青森車両センター

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青森車両センター
基本情報
鉄道事業者 東日本旅客鉄道
帰属組織 盛岡支社
所属略号 盛アオ、青
配置両数
電気機関車 0両
内燃機関車 9両
電車 22両
気動車 0両
貨車 0両
合計 31両
備考 2017年4月1日現在[1][2]
(青森派出所としての所属)
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Camera-photo Upload.svg 画像提供依頼:新旧の車両センターの看板の画像提供をお願いします。2016年7月

青森車両センター(あおもりしゃりょうセンター)は、青森県青森市にあった東日本旅客鉄道(JR東日本)盛岡支社車両基地である。

2016年3月26日をもって盛岡車両センターに統合され、同センターの青森派出所となり車両配置はなくなっている[3][4][5]。それに従い、統合以降は青森派出所の所属車両・運用に特化した記述とする。

組織体系[編集]

本所のほかに、青森駅検査班があった。 また、2004年4月1日-2008年3月15日には、東派出所があった[4]

青森駅検査班[編集]

青森車両センター青森駅検査班(あおもりしゃりょうセンターあおもりえきけんさはん)は、青森駅構内(西口側)にある、青森駅構内の操車業務や列車故障の際の応急処置などを行う組織。

東派出所[編集]

青森車両センター東派出所(あおもりしゃりょうセンターひがしはしゅつじょ)は、青森県青森市の東北本線青森信号場構内にあった、東日本旅客鉄道(JR東日本)盛岡支社の車両基地である。

元々は青森機関区という名称であったが、分割民営化に際して日本貨物鉄道(JR貨物)がこの名前を引き継ぐこととなったため、旅客牽引機関車を配置する部署として青森機関区に隣接して青森東運転区が設置された。なおJR貨物の青森機関区は、のちに青森総合鉄道部へ変更されている。

東北本線八戸駅 - 青森駅間の青い森鉄道への転換を控え、同社の車両基地として移管することを前提に2008年3月15日ダイヤ改正時に廃止された[4]。その後改修工事を実施し、2010年12月4日から青い森鉄道の運輸管理所として使用されている。

配置車両に表記されていた略号[編集]

  • 旅客車:「盛アオ」…盛岡支社を表す「盛」と、青森の電報略号である「アオ」から構成される[6]
  • 機関車:〔〕…青森を意味する「青」から構成される[6]

所属車両[編集]

2016年(平成28年)4月1日現在は前述の通り青森派出所となり、車両配置は盛岡車両センターの直属になり車両配置がなくなったが、統合による車籍としての所属(31両)は以下の通りである[1][2][3][5]

電車[編集]

485系3000番台
  • 485系(22両)
    • 3000番台6両編成(A1, A5, A6編成)3本、増結用の中間車2両編成2本が所属している[3]
    • 6両編成は特急白鳥」(2016年〈平成28年〉3月21日で運行終了)、4両編成は特急「つがる」で運用されていた(2016年〈平成28年〉3月25日で運行終了し、定期運行終了)[3]
    • 増結MM'ユニットのうち2両(モハ485・モハ484-3049)は保留車[要出典]
    • 本センターの統合により2016年(平成28年)3月26日付で盛岡車両センターに転属している[3][7]
    • また、新製から経年36 - 39年の車両であり、「白鳥」運用離脱後は老朽化により順次廃車予定となっている[8]
    • 2016年(平成28年)12月6日付でA8編成とMM'ユニット1組2両を廃車[9][10]。所属は6両編成3本(A1・A5・A6編成)とMM'ユニット2組4両の計22両となった[3]

機関車[編集]

統合時までの転属・廃車車両[編集]

2016年4月1日現在は前述の通り青森派出所となり、盛岡車両センターに統合になった前提および時点となる2016年2月2日および同年3月26日付での秋田車両センター八戸運輸区への転属(18両分)およびそれ以前の廃車(7両分)によるものを挙げておく。その詳細は以下の通りである。

秋田車両センターに転属および廃車となった電車[編集]

E751系
  • E751系(内12両は秋田車両センターに転属。)
    • 4両編成(A101 - A103編成)3本と、編成から外された中間MM'ユニット6両が配置されている。
    • 特急「つがる」で運用される。
    • 2010年(平成22年)12月3日までは6両編成で運用されたが、2011年(平成23年)4月23日より4両編成に短縮されて運用復帰した。編成短縮の際に外されたモハE751+モハE750の0番台MM'ユニット6両は2015年(平成27年)11月30日付で廃車[12]。残存車12両は本センターの統合により2016年(平成28年)3月26日付で秋田車両センターに転属した[7]

八戸運輸区に転属した気動車[編集]

秋田車両センターに転属および廃車となった電気機関車[編集]

  • EF81形電気機関車(内2両は秋田車両センターに転属。)
    • 0番台4両(136 - 139号機)が配置されていた。工事列車の牽引などで運用される。
    • また、136・139号機は双頭型両用連結器を装備しており、後述する郡山総合車両センターへ検査入場する電車を牽引することが可能である。
    • 138号機は2015年(平成27年)12月9日で廃車となった[13]。136号機は2016年2月2日付、139号機は同年3月26日付で秋田車両センターに転属した[7]
    • 137号機だけが2016年3月26日付で盛岡車両センターに転属し、青森派出所の所属となり車籍は残っていたが[7][14]、同年6月4日には廃車扱いとなり、電気機関車の所属はなくなった[15]

過去の配置車両[編集]

  • 701系電車
    • 2002年12月の東北新幹線八戸延伸の際に、東北本線盛岡駅 - 八戸駅間がIGRいわて銀河鉄道青い森鉄道に転換され、盛岡駅以南と八戸駅 - 青森駅間に分断されたために盛岡運転所からの転入車が配置されていたが、2010年12月の東北新幹線新青森延伸を受けて八戸駅 - 青森駅間も青い森鉄道に転換されたため、全車両が同社に譲渡された[16]
  • 24系客車
    • 寝台特急「あけぼの」として1970年7月から2014年3月のダイヤ改正(臨時列車としては2015年1月)まで運用され、寝台特急「日本海」としては1968年10月から2012年3月のダイヤ改正まで運用された。中には寝台特急「北斗星」で使用された客車もあった。あけぼの運行終了後カニ24を含めA寝台1両、B寝台個室1両、開放式B寝台1両の合計4両編成が小坂鉄道レールパークに宿泊ホテルとして保存されている。2015年8月28日付で8両が廃車され、オハネ24形550番台の3両についても2015年9月30日付で廃車された。状態の良い車両は2015年11月2,9,16日付で廃車扱いとし、海外(南アフリカ共和国)に譲渡された[17]
    • 2015年度に全廃となった車両も参照の事。

入出場回送[編集]

出場回送中のEF81形+E751系

当センター配置の485系・E751系は全般検査要部検査郡山総合車両センターで施工していたが、入出場の際は、奥羽本線 - 羽越本線 - 上越線 - 高崎線 - 武蔵野線 - 常磐線田端信号場駅経由) - 東北本線と、新潟地区や首都圏を大回りする経路で配給列車として回送していた。

これは東北新幹線の延伸で東北本線盛岡 - 青森間がIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道に転換されたため、自社線内のみの運転が必須となる配給列車は設定できず、仮に設定できた場合でも同区間の通過には線路使用料を支払う必要があること。また、貨物列車による甲種車両輸送ではJR貨物に輸送費を支払う必要があることに起因する。さらに田沢湖線や奥羽本線新庄以南は標準軌であること、北上線・陸羽東線磐越西線西部区間は非電化のためEF81形による通し運転が不可能であることから上記経路による運行となる。

なお、客車・機関車・HB-E300系は秋田総合車両センター(旧土崎工場)で検査を施工していた。

JR東日本テクノロジー 青森改造センター[編集]

車両配置がなくなり、使用されなくなった当センターの検修庫などの車両配置に必要な設備、整備士などの人員を活用して、2017年4月1日よりJR東日本テクノロジー青森改造センターが開設され、首都圏の通勤型電車を中心とした改造業務を行っている[18]

歴史[編集]

  • 1891年明治24年)9月1日日本鉄道青森機関庫が発足する。
  • 1916年大正5年)7月1日:青森機関庫より分離し、青森検車所発足。
  • 1918年(大正7年)5月1日青森電灯所発足。
  • 1926年(大正15年)5月19日:青森機関区が青森駅構内から青森操車場構内に移転する。
  • 1928年昭和3年)5月16日:青森電灯所から青森車電所に改称。
  • 1936年(昭和11年)9月1日:青森機関区から青森機関区に改称。
  • 1936年(昭和11年)11月:青森車電所から青森車電区に改称。
  • 1951年(昭和26年)4月1日:青森検車区と青森車電区が統合し、青森客車区となる。
  • 1967年(昭和42年)7月20日:青森客車区が青森操車場内から現在地に移転し、青森運転区となる[3]
  • 1968年(昭和43年)2月10日青森運転所に改称。
  • 1987年(昭和62年)3月1日:青森機関区から旅客列車部門を分離し、青森東運転区が発足する[19]
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、青森運転所と青森東運転区は東日本旅客鉄道(JR東日本)、青森機関区は日本貨物鉄道(JR貨物)東北支社に継承される。
  • 1996年平成8年)3月16日:組織改正に伴い、青森東運転区は青森運転所東派出所となる[4]
  • 2004年(平成16年)4月1日:組織改正に伴い、青森車両センター及び青森車両センター東派出所となる[3][4]
  • 2008年(平成20年)3月15日:青森車両センター東派出所を廃止し、青い森鉄道への移管を目的とした改修工事を実施する。また、機関車は本所所属となり、JR貨物から受託していた機関車の仕業検査業務・誘導入換業務を解消する[4][20]
  • 2010年(平成22年)12月4日:東北本線八戸 - 青森間の青い森鉄道への移管に伴い、旧青森車両センター東派出所は同社の運輸管理所となる。
  • 2016年(平成28年)3月26日:北海道新幹線開業によるダイヤ改正に伴い、組織改正を行い盛岡車両センター青森派出所となる[3][4]
  • 2017年(平成29年)4月1日:構内にJR東日本テクノロジー青森改造センターを開設。

その他[編集]

東北新幹線八戸駅 - 新青森駅間延伸の際に、新幹線の車両基地「盛岡新幹線車両センター青森派出所」が当センターの西側に隣接する形で新設されている(盛岡新幹線車両センター八戸派出を移転)。

参考文献[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 鉄道ファン編集部、2017、「JR旅客会社の車両配置表」、『鉄道ファン』57巻(通巻675号(2017年7月号))、交友社 pp. 4,14(東日本旅客鉄道・所属分、別冊付録)
  2. ^ a b JR車両 配置表、pp.49-50。(2016年版)(ディーゼル機関車分)
  3. ^ a b c d e f g h i ジェー・アール・アル編 (2017年5月) (日本語). JR電車編成表2017夏. 交通新聞社. p. 23. ISBN 978-4330787176. http://shop.kotsu.co.jp/shopdetail/000000002112/. 
  4. ^ a b c d e f g JR現業機関一覧表、p.223。(2016年)
  5. ^ a b 日向 旭、2016、「平成28年3月26日ダイヤ改正後のJR東日本国鉄形電車の動向」、『鉄道ピクトリアル』(通巻918号(2016年6月号))、電気車研究会 p. 62
  6. ^ a b JR現業機関一覧表、p.234。(2011年版)
  7. ^ a b c d e f g 東日本旅客鉄道 転属、p.40。(2015年度)
  8. ^ 白土裕之、2016、「平成28年3月26日ダイヤ改正にともなう JR東日本 車両の動き」、『鉄道ファン』56巻(通巻662号(2016年6月号))、交友社 p. 113
  9. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2017夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2017年、p.356。ISBN 9784330787176
  10. ^ 鉄道ファン編集部、2017、「JR旅客会社の車両配置表」、『鉄道ファン』57巻(通巻675号(2017年7月号))、交友社 p. 34(東日本旅客鉄道・廃車分、別冊付録)
  11. ^ a b JR車両 配置表、p.50。(2016年版)
  12. ^ 東日本旅客鉄道 廃車、p.39。(2015年度)
  13. ^ 東日本旅客鉄道 廃車、p.38。(2015年度)
  14. ^ JR車両 配置表、p.49。(2016年版)
  15. ^ ジェイ・アール・アール、2016、「JR車両のうごき(2016年4月1日〜6月30日)」、『鉄道ダイヤ情報』45巻(通巻389号(2016年9月号))、交通新聞社 p. 81(廃車車両)
  16. ^ ジェー・アール・アル編 (2017年5月) (日本語). JR電車編成表2017夏. 交通新聞社. p. 24. ISBN 978-4330787176. http://shop.kotsu.co.jp/shopdetail/000000002112/. 
  17. ^ 東日本旅客鉄道 廃車、p.39-40。(2015年度)
  18. ^ 事業所紹介 - 車両メンテナンス - 事業紹介”. JR東日本テクノロジー. 2017年7月5日閲覧。
  19. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第8号、鉄道ジャーナル社、1987年7月、 83頁。
  20. ^ 『国労盛岡』1391号 (PDF) - 国鉄労働組合 盛岡地方本部

関連項目[編集]