霧島鐵力

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霧島 鐵力 Sumo pictogram.svg
Kiribayama Tetsuo20230514.jpg
基礎情報
四股名 霧馬山 鐵雄→霧島 鐵力
本名 ビャンブチュルン・ハグワスレン
Бямбачулуун Лхагвасүрэн
愛称 ハグワ、てつお
生年月日 (1996-04-24) 1996年4月24日(27歳)
出身 モンゴルの旗 モンゴルドルノド県
身長 186cm
体重 139kg
BMI 40.91
所属部屋 陸奥部屋
得意技 左四つ・寄り・投げ
成績
現在の番付 大関
最高位 大関
生涯戦歴 307勝207敗15休(48場所)
幕内戦歴 168勝130敗2休(20場所)
優勝 幕内最高優勝1回
幕下優勝1回
三段目優勝1回
敢闘賞1回
技能賞3回
データ
初土俵 2015年5月場所
入幕 2020年1月場所
趣味 絵を描くこと[1]、ゲーム[2]
備考
2023年5月31日現在

霧島 鐵力(きりしま てつお、1996年4月24日[3] - )は、モンゴル国ドルノド県出身で陸奥部屋所属の現役大相撲力士である。本名はビャンブチュルン・ハグワスレンモンゴル語キリル文字表記:Бямбачулуун Лхагвасүрэн)で、大関昇進を機に師匠の四股名「霧島」を継承することが発表されている[4]。身長186cm、体重139kg血液型はO型[5]。最高位は大関(2023年7月場所)。強いスタミナと足腰で知られる[6]

来歴[編集]

入門前[編集]

ドルノド県でを飼育する遊牧民の父の下に生まれる[3]。幼い頃から父親の仕事の手伝いで1日30kmの乗馬を行うなど、自然と足腰が鍛えられた[3]。井戸からの水くみも1日に数十往復したことが相撲の摺り足と同様の効果をもたらした[7]

2014年に知人から日本で力士になるテストに誘われ、興味本位で何となく訪日する。同じテストを受けるためにモンゴルから日本を訪れた4人とともに陸奥部屋で稽古した[3]柔道経験はあったが、相撲経験はなかった。当時の身長は180cmを超えていたが、体重は70kgに満たない細い身体であった。陸奥親方は「5人の中で一番センスがあった」と回想する[3]。陸奥親方は当初、日本出身ではない力士を弟子にする意向は無く、後援者らの依頼を受けて試験的にモンゴルから5人を受け入れた[3]。言葉が通じない者を最初から指導することは相当な覚悟を要するため、陸奥親方はモンゴル出身者を受け入れることに消極的[8]であった。

陸奥部屋入門から十両昇進まで[編集]

陸奥親方が部屋に5人のモンゴル人を体験入門させてから1か月ほどが経った頃、後援者からの催促もあり「親孝行がしたい。将来は日本に両親を呼びたい」と述べるハグワスレンを弟子として受け入れることを決断した[3]。陸奥は「私の言うことが聞けなければ辞めてもらう」と厳しい態度で迎え入れた[9]。ハグワスレンは2015年2月28日の新弟子検査を受けて合格し[1]、興行ビザの取得を待って[1]同年5月場所で初土俵を踏んだ[10]。2015年5月場所初土俵の同期生に千代の海がいる[10]。新弟子が通う相撲教習所では、相撲未経験ながら、大輝宇良ら学生相撲出身でのちに幕内まで上がる力士らを相手に、堂々と渡り合う[11]。入門後の稽古を見てた陸奥は改めて「黙っていても幕内、三役にいく」と確信する[8]

大関昇進まで名乗った四股名の「霧馬山」は、師匠の陸奥の現役時代の四股名である霧島から「霧」、部屋が所属する時津風一門の時津風部屋創設者である双葉山から、読みの「ばやま」、をそれぞれ頂いており期待が窺える[12]

序ノ口序二段は各1場所で通過し、三段目に昇進した同年11月場所は7戦全勝で三段目優勝を果たした。2016年1月場所で幕下に昇進。同年5月場所後の稽古中に左膝内側側副靭帯部分断裂の重傷を負い[13]、7月場所は自身初めての休場となって三段目へ陥落したが、1場所で幕下へ復帰し、11月場所以降は幕下に定着した。2016年5月場所の怪我は通常なら力士生命に関わるほどであったが、陸奥部屋後援会会長の室谷正明は「専門の医師が驚くほどの治癒能力。日本人の3倍はあるとかいわれ、回復が早い。育った環境もそうですが、持って生まれた特性でしょう」と証言している[14]2017年9月場所は、左手の小指付近を手術した直後だが強行出場[15]するも、最初の取組みで敗れて2番目以降を休場する[15]

兄弟子の幕下・大日堂は「基本、優しい。付け人にもあまり怒らないし、感情的にならない」と霧馬山の若手時代を振り返り「メリハリは昔からあった気がします。やらないときはやらないけど、やるときはやる。あと本当に素直。言われたことはちゃんとやる」とその吸収力が大関昇進の一つのカギになったとみている[16]

日本の生活に不慣れな様子は、陸奥の不安が的中した。ビーフジャーキーのような硬い肉しか食べることができず、野菜や魚は一切受け容れない。言葉も分からず、ホームシックになることもあった。一人夜空を見ながら故郷を思うこともあったが「両親への親孝行」を強く思い支えとした。500gのステーキを平らげた後にさらに300g追加するなど、努力も実り1年で20kgの増量に成功した[14]

2018年5月場所は、西幕下35枚目の地位で7戦全勝とし、自身初めての幕下優勝を果たす[17]。翌7月場所は十両目前の西幕下3枚目まで上がったが、最後の相撲で負け越して十両昇進を逃した[3]。西幕下筆頭となった2019年1月場所は、最初の相撲で十両力士と対戦して敗れるも、2番目から4連勝して勝ち越しを決め、十両昇進を確実な状況とした[18]。場所後の番付編成会議で、正式に3月場所での新十両昇進が決定した[19]。陸奥部屋からの新十両誕生は、2008年1月場所の霧の若以来、約11年ぶりのことだった[19]。入門当初、師匠から「関取になるまでモンゴルに帰るな」と命じられたが、その約束を果たした格好となった[20]

十両昇進から新三役まで[編集]

以降2019年は5場所十両に在位し、9月場所を除いて勝ち越しと良好な成績であった。12月5日の冬巡業うきは場所では9月に旧井筒部屋から移籍して部屋の横綱となった鶴竜とぶつかり稽古を行った。巡業では初めて鶴竜から胸を出してもらったといい「ビックリしました。目が合って、『俺が出すよ』と。やばい、と思って」。稽古後は、太ももが悲鳴をあげたと笑った[21]。12月24日の2020年1月場所番付発表によって新入幕が決定[22]。部屋からの新入幕は2008年5月場所の白馬以来[23]。モンゴルでは幕内の取組はテレビ中継されるが十両の取組は千秋楽以外は結果発表のみなので、新入幕会見で霧馬山は「これからは15日、毎日テレビで見られる」と家族を思いやるコメントをした。新入幕を掴んだ背景に食事稽古があり、それまで丼飯山盛り2杯が限界であったが2019年11月場所前から部屋の横綱鶴竜に3杯を完食することを指導され(鶴竜によると「3杯はあくまで通過点であり将来的には4杯食べられるようにならないと」とのこと)、食べ終わるまで鶴竜が見守った。場所入りまでに、体重は10kg増え140kgほどに増えた[24]。12月27日に時津風部屋へ出稽古に行き、平幕の正代宝富士豊山らと相撲を取って10勝9敗[25]。1月場所は中日まで4勝4敗と一進一退であったが、残りを全て勝って11勝4敗を記録。優勝争いに加わったことからこの場所は敢闘賞を受賞[26]

2020年9月場所、9日目の貴景勝戦で左肩を負傷し、10日目から休場となった[27][28]が、13日目から再出場し[29]、再出場後は3連勝した(9勝4敗2休で勝ち越しも決定)。

12月18日から23日かけて6日間、相撲教習所で行われた合同稽古では、初めて稽古場で相撲を取ることになった阿武咲と共に切磋琢磨した。この合同稽古では関取でただ2人、阿武咲と共に皆勤を果たした[30]

2021年3月場所7日目、幕内初顔から3連敗の相手であった朝乃山に送り出しで勝利した[31]。11日目、部屋の横綱の鶴竜の引退に対して「自分の取っている相撲を、もっと強くしていきたいと思います。本当に優しかった」とコメント[32]。この場所は13日目に負け越すも、残り2日間は連勝し、7勝8敗で場所を終えた。

新三役から大関昇進まで[編集]

2021年11月場所は新三役。陸奥部屋からの新三役は2010年7月場所の白馬以来で、モンゴル出身では2015年3月場所の照ノ富士玉鷲以来。外国出身力士としては2016年5月場所の魁聖以来[33]。会見では「入門した時に『横綱を目指したい』と言った。その前に順番があるんで。まずは関脇を目指したい」と宣言[34]

12月21日に相撲教習所で行われた合同稽古では25番取った豊昇龍に次ぐ23番の申し合いを行い精力的に動いた。それでも本人の見立てとしては「少ないな。まだまだ取りたいですね、40番ぐらいは取りたい」と貪欲な姿勢を示した[35]

2022年3月場所では、御嶽海に勝利し、新大関に初めて土をつけることとなった。この場所の優勝者である若隆景にも勝利するなど、存在感を見せ、新入幕以来の2桁勝利となる10勝5敗で場所を終えた。

5月場所では初日に白星を獲得するも、2日目から3連敗。しかしそこから12日目に4敗目を喫して事実上脱落するまでの間に渡って優勝争いに加わった。この場所は10勝5敗の好成績であったが、翌7月場所は三役から平幕に落ちた力士がいなかったため番付運に恵まれず僅か1枚上昇にとどまる東前頭筆頭の地位で土俵に上がることとなった。この場所で8勝7敗と勝ち越し、続く9月場所は西張出小結の地位が与えられた。この場所は正代と貴景勝の2大関を撃破し、9勝6敗の勝ち越し。場所後の9月下旬に両鼻の蓄膿を除去する手術を受けた。続く11月場所の出場は支障がなく「鼻が詰まって夜中に起きることもなくなった。自分は頭から当たる相撲だが、怖がらずにいきたい」と抱負を語った[36]

2023年1月場所は千秋楽の取組を待たずして技能賞を初受賞することが決定。12日目の大関貴景勝に勝った相撲などが技能相撲に値すると評価されたもので、三賞自体は新入幕で11勝を挙げた2020年1月場所の敢闘賞に続き2回目の受賞[37]。3月場所で新関脇となる東関脇に昇進。新関脇会見では「(豊昇龍より)先に(大関に)上がりたい気持ちはある」と力説した[38]。この場所は千秋楽まで優勝争いに加わり、千秋楽の取組結果を待たず自身2度目の技能賞を受賞[39]。千秋楽は2敗でトップに立つ大栄翔を本割の取組で突き落としに仕留めて3敗に並び、優勝決定戦では物言いの付く取り組みであったが軍配通り突き落としで勝ち、初の幕内優勝を果たした[40]。優勝した際の館内インタビューでは「勝ちと分かった瞬間、どこにいるか分からなかった」とコメント[41]。千秋楽一夜明け会見では前夜は「うれしすぎて、ご飯が入らなかった」と、祝杯もそこそこに喜びに浸っていたことを明かし、兄弟子であり部屋付きの鶴竜親方(元横綱)の引退相撲が控える中で「その時は『大関霧馬山』として出られれば」と、昇進への意欲を隠さず、堂々と話した。千秋楽の取組については「いつもは、見ると負けるからと、お母さんがテレビで取組を見ていないけど、昨日はお父さんも緊張して見ていなかったみたい」と語る[42]。一夜明け会見は40分余り行われたが、30分を過ぎた頃から終了までの間、霧馬山は大関昇進への抱負を熱弁していた。会見が40分に差しかかると「(次は)大関に上がって帰りたい」と、再び質問とは無関係に自ら「大関」の2文字を口にした[43]。5月場所は大関取りの場所となり、10勝すれば「3場所33勝」に到達する状況[12]。春巡業は当初右ふくらはぎの化膿により休場していたが、4月15日の藤沢場所から合流[44]。4月28日の成田場所での朝稽古の幕内申し合いで、最多の14番を取って、6連勝を含む11勝3敗。ライバルの豊昇龍に「熱くなっちゃった」と、特に闘志むき出しの激しい相撲で3戦全勝だった。5月場所の目標として「1日1番。まずは勝ち越し。次に2ケタ」と掲げた[45]。5月1日の番付発表会見では「今場所決めたい。やるしかない」「なかなかないチャンス。最後だと思っていきたい」と大関昇進に懸ける強い決意を語った[46]。佐渡ケ嶽審判部長の元関脇琴ノ若は「1回で決めてほしい。(9勝でなく2ケタ勝利が)そこが一番、大事だと思う。1ケタでなく2ケタ10勝以上の成績で千秋楽を迎えてほしい。『霧馬山強いね』『安定しているしいいね』となっていけば」と大関昇進の最低ラインとして10勝を求めた[47]。しかし場所では3日目の阿炎戦で逆転の引き落としに敗れ、早くも場所初黒星を喫する[48]。4日目時点で八角理事長は「昨日の負けが響いているようで、勝たなければいけないというプレッシャーがあったかな。もっともっと元気を出してほしい。(立ち合い変化は)考え方が消極的」と語り大関取りに関しても「あまりいい印象はないですね」と注文を付けた[49]。しかしその後は勝ち星を連ね、12日目に貴景勝を寄り切りで破り、昇進目安の3場所合計33勝に到達した[50]。大関昇進を決めたこの一番を見た八角理事長は「押されないというより(立ち合いで)当たり勝っている」と力を付けたことを認めるような発言をしていた[51]。この場所は千秋楽の取組結果を待たず、3場所連続で自身3度目の技能賞を獲得[52]。日本相撲協会は5月場所の千秋楽に当たる28日、大関昇進を諮る臨時理事会を31日に開催することを決めた[53]。5月31日、日本相撲協会は臨時理事会と番付編成会議を開いて霧馬山の大関昇進を決定した。昇進伝達式では、同じ時津風一門の伊勢ノ海理事(元幕内・北勝鬨)、枝川審判委員(元幕内・蒼樹山)を使者に迎え「大関の名を汚さぬよう今まで以上に稽古して頑張ります」と口上を述べた。伝達式後の会見では、師匠の四股名を受け継ぎ、「霧島」に改名することが明かされた[54]。引退相撲を控える自身との約束を守った弟弟子に鶴竜は「本人がよく頑張った。有言実行してチャンスを生かしたことは素晴らしい」と感慨深そうに言った[55]。師匠の陸奥は昇進伝達式の際の一問一答で「欲を言えば、早く私を超えてもらいたいのが一番です」と更なる奮起を望んでいた[56]

6月3日、鶴竜引退断髪披露大相撲では横綱土俵入りで太刀持ちを努め、この日から正式に「大関霧島」とアナウンスされた[57]。7日、故郷のドルノド県に凱旋帰郷した。コロナ禍で4年ぶりの帰省。霧島は「地元の皆さんが盛大に迎えてくれてうれしい」と喜んだ[58]

取り口[編集]

得意手は左四つ、寄り、投げ。投げは特に下手投げが得意。新入幕した頃に体重が増え、前まわしを引いて頭をつける攻めに迫力が増した[59]。基本的に廻しを取らないと勝ち味が薄く、新入幕からしばらくは相撲が大き過ぎることが弱点であった。

新入幕を果たした頃、部屋の横綱になっていた鶴竜からは「厳しい立ち合いをしていくことだ」と助言された[60]。鶴竜からは前褌を掴み相手の胸に頭を付け食らい付く取り口や、巻き替え、まわしを切る技を直々に教えてもらい、相撲の幅を広げた[8]

2020年9月場所前は師匠の取組動画を研究して磨いた吊り出しに意欲を見せた[61]

2021年5月場所の取組を見た10代錦戸は、廻しを取らせない考える相撲を評価した[62]

左前褌と浅く取った右上手を瞬時に引き付けて浮かせる相撲が霧馬山の理想の相撲の1つであり、2021年9月場所6日目に正代を力相撲にねじ伏せた一番はその好例である[63]

2021年9月場所中に花田虎上のコラムで、腰を引くモンゴル相撲の癖が抜けて腰を前に出す大相撲の基本ができていると評された[64]

2021年10月25日に相撲教習所で行われた合同稽古では再び吊りの研鑽に取り組んだ[65]

2021年11月場所前の新三役会見では、それほど持久力はないがどうしても長い相撲になってしまうと語っていた[34]。場所中は鶴竜親方から当たって前に出る時につま先立って上体だけで押しているため前に落ちやすい点をNHK大相撲解説の席で指摘された[66]

2021年は年間45勝中15勝を投げ手で挙げたが、これはこの年6場所幕内に在位した力士の中では最多の記録。モンゴル相撲や柔道の経験があり、モンゴル相撲で投げ手の感覚は掴んでいるようだが、幕下時代に投げを打った際に右膝を負傷したことがあるといい、それ以来は投げに慎重である[67]

2022年5月場所14日目の隆の勝戦では、四つに組んで勝負が長引くと思われたところ、焦って外掛けを仕掛けて自滅しており、北の富士からも強引な相撲運びを指摘された[68]

2022年7月場所中の北の富士のコラムでは、若隆景と共に動きの速い力士として名前を挙げられている[69]

新関脇昇進の際は、頭をつけて前まわしを引く、これまでも白星を積み上げてきた相撲に磨きをかける意向が示されていた。2023年2月は出稽古を重ね、同月9日から24日までの16日間のうち、数日間の休日を除き、ほとんど出稽古し、各場所前としては“自己最多”である。伊勢ヶ濱部屋では横綱・照ノ富士に胸を借り「このままじゃ大関は無理だぞ」と、奮闘を促された[38]

2023年3月場所中、花田虎上のコラムで土俵際での安易な外掛けと廻しを切るのが遅い点を指摘され、大関を目指す上では相撲が少し雑だと注文が付いた[70]。幕内優勝を果たしたこの場所の相撲については師匠の陸奥から「相撲が長くなるということは、まだ強くないということ」と指摘されている[7]

2023年3月場所から若い衆3人を縦一列に並べた一丁押しを稽古に取り入れている。他の部屋の力士たちから当初は「ギャグでしょ?」といぶかしがられる異例のメニューである[71]。同年5月場所前の5月2日の稽古ではそれを15本行った[72]。この稽古は大関昇進時点では余りの圧力に受け止める若い衆が「意識が飛んじゃう」「1人や2人では足が残せない」と音を上げるほどである[71]。同場所前、部屋付きの鶴竜親方から安易な投げを打たず、粘って腰を下ろして寄り切るよう指導された[73]

5月場所は序盤の5日間の相撲について、花田虎上から立合い変化や引いたり回り込んだりする相撲で大関昇進のための数字合わせに甘んじていると指摘された[74]。一方、大関昇進が決まった際は組んで良し、押して良しの相撲ぶりから「鶴竜2世」と絶賛する報道もあった[75]

元武蔵丸の武蔵川親方からは、大関昇進を確実にした際に、逃げ足や後ろに下がる動きで何とかする守りの相撲ではなく、攻めの相撲を取るべきだと注文を付けられ、内容は全然良くないと批判された[76]。また、元白鵬の宮城野親方は「もう1つ上の番付になるには、新大関は何でもできちゃうけど『こうなったら強い』という、1つの型を身に着けてほしい」とエールを送った[77]

巡業で大勢の関取衆の体を見てきたマッサージ師の邨中一馬は霧馬山のハムストリングスを評価しており、筋肉に柔軟性はないが弾力性、筋密度はトップクラスだと証言している[78]

エピソード[編集]

  • 2019年5月7日、師匠の陸奥を現役時代から支援していたNWIホールディングスから、イタリアのジュエリーブランド「MIMI」の図柄が描かれた化粧廻しを贈呈された。霧馬山の化粧廻しはこれで3本目[79]
  • 2020年1月8日、初場所に新入幕する霧馬山に、ネスレ日本は霧馬山がコーヒーを飲む図柄が刺繍された化粧まわしを贈呈した。2015年から陸奥部屋が同社のコーヒーマシンを設置していた縁である。同月8日から26日まで、ネスレ原宿は「陸奥部屋 ポリフェノールたっぷり ちゃんこ鍋セット」を期間限定で提供する。霧馬山が勝った翌日は半額で提供する[80][81]
  • モンゴル在住時代は血液型を知らず、2020年2月12日の力士や行司を対象とした協会の献血で初めてO型だと明らかになった。因みに参加した98人[82]の内半数以上が血液検査で不合格となる中、合格して献血の実施に至った[5]
  • 以前は好き嫌いが多かったが、鶴竜が部屋に移籍した2019年は納豆嫌いを克服するなど改善が見られた[83]
  • かつて日本語の勉強を兼ねて『テラスハウス』を観ていた[84]。因みに霧馬山の日本語力に関しては、日本語の上達が思わしくなく相撲教習所の落第を経験している程度であった。
  • 来日当初の霧馬山が最初に覚えた日本語は「ドラゴンボール」の次回予告のフレーズである「オッス、オラ悟空!」。突如、発した言葉で爆笑の渦に巻き込み、周囲と打ち解けるきっかけになった。当時兄弟子たちの命で日本語教育係を務めた元三段目・霧津羽左は最初自由時間が無くなるので嫌々担当したようなものであったが、寝床にひらがなシールを貼るなどの霧馬山の必死な姿に感化された[85]
  • 2023年5月場所前に部屋の元兄弟子からの暴力被害に遭っていたことを週刊誌に実名で告発し、世間からの注目が増した部屋の三段目・安西は、緊張感が高まる状況を察してか霧馬山から「お前悪くないんだから、堂々としていけ」と場所前に言われたことが救いになって平常心を取り戻した[86]
  • 2023年5月場所終了後に大関昇進が決まった時、師匠の陸奥親方が自身の現役時代の四股名である「霧島」を与えようと話を持ちかけたところ、本人からの返答は「それはいいです」だったという。この返答を聞いた陸奥親方は最初、四股名の改名を断られたものと思って落胆したが、本人は「それは良いです」という意味で喜んでいたのであった[87]

略歴[編集]

  • 2015年5月場所 - 初土俵
  • 2015年7月場所 - 序ノ口
  • 2015年9月場所 - 序二段
  • 2015年11月場所 - 三段目
  • 2016年1月場所 - 幕下
  • 2019年3月場所 - 新十両
  • 2020年1月場所 - 新入幕
  • 2021年11月場所 - 新小結
  • 2023年3月場所 - 新関脇
  • 2023年7月場所 - 新大関

主な成績[編集]

2023年5月場所終了現在

通算成績[編集]

2023年5月場所終了現在

  • 通算成績:307勝207敗15休(48場所)
  • 幕内成績:168勝130敗2休(20場所)
      • 三役成績:57勝33敗(6場所)
      • 三役勝率:.633
        • 関脇成績:23勝7敗(2場所)
        • 関脇勝率:.767
        • 小結成績:34勝26敗(4場所)
        • 小結勝率:.567
      • 前頭成績:111勝97敗2休(14場所)
      • 前頭勝率:.534
    • 十両成績:45勝30敗(5場所)
    • 十両勝率:.600
    • 幕下成績:60勝39敗13休(17場所)
    • 幕下勝率:.606
    • 三段目勝率:23勝5敗(4場所)
    • 三段目勝率:.821
    • 序二段勝率:6勝1敗(1場所)
    • 序二段勝率:.857
    • 序ノ口勝率:5勝2敗(1場所)
    • 序ノ口勝率:.714
  • 幕内連続2桁勝利記録:3場所(2023年1月場所 - 継続中)
  • 幕内優勝次点以上連続場所:2場所(2023年1月場所 - 2023年3月場所)
  • 新関脇優勝:史上4人目

各段在位場所数[編集]

2023年5月場所終了現在

  • 通算在位:48場所
    • 幕内在位:20場所
      • 三役在位:6場所
        • 関脇在位:2場所
        • 小結在位:4場所
      • 平幕在位:14場所
    • 十両在位:5場所
    • 幕下在位:17場所
    • 三段目在位:4場所
    • 序二段在位:1場所
    • 序ノ口在位:1場所

各段優勝[編集]

  • 幕内最高優勝:1回(2023年3月場所)
  • 幕下優勝:1回(2018年5月場所)
  • 三段目優勝:1回(2015年11月場所)

三賞・金星[編集]

  • 三賞:4回
    • 敢闘賞:1回(2020年1月場所)
    • 技能賞:3回(2023年1月場所、2023年3-5月場所)
  • 金星:なし

場所別成績[編集]

霧島 鐵力
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2015年
(平成27年)
x x (前相撲) 西序ノ口20枚目
5–2 
西序二段67枚目
6–1 
西三段目96枚目
優勝
7–0 
2016年
(平成28年)
西幕下59枚目
3–4 
東三段目13枚目
4–3 
東三段目3枚目
6–1 
西幕下30枚目
休場
0–0–7
東三段目11枚目
6–1 
東幕下35枚目
5–2 
2017年
(平成29年)
東幕下20枚目
5–2 
西幕下12枚目
3–4 
東幕下18枚目
6–1 
東幕下10枚目
3–4 
西幕下14枚目
0–1–6 
西幕下49枚目
6–1 
2018年
(平成30年)
西幕下21枚目
4–3 
東幕下16枚目
2–5 
西幕下35枚目
優勝
7–0 
西幕下3枚目
3–4 
東幕下6枚目
3–4 
西幕下12枚目
6–1 
2019年
(平成31年
/令和元年)
西幕下筆頭
4–3 
西十両14枚目
9–6 
西十両11枚目
8–7 
西十両9枚目
10–5 
西十両4枚目
7–8 
西十両5枚目
11–4[注 1] 
2020年
(令和2年)
東前頭17枚目
11–4
西前頭8枚目
9–6[注 2] 
感染症拡大
により中止
西前頭3枚目
6–9[注 3] 
東前頭5枚目
9–4–2[注 4] 
東前頭筆頭
3–12[注 3] 
2021年
(令和3年)
西前頭8枚目
8–7 
東前頭4枚目
7–8[注 3] 
東前頭4枚目
6–9[注 5] 
西前頭6枚目
9–6 
西前頭2枚目
9–6 
西小結
6–9 
2022年
(令和4年)
西前頭筆頭
6–9 
東前頭4枚目
10–5 
東前頭2枚目
10–5 
東前頭筆頭
8–7 
西小結2
9–6 
西小結
8–7 
2023年
(令和5年)
東小結
11–4
東関脇2
12–3[注 6]
東関脇
11–4
大関
 
x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

幕内対戦成績[編集]

力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
碧山 3 1 朝乃山 2 3(1) 阿炎 4 2 1 0
逸ノ城 4 4 宇良 4 2 遠藤 4 3 炎鵬 1 0
阿武咲 4 5 隠岐の海 6 4 魁聖 2 0 3 2
琴恵光 5 0 琴奨菊 1 0 琴ノ若 5 2 佐田の海 3 0
志摩ノ海 4 1 正代 5 10 松鳳山 1 0 大栄翔 9* 6
貴景勝 7(1) 8 隆の勝 1 8 髙安 4 6 宝富士 3 3
玉鷲 7 2 千代大龍 2 2 千代丸 2 0 照強 3 2
照ノ富士 0 10 德勝龍 0 2 栃煌山 1 1 栃ノ心 5 3
翔猿 5 6 錦木 2 0 錦富士 1 0 白鵬 0 1
平戸海 1 0 豊昇龍 6(1) 7 北青鵬 1 0 北勝富士 3 1
翠富士 4 1 妙義龍 4 0 明生 4 6 豊山 1 1
竜電 3 2 若隆景 7(1) 4 若元春 4 2

(カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数。太字は2023年5月場所終了現在、現役力士。)

合い口[編集]

いずれも2023年5月場所現在。

(以下は最高位が横綱・大関の現役力士)

  • 横綱・照ノ富士に10敗。照ノ富士の大関在位中は1敗。照ノ富士の横綱昇進後は7敗。
  • 大関・貴景勝に7勝8敗(うち不戦勝1)。直近では2023年5月場所で勝利している。
  • 元大関・髙安に4勝6敗。いずれも髙安の大関陥落後における成績である。
  • 元大関・朝乃山に2勝3敗(うち不戦敗1)。
  • 元大関・御嶽海に9勝6敗。御嶽海の大関在位中は2勝2敗。
  • 元大関・正代に5勝10敗。正代の大関昇進後は5勝6敗。直近では2022年11月場所で勝利している。

(以下は最高位が横綱・大関の引退力士)

  • 元横綱・白鵬に1敗。
  • 元大関・琴奨菊に大関陥落後に対戦して1勝。
  • 元大関・栃ノ心に5勝3敗。いずれも栃ノ心の大関陥落後における成績である。

改名歴[編集]

  • 霧馬山 鐵雄(きりばやま てつお)2015年5月場所 - 2023年5月場所
  • 霧島 鐵力(きりしま てつお)2023年7月場所 -

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 東龍・魁聖・勢と優勝決定戦
  2. ^ 無観客開催
  3. ^ a b c 東京開催
  4. ^ 左肩腱板(けんばん)損傷の疑いのため10日目から休場、13日目から再出場
  5. ^ 3日目まで無観客開催
  6. ^ 大栄翔と優勝決定戦

出典[編集]

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  6. ^ 【こんな人】霧馬山「馬で1日30キロ」遊牧民生活で培われた強い足腰とバランス感覚”. 日刊スポーツ (2023年3月27日). 2023年3月28日閲覧。
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  10. ^ a b 相撲』2015年6月号(夏場所総決算号)、ベースボール・マガジン社、2015年、115頁。 
  11. ^ 相撲』2015年12月号(九州場所総決算号)、ベースボール・マガジン社、2015年、93頁。 
  12. ^ a b 霧馬山、大逆転V 陸奥部屋初の優勝、そして部屋初の大関へ「目安」にあと10勝 日刊スポーツ 2023年3月27日10時41分 (2023年3月27日閲覧)
  13. ^ 相撲』2016年10月号(秋場所総決算号)、ベースボール・マガジン社、2016年、94頁。 
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  15. ^ a b 相撲』2017年10月号(秋場所総決算号)、ベースボール・マガジン社、2017年、82頁。 
  16. ^ (上)「言われたことはちゃんとやる」入門時、純粋さが力になった 産経新聞 2023/5/29 20:22 (文・宝田将志、2023年5月30日閲覧)
  17. ^ 相撲』2018年6月号(秋場所総決算号)、ベースボール・マガジン社、2018年、68頁。 
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]