカブト』のワームは「(人間を殺害・擬態することから)ドクロマーク」、『仮面ライダー電王』のイマジンは「服を着ているようなデザイン」「名前やモチーフに関連した文字」など。
  7. ^ 韮沢靖小個展”. 2016年2月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]