静電シールド

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静電シールド(せいでんシールド)とは、帯電している物体が、帯電していない物体に静電誘導が起こるのを妨ぐための処理である。

概要[編集]

電子回路において、静電気のノイズの影響を受けると静電誘導により部品または回路誤動作をする場合がある。静電シールドを用いると、その部品または回路をアースした導体で囲み、外部からの静電気のノイズの影響を低減させることができる。

原理[編集]

静電誘導

正に帯電した物体 A がある時、周囲を中空導体 B で囲むと、静電誘導により導体 B の内側には負の電荷が現れ、B の外側には正の電荷が現れる。さらに外側にある、もともと帯電していない物体 C は、B の外側に現れた正電荷により静電誘導を受けて、B に近い側に負の電荷が、遠い側に正の電荷が現れる。これは、物体 C が帯電した物体 A の影響を受けたことになる。

静電シールド

次に、導体 B をアースすると、B の外側に現れた正電荷が大地に流れて、B の外側の電荷はなくなる。すると、もともと帯電していない物体 C は、導体 B からの静電誘導を受けなくなる。もちろん、物体 C は帯電した物体 A の影響を受けていないことになる。

関連項目[編集]