韓国労働者福祉協議会

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韓国労働者福祉協議会
各種表記
ハングル 한국 노동자 복지 협의회
漢字 韓國勞動者福祉協議會
日本語読み: かんこくろうどうしゃふくしきょうぎかい
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韓国労働者福祉協議会(略称:韓国労協)は、1970年代に労働運動を主導してきた元労働者を中心に1984年3月10日に結成された、第五共和国時代の韓国における公然的な労働運動団体である。初代委員長は方容錫1989年1月22日に、韓国民主労働者連盟に改編された。

概要[編集]

1980年5月非常戒厳令拡大措置(5・17クーデター)によって、民主化運動のみならず労働運動にも厳しい弾圧が加えられた。その結果、1970年代後半に相次いで結成された自主的な労働組合(民主労組)も、解体若しくは御用組合化され、中心幹部は三清教育隊に送られただけでなく、その後も当局の「ブラックリスト」に載せられ、正業に就けないなど、厳しい状態に置かれた。しかし、83年末から宗教運動学生運動と協力して「ブラックリスト」撤廃運動が活発化に展開される中で、84年3月に韓国労協が発足した。

労働運動の新しい出発のための宣言(韓国労協の創立とともに採択)
「維新独裁の暗黒の時代に民主化労組を守るために地道に活動し、権力の残忍な弾圧の犠牲となった当事者として、組織もなく孤立分散している現状の限界点を克服し、労働運動の主体性、統一性、連帯性を高める」
出典:『朝鮮韓国近現代史』(日本評論社)594頁

参考文献[編集]

  • 韓国史編纂委員会 金容権編著『朝鮮韓国近現代史 第2版』日本評論社

関連項目[編集]