青木孝文
| 青木孝文 | |
|---|---|
 東京7Rパドック（2017年5月28日） | |
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 群馬県 |
| 生年月日 | 1981年9月23日（42歳） |
| 所属団体 | JRA |
| 初免許年 | 2014年 |
| 経歴 | |
| 所属 | 美浦T.C. |
青木 孝文（あおき たかふみ、1981年9月23日 - ）は、日本中央競馬会(JRA)・美浦トレーニングセンターに所属する調教師。群馬県出身[1]。
来歴[編集]
中学生の頃に競馬に興味を持つ。初めて競馬場でレースを見たのはアヌスミラビリスが制した1996年の毎日王冠だった。「とにかく馬の世界に入りたかった。馬に乗りたくて仕方なかった」という思いから、高校卒業後は大学進学を希望していた親を説き伏せる形では北海道浦河町の軽種馬育成調教センター（BTC）の育成調教技術者養成研修に研修生として入講[2]。
１年間の研修修了後、ビッグレッドファームへ就職、配属先のビッグレッドファーム真歌トレーニングパークでマイネルセレクトを担当[3]。2004年のドバイゴールデンシャヒーンには応援のため自腹で現地まで赴いた[2]。
2004年7月にJRA競馬学校厩務員課程に入学。同年10月に美浦・成島英春厩舎の厩務員となり、2005年4月からは美浦・伊藤正徳厩舎に移籍する。同厩舎での厩務員時代にはアメリカジョッキークラブカップを連覇したネヴァブションを担当した[2]。2011年5月に調教助手へ転身。2014年4月からは美浦・小桧山悟厩舎へ移った[1]。当時は一貫して持ち乗りであり、攻め専の経験はなかった[4]。
2015年に5度目の挑戦で調教師試験に合格。小桧山厩舎での技術調教師時代の2016年には矢作芳人調教師の好意によりドバイターフを制したリアルスティールの遠征に帯同した[5][3]。2017年3月に美浦で厩舎を開業[2]。BTC出身者として初の調教師となった[4]。
2017年7月30日の札幌1Rをヴーディーズピアスで制し、通算79戦目で初勝利を挙げた[6]。
2023年10月15日の東京ハイジャンプをマイネルグロンで制し、厩舎開業7年目で重賞初勝利を飾った[7]。さらに12月23日には同馬が中山大障害を制し、GI級競走初優勝を果たした[8][9]。
調教師成績[編集]
概要[編集]
| 日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 初出走 | 2017年3月4日 | 1回小倉7日1R | 3歳未勝利 | ペイシャラジョワ アロ |
15頭 | 11 |
12着 14着 |
| 初勝利 | 2017年7月30日 | 1回札幌2日1R | 2歳未勝利 | ヴーディーズピアス | 6頭 | 2 | 1着 |
| 重賞初出走 | 2018年1月14日 | 1回中山5日11R | 京成杯 | ジョリルミエール | 15頭 | 14 | 14着 |
| 重賞初勝利 | 2023年10月15日 | 4回東京5日9R | 東京ハイジャンプ | マイネルグロン | 12頭 | 8 | 1着 |
| GI初出走 | 2018年12月9日 | 5回阪神4日11R | 阪神ジュベナイルフィリーズ | ウインゼノビア | 18頭 | 10 | 13着 |
| GI初勝利 | 2023年12月23日 | 5回中山7日10R | 中山大障害 | マイネルグロン | 12頭 | 1 | 1着 |
年度別成績[編集]
青木孝文の年度別成績（netkeiba.com）を参照
主な管理馬[編集]
太字はGI級競走
- マイネルグロン（2023年中山大障害、東京ハイジャンプ、2024年阪神スプリングジャンプ）
脚注[編集]
- ^ a b “調教師名鑑”. JRA. 2019年12月14日閲覧。
- ^ a b c d 阿部典子. “第17回 JRA青木孝文新規調教師にお話を伺いました”. JBIS-Search. 2019年12月14日閲覧。
- ^ a b “来年3月開業へ！ 技術調教師・青木孝文の奮闘”. netkeiba.com (2016年4月26日). 2019年12月14日閲覧。
- ^ a b “青木孝文調教師が１日に厩舎を開業”. サンケイスポーツ (2017年3月3日). 2019年12月14日閲覧。
- ^ 平松さとし (2018年1月3日). “新規開業調教師が、13年前の悲劇的な出来事から学んだこととは……”. Yahoo!ニュース. 2019年12月14日閲覧。
- ^ “青木孝文調教師、JRA初勝利”. ラジオNIKKEI (2017年7月30日). 2019年12月14日閲覧。
- ^ “【東京ハイジャンプ】マイネルグロンが抜群の手応えで抜け出し勝利 青木師は重賞初制覇 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2023年10月15日閲覧。
- ^ “【中山大障害】マイネルグロン 10馬身差の圧勝で4連勝V 石神「スターになれる存在」”. netkeiba.com (2023年12月24日). 2023年12月25日閲覧。
- ^ “【中山大障害】〝伝説〟の始まりとなるか？ マイネルグロン１０馬身差の圧勝に石神が太鼓判「自信はありました」”. 東スポ競馬 (2023年12月23日). 2023年12月25日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 青木 孝文の調教師情報 - 競馬ラボ
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