青樹明子

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青樹 明子
誕生 青木 明子[1]
(1955-07-05) 1955年7月5日(68歳)
愛知県豊橋市
職業 ノンフィクション作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
教育 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士
最終学歴 早稲田大学第一文学部演劇学科卒
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青樹 明子(あおき あきこ、1955年7月5日[2] - )は、日本のノンフィクション作家、翻訳家。エクステンション所属

経歴[編集]

愛知県豊橋市出身。早稲田大学第一文学部演劇科卒業[3]。同大学院アジア太平洋研究科修了[4]。父はサラリーマン新党代表で、元参議院議員青木茂

小学生の頃から女優になりたいと思い[3]、中学生時代は演劇部で活動[3]成城学園高等学校在学中[3]劇団ひまわり入り[3]。特に時代劇出演志望で、1974年頃から日本舞踊も習っていた。女優として「岸田奈帆子」(きしだ なほこ)の芸名でデビュー、『おせん』(TBS系)、『特捜最前線』(テレビ朝日系 神代警視正の娘・神代夏子役)などに出演。1978年5月には『愛をあなたに』(ユニオンレコード)でレコードデビュー。この芸名は尊敬していた岸田今日子に因んで名付けた[5]1980年に『なぜか初恋・南風』(TBS系 和田昌子 役)で出演していた時には、芸名を本名の「青木明子」にしていた[6]。その後、テレビの構成作家や舞台の脚本家を経て、1984年に企業PR誌の企画編集および広告制作業「スタッフアドバンス」を妹たちと設立[7]。並行して日本航空国際線機内誌『AGORA(アゴラ)』のライターとして、世界各国での取材活動を行う[1]

40歳を機に預金や保険を解約して200万円を作り[7]1995年から2年間北京師範大学北京語言学院に留学。1998年7月より2001年1月まで中国国際放送(北京放送)日本語部にて日本語放送番組『音楽網站』のラジオパーソナリティを務めたほか[8]2005年より2013年まで複数の在中放送局にて日本語放送番組の制作に携わった[9][10]

2013年12月に帰国[11]2014年2月より日経中文網(日本経済新聞中国語版)の週連載コラム『演播室by明子』に寄稿する[12]


主な活動実績[編集]

  • 2010年 第5回「全中国選抜中国日本語スピーチコンテスト」講演講師「若者と反日」
  • 2011年 北京・中日成人式2011 総合司会 ・南京ジャパンウイーク2011 総合司会
  • 2011年 北京・夏祭2011 総合司会・上海ジャパンウイーク 総合司会
  • 2012年 中日成人式2012 総合司会
  • 2012年 日中国交正常化40周年記念連続シンポジウム名古屋大会 パネルディスカッション・コーディネーター
  • 2014年 早稲田大学エクステンションセンター夏学期講師 「報道されない中国の真実」
  • 2014年 テレビ東京「未来世紀ジパング」コメンテーター出演
  • 2014年 2月~ 日経新聞社・中文網にてエッセイ連載
  • 2014年 5月~ 産経新聞社 サンケイビジネスアイ コラム連載
  • 2015年7月21日 第10回「全中国選抜中国日本語スピーチコンテスト」(日本経済新聞社主催)モデレーター
  • 2015年 7月~ Science Portal China(JST中国総合研究交流センター・ポータルサイト)連載エッセイ開始
  • 2016年 早稲田大学エクステンションセンター(八丁堀校)冬学期講師「報道されない中国の真実」
  • 2016年「公益財団法人 日中友好会館」理事就任

作品リスト[編集]

著作[編集]

  • 北京で学生生活をもう一度 (1998年5月、新潮社
  • 日本の名前をください 北京放送の一〇〇〇日 (2001年12月、新潮社)
  • 日中ビジネス摩擦 (2003年5月、新潮新書
  • 「小皇帝」世代の中国 (2005年12月、新潮新書)
  • 中国人の頭の中 (2015年9月、新潮新書)
  • 中国人の「財布の中身」 (2016年9月、発行 詩想社 発売 星雲社
  • 中国人が上司になる日 (2019年11月、日本経済新聞出版社
  • 家計簿からみる中国 今ほんとうの姿 (2022年5月、日経BP


翻訳[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 青樹1998 著者紹介
  2. ^ 青樹2001 p.223
  3. ^ a b c d e 週刊TVガイド 1977年10月14日号 162頁「はじめまして岸田奈帆子です」
  4. ^ 著書一覧:青樹明子 - 新潮社
  5. ^ 週刊テレビ番組(東京ポスト)1977年10月21日号 p.44「プロフィール 岸田奈帆子」
  6. ^ 週刊テレビ番組(東京ポスト)1980年2月22日号 p.40「プロフィール 青木明子」
  7. ^ a b 青樹1998 pp.15-17
  8. ^ 青樹2001 著者紹介
  9. ^ https://hitomiminoru.com/img/pickup/13/130916mainichi.pdf
  10. ^ 中国新聞網 日本神户南京町的中国人:团结互助精神感动日本人(中国語)
  11. ^ SankeiBiz【専欄】みんな私よりお金持ち ノンフィクション作家・青樹明子
  12. ^ 日经中文网 (中国語)

参考文献[編集]

  • 青樹明子『北京で学生生活をもう一度』新潮社、1998年。ISBN 4-10-423001-4 
  • 青樹明子『日本の名前をください 北京放送の一〇〇〇日』新潮社、2001年。ISBN 4-10-423002-2 

外部リンク[編集]