青春大全集 愛とは何か

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青春大全集
愛とは何か
監督 水川淳三
脚本 ジェームス三木
原作 野村芳太郎
製作 樋口清
出演者 吉永小百合
松橋登
音楽 服部克久
主題歌 『この風は』(吉永小百合)
撮影 竹村博
製作会社 松竹
配給 松竹
公開 日本の旗1970年12月16日
上映時間 86分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本の旗日本語
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青春大全集 愛とは何か』(せいしゅんダイゼンシュー あいとはなにか)は、1970年日本映画。製作・配給は松竹で、吉永小百合主演。「ダイゼンシュー」はタイトルについているルビ。12月16日公開で、クリスマス映画として公開された。副題「愛とは何か」はタイトルとして表示されるが各種記録では脱落していることが多い。

日活ロマンポルノ路線に転換したために吉永小百合が松竹で撮った恋愛映画で、日吉ミミ由紀さおりらがクラブで歌う歌手として登場する歌謡映画でもある。劇団四季松橋登が抜擢され、ただ一度だけ吉永の相手役を務めた。コミカルでキザな感じのジェームス三木の脚本で、吉永小百合映画としては異色の作品になっている。

主人公の名前は根本りつ子の本名と同じだが偶然である。

あらすじ[編集]

根本律子はピアノの調律師で、役所の戸籍係に勤める父と二人暮らし。恋人の黒木保はバンドでピアノを弾いている作曲家の卵で、二人は土曜日にキスをする習わしだった。だが伯母から阿部という高校教師で登山家で南極越冬隊に参加する男と見合いさせられるが、阿部は感じのいい男だった。律子と保は「伊達直人」(タイガーマスクの本名)と名のる変な悪ガキと知り合うが、実は両親を亡くして施設から脱走した子供だった。保の仲間の前衛詩人の女から、「処女幻想」「プラトニックじゃしょうがない」と言われ、保は律子とセックスしようとするが、連れ込み旅館の前で雨宿りしていて言い争いになり、保の側で拒んでしまう。再度ナオト君が脱走し、保と律子がキスしているのを見た阿部は身を引き、二人は父親に婚姻届を提出する。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

楽曲[編集]

同時上映[編集]

外部リンク[編集]