雪国 (カクテル)

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雪国
Yukiguni cocktail.JPG
基本情報
種別 ショートドリンク
作成技法 シェイク
透明
グラス Cocktail Glass (Martini).svg   カクテル・グラス
アルコール度数
度数 25度以上
レシピの一例
ベース ウォッカ
装飾材料 グラニュー糖、ミントチェリー
装飾技法 スノースタイル
備考 川端康成の小説『雪国』が由来とあるが、諸説様々。
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雪国(ゆきぐに)は、ウォッカをベースとするカクテルであり、ショートドリンク(ショートカクテル)に分類される。

概要[編集]

川端康成の小説『雪国』のイメージを表現したカクテルで、山形県酒田市でバー・喫茶店ケルン(Kern)を経営している井山計一が考案し、1959年に発表した[1][2]

当時、壽屋(現・サントリー)はトリスバーという組織して日本全国に展開しており、トリスバーでは開高健編集の小冊子『洋酒天国』を配布していた。この『洋酒天国』にて創作カクテルコンテスト「ノーメル賞グランプリ」が公募されており、雪国は第3回ノーメル賞グランプリの入賞作である[2]。1959年10月に発行された『洋酒天国』40号では、全国のトリスバーでのアンケートから「1959年のカクテルベスト10」を掲載しているが、雪国は9位にランクインしている。

北方系の蒸留酒であるウォッカを使用し、グラスの縁は白砂糖をまぶすスノースタイル、全体の色も寒色系に仕上げるといったコンセプトの統一が図られている[2]

現在、井山の生涯とカクテル「雪国」誕生秘話を追ったドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」が制作中。2018年夏の公開予定。1926年生まれの井山は、カクテル考案から60年を経た現在も店に立ち、現時点での日本最高齢のバーテンダーでもある[3]

標準的なレシピ[編集]

作り方[編集]

  1. カクテル・グラス(容量90ml程度)の縁をレモンの切れ端などで湿らせ、平らに敷いたグラニュー糖にふせて付け、スノースタイルとする。
  2. ウォッカ、ホワイト・キュラソー、ライム・ジュースをシェイクする。
  3. スノースタイルにしたカクテル・グラスに注ぐ。
  4. グラスの底にチェリーを沈める。

備考[編集]

古いレシピでは、ウォッカ30ml、ホワイト・キュラソー30mlとなっているが、現在ではライムコーディアルをフレッシュライムのスクイーズしたものに変えたりした、ニュースタイルの雪国もある。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 井山計一 (初出年不明). “井山計一のホームページ 雪国”. 2008年2月20日閲覧。
  2. ^ a b c 福西英三 『カクテル教室』 保育社1996年、93頁。ISBN 978-4586508877
  3. ^ 『山形)日本最高齢バーテンダー、ドキュメンタリー映画に』朝日新聞2018年5月29日